貿易と製造業の都市、横浜。「平均年収は東京並み」と言われる実態は?正社員求人動向は?

関東ナンバー2の産業都市であり、自然も豊かな横浜市。

あなたは、横浜で働きたいと思ったことはありますか?

東京まで行くガッツはないけど、横浜なら働きやすそうだしそこそこ都会で住みやすそうだな
横浜周辺で一人暮らしをすれば、週末は海や山にも出かけられるかも!

横浜は、東京よりも住みやすい街でありながら、平均年収は東京に次いでナンバー2の「439万円」!横浜での転職に成功すれば、海や山に触れられる暮らしと、豊かな生活の両立ができると言っても過言ではないでしょう。

この記事では、主に、

  1. 横浜での転職にあたり、押さえておきたい「基本」
  2. 横浜の転職で、押さえておきたいポイント
  3. 横浜の転職で、味方につけておきたいプロ~転職エージェントサービス~

この3つについてお伝えします!

1. 横浜の労働市場―基礎知識―

1-1 横浜の労働市場の歴史をサクッと抑えよう

大都市東京に接する横浜市。横浜エリアでは、どのように産業が発展してきたのでしょうか?その歴史を簡単に振り返りましょう

転職と、町の歴史。一見関係ないように思えるけど…?
横浜は、東京や大阪など、全国ナンバー1、2の地域とは異なり、「歴史から培われた傾向」があるんです。
この特徴を見ていくと、横浜で狙うべき仕事がわかってくるのです……

横浜の歴史

日本屈指の港湾都市横浜は、1853年のペリー来航をきっかけに開港しました。日本の玄関口として欧米諸国の人々や西洋美術や浮世絵をはじめとした国内外の文化が行き交う、国際交流が盛んな場に成長し、合わせて造船や製鉄業も発達。1872年には新橋-横浜(現在の桜木町)間で電車が開通しました。

戦前期にかけては製造業で成功し、工場が次々と立ち並びました。隣接する東京都に労働者を送り込むベッドタウンの側面を持つ一方で、工場で働く人のための社宅建設や大規模住宅開発、娯楽施設など工業都市としても発達しています。

満州事変以降、日本が戦争に突入して以降は造船・製鉄の技術や立ち並んだ工場施設、横浜の港といった必要な条件が揃っていたことで横須賀や相模原を中心に軍の拠点のひとつに。大戦後には連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)が置かれ、その軍事拠点にもなりました。

短い期間でしたが、GHQは一時的に横浜に置かれていたんですよ

横浜が現在のかたちに発展したのは1960年代から1970年代のこと。当時市長だった飛鳥田一雄が「みなとみらい21をはじめとする都心部強化」「横浜市営地下鉄の開通」「港北ニュータウンの建設」「金沢地先埋立事業」など6つの事業を立ち上げ実行しました。

横浜港の開港から高度成長期に至るまで、横浜の産業を支えたのは京浜工業地帯を中心とした製造業と貿易業です。海に面している地形を活かし、日本を代表する大企業(東芝、IHI、日立、JFEエンジニアリング等)が工場を構えています。輸出入貨物の取り扱い件数で、全国有数の規模を誇る横浜税関もあります。

他県と比べて製造業の比率は高いものの、現在は金融、保険、卸売り、小売、サービス業、情報通信業などの第三次産業が中心となっている。また、高度経済成長期に京浜工業地帯などで働いていた層が高齢期を迎えることもあり、医療・介護事業の伸びも他県より大きいです。

横浜の産業の歴史は大体わかりました。
最近の転職&労働市場はどうなっているんだろう?

1-2 事業所数、労働者数ともに伸びを見せる、全国3位規模、関東圏ではナンバー2の都市


(引用元:経済センサス
総務省の調査によると、横浜市を含む神奈川県では、事業所数、従業員数ともに伸びを見せており、東京、大阪に次ぎ、名古屋市と全国3位を争う規模の産業都市なのがわかります。アップルの最先端技術研究所「Apple YTC」が綱島に設立されたことも記憶に新しいでしょうか。


(引用元:経済センサス

また大阪、名古屋と比べると、大都市東京との距離が近いのも特徴です。

東京と近いのにはメリットがあります。クライアントとの行き来や、東京本社、営業所との連携もしやすいこと。インターネット社会とはいえ、直接対面で仕事ができるのは大きな強みです。つまり、地方都市にいながら、東京のやり方を吸収できるのが、横浜で働くメリットといえるでしょう。

 

なるほど、全国規模で見ても、大都市であるのに加え、東京と行き来しやすいのがメリットなんだな

1-3 大企業が本社・支社・工場を置く横浜

横浜には、多くの事業所があることがあり、数も増えていることがわかりました。
それでは、このうち、本社を置く企業はどのくらいあるのでしょうか?統計で見てみましょう。


(引用元:東京都総務局

総務省の調査によると、全国にある企業のうち、5.5%が、横浜を含む神奈川県に本社を置いています。東京、大阪、愛知に続いて全国4位です。

横浜市を代表する企業を3社お伝えします。

日産自動車
・1933年、ダットサンの製造を中心とした自動車会社として横浜にて創業。その後、都内に本社を移すものの、2009年に招致に応えて創業の地、横浜にグローバル本社を移転した。
・創業当初からの武器は「技術の日産」と称される先端技術へのアンテナの高さと高い性能。昨今は自動運転技術の開発にいち早く取り組んでおり、EV車の販売にも強みを持つ。
・また中国市場で日系企業1位のシェアを持っているのも強み。
日揮
・石油精製・LNG・石油化学などを中心に、大規模プラントなどの設計・調達・建設を行うエンジニアリング会社の最大手。
・海外事業が売上の8割を占めるグローバルな会社で、世界80か国、20,000件以上の開発実績を持つ。1997年に横浜に本社を移転した。
横浜銀行
・地域住民からは「はまぎん」の愛称で親しまれる、日本最大の地方銀行。
・神奈川県内に512店舗の支店を抱えるのみならず東京にも68の支店を抱えている。地方銀行ながらも準メガバンク級の体力を持ち、それを活かしたオーソドックスな商品・サービスが好感を集めている。
・また、地域密着を掲げている一方で、地銀最大手の体力を活かしてグローバル展開を行っており、ニューヨークやロンドン、上海などにも支店を抱えている。

大手企業の周りには、関連企業が居を構えます。つまり、本社勤務が目指せるほか、大企業の安定した経営基盤のもと、安定した働き方ができる可能性があるということ。
そのためにも、仕事選びを慎重に進めたほうが良いでしょう。

横浜の労働市場は大体つかめました。
実際の求人数はどれくらいあるんだろう?

1-4 有効求人倍率は、1.48倍!良いポジションは奪い合い

実際に求人を出している会社はどれくらいあるのでしょうか?

毎月ニュースで報じられるので、ご存じの方も多いかもしれませんが、厚生労働省の「職業安定業務統計」によると、平成30年(2018年)の横浜の有効求人倍率は、1.48倍。


(引用元:横浜市主要経済指標(失業率・有効求人倍率)

有効求人倍率とは、企業からの求人数(有効求人数)を、公共職業安定所(ハローワーク)に登録している求職者(有効求職者数)で割った値です。

有効求人倍率1.48倍とは、求職者1人につき、1.48件の求人数があるという意味ですよ

平成30年度の、全国平均の有効求人倍率が1.62倍ですので、全国よりもやや低い数字と言えます。人気エリアなので、仕事も見つかりにくいのでしょうか。さらに、良い待遇の求人を見つけるのは、やや険しい道のりかもしれません。

横浜で希望通りの転職を目指すためには、具体的にどのように行動していけば良いのでしょうか?

(実際に、理想の働き方や職場に巡り合うためには、転職のプロの力を借りるのが手っ取り早いのですが、後半で詳しくお伝えしますね!

2. 横浜の転職で、押さえておきたいポイント7個

2-1 いい求人は競争率が高いと知る

上記でお伝えしましたが、「横浜の収入は東京水準」でありながら、「有効求人倍率は全国平均以下」。ここから、待遇の良い仕事は競争率が高いのをおわかりいただけると思います。

そのため、良い求人に出会うのは、「諦める必要はないが楽でもない」のを知りましょう。場合によっては、求人情報誌や、転職サイトだけではなく、転職のプロの力を借りた方が、効率よく転職できるかもしれませんね。(その方法は後ほどお伝えします)

2-2 英語が得意な方は、外資系企業にチャンスあり

横浜市は、2016年(平成28年度)に市内へ20企業を誘致し、横浜市内に本社や事業を移転する企業には、最大で2,000万円の助成金を交付する事業を行いました。

横浜市の発表によれば、この20社のうち、5社は外資系とのこと(出典元:横浜市記者発表資料
。外資系企業が集まっているのがおわかりいただけると思います。

また、みなとみらいには、Great Place To Work(R) Institute Japanが発表した2016年から2019年版の日本における「働きがいのある会社」ランキングにトップとして選出されたZOHO社もあります。

綱島にあるAppleのYTCでも、英語のできるエンジニア求人が定期的に出ています。


(引用元:https://www.apple.com/jobs/jp/

このことから、横浜には外資系企業が多く集まっており、英語のできる人材は重宝されると言えるでしょう。

2-3 製造業、貿易業はねらい目(しかしレガシーな文化でもある)

冒頭でお伝えした通り、横浜の歴史的に、製造業や貿易業が盛んです。関内・馬車道エリアにある横浜税関は、全国有数の規模を誇っており、情報交換や勉強会も活発に行われています。海沿いのエリア(磯子区や鶴見区)には、東芝、IHI、JFE、三菱重工など日本を代表する企業が事業所や工場を構えています。

雇用基盤の安定した、日系会社で働きたい方は、製造業や貿易業がねらい目でしょう。転職エージェントに登録すれば、大手企業を紹介してもらえることも稀にあります。

ただしこういった会社では、古き良き日本の伝統文化が形成されており、柔軟な働き方を目指したい方は、やや窮屈に感じるかもしれません。働き始める際は、労働条件や働く環境の確認を前もってしておくのがコツです。

2-4大手企業の関連会社もGood◎

前項では、大手企業が事業所、工場を構えているのをお伝えしました。
しかし、大手企業は競争率も高く、入りにくい印象がありますよね。そこでおすすめなのは、大手企業の関連会社で働く道です。

大手企業の関連会社(子会社)は、大手企業の経営基盤のもと、雇用環境が安定しています。しかも、本体ほどは競争率が高くない傾向があります。そのため入りやすさと働きやすさを両立しやすいのが特徴です。

2-5 事務系は、派遣求人が多いのを理解しておく。穴場は「資材調達」

横浜は、貿易業が盛んなので、貿易事務などの事務系求人を目指したい方も多いかもしれません。ただ、ひとつお伝えしておくと、横浜の事務求人は、派遣スタッフ求人の割合が多いです。

横浜市の貿易事務の時給相場は、最低1,000円~最高2,000円のレンジです。未経験の方は低い時給からスタートすることになりますが、貿易実務は覚えることが山ほどあるのに、時給1,000円かぁ…という感じもします。しかも派遣の場合、一度その時給から入ると、給与交渉も大変です。

事務職を目指す方は。最初から必ず正社員で入るようにしましょう。狭き門かもしれませんが、頑張りどころです!

もし事務系を目指す場合、「資材調達」が穴場です。資材調達は中堅以上のメーカーや、卸売業にあるポジションで、仕入先と納期、価格、品質などの交渉をする仕事です。

任される仕事にもよりますが、どちらかというと内勤中心(事務作業)でありながら、交渉を含めた取引先とのお付き合いなどが学べるのが良いところ。OAスキルも活かせる良い仕事と言えるでしょう。

2-6 エリア情報を把握しておく

横浜には、商業、工業都市として栄えているエリアに一定の傾向があります。今後の通勤や生活を考えると、エリアごとの傾向や、交通手段、そして一人暮らしをするのであれば、住む場所を検討しておくと良いでしょう。

【エリアの傾向】

  • 湾港都市だけあって、横浜市のビジネス街にあたる場所は横浜港周辺が中心。横浜駅周辺、みなとみらい、関内あたりが挙げられる。
  • 横浜港から少し離れるが、新横浜にもオフィス街がある。
  • 横浜市と隣接する神奈川県もうひとつの政令指定都市である川崎は製造業の工場が立ち並ぶ工業都市として知られている。

横浜駅周辺エリア

乗り入れ路線:
JR東海道本線、東急東横線 、横浜高速鉄道みなとみらい線、京急本線、相鉄本線、横浜市営地下鉄ブルーライン
  • 1日平均約230万人、年間約8億人が乗降車する日本でも最大規模のターミナル駅。
  • 横浜駅が生まれる前は決して盛り場とは言えない入り江だったが、日本発の鉄道が新橋から横浜まで開通(場所は現在の桜木町駅)。
  • 戦後の再開発により西口、東口の順番で駅前が整備。単身者向けのベッドタウンから関東地区のビジネス・商業の中心地へと変貌を遂げた。
  • 「工事が終わらない駅」「日本のサグラダ・ファミリア」と揶揄されることもあるように、常に駅舎内のどこかで工事が行われていたが、駅構内の開発の妨げとなっていた西口地下通路の馬の背が2019年に解消。
  • 現在は横浜市民に長らく望まれていた駅の再開発が急ピッチで進められており、2020年には西口の駅ビルが完成予定。東口も横浜中央郵便局を中心とした「ステーションオアシス地区」構想を立ち上げている。

みなとみらい駅周辺エリア

「横浜都心」に設定されている重要地区。駅の開通自体は2004年と日が浅いものの、クイーンズスクエア、横浜ランドマークタワーと現在の横浜を代表する高層ビルにアクセスしており、日揮の本社や横浜銀行の本店をはじめ、県内外の数多くの企業が本社・支店を構えている。外資系企業が多いのも特徴。

関内駅周辺エリア

みなとみらいと同じく「横浜都心」のひとつ。こちらは伝統的な横浜とも言い換えられる街で、中華街や大さん橋埠頭など異国情緒に満ちた横浜屈指の観光地としての顔を持つ。プロ野球シーズンは、DeNAベイスターズファンでにぎわう

新横浜駅周辺エリア

上記の地域から少し離れた場所にあるのが新横浜。横浜ではこの駅に新幹線が通っており、近隣には日産スタジアムがある。

横浜エリア周辺への通勤におすすめの駅

・保土ヶ谷駅(1K:50,000円)
横浜駅まではJR横須賀線、湘南新宿ラインの2つの路線を使って約3分とアクセスが魅力。家賃相場があまり高くないのが特徴で、駅前にスーパーが5つあるなど利便性も高い。内科の病院は11施設、幼稚園・保育園は7施設あるなど単身者から家族連れまで幅広い層におすすめできる駅。

2-7 転職のプロの力を借りる

ここまでお伝えしたように、横浜の転職や労働市場にはややクセがあり、攻略するにはテクニックが必要です。東京に近い地の利を活かしながら、良い仕事に就くためには、「いかに短い期間で、良い仕事に出会えるかがキモになるでしょう。

3. 転職のプロの力を借りる -横浜の転職エージェントについて-

横浜で転職を目指す方におすすめの転職サービスといえば、転職エージェントの存在です

転職エージェントって?

転職エージェントは、仕事を探している方と、働きたい人を探している企業の橋渡しをするサービスです。一度登録すると、キャリアカウンセリング、求人紹介、履歴書の添削、面接サポートなど、転職に必要なサポートをすべて無料で受けられます。

横浜で面談できる転職エージェントは?

多くの転職エージェントは、東京に大きな拠点を設けていますが、横浜にも拠点を設けているエージェントもあります(特に大手)。ただ都合が合わない場合は、電話面談なども検討してもらえるので、まずは気軽に面談を申し込んでみると良いでしょう。

本当に無料なの?どうして無料なの?

転職エージェントサービスは、人材を紹介した「成功報酬」を企業側から受け取ることで、売上を上げています。そのため、転職希望者側には、一切費用がかからず、手厚いサポートを受けて転職することができちゃうんです!

横浜の転職希望者が転職エージェントを活用するメリット

横浜での転職を目指す方が、転職エージェントを活用するメリットは、2つあります。

(1)「転職エージェントは、大手企業&優良企業の案件を握っている」

転職エージェントは、大手&優良企業を多く握っており、求職者の経歴に合わせて、おすすめの求人をピックアップしてくれます。

(2)「希望を丁寧にヒアリングしてくれる」

これまでお伝えしてきたように、どんな仕事でもある東京と比べて、横浜の転職案件にはややクセがあります(外資系企業がある、事務系は派遣が多い、大手企業の求人は表に出てこない 等)
あなたの希望条件と、地域の傾向を上手にマッチングさせて、転職活動を進めるのはやや骨の折れる作業です。

しかし転職エージェントは、転職に成功した人も失敗した人も多く見てきているので、あなたの希望を丁寧にヒアリングして、より希望に合った求人を提案してくれます。自力で頑張る場合と比べて、スムーズに進めやすくなるのは間違いありませんね。

おすすめの転職エージェント

リクルートエージェント


リクルートエージェントは、株式会社リクルートキャリアが運営する日本最大級の転職エージェントです。横浜でリクルートエージェントを利用するメリットは、大手企業ならではのネットワークで、横浜では貴重な大手&優良求人を持っていること。第二新卒からハイキャリア(30代、40代)の採用に対応できることです。また、ただのスキルマッチではなく、「家庭環境」や「希望する働き方」も丁寧にヒアリングしながら転職をサポートしてくれるのもありがたいところ。

もしも転職エージェントで迷ったら、一度はリクルートエージェントを利用してみるのをおすすめ致します。

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まとめ

横浜を攻略しよう

今回は、横浜への転職を目指すあなたに向けて、横浜の転職の基礎知識や、地域のクセ、そして頼れるプロの転職エージェントの存在についてお伝えしました。横浜など中~大規模な地方都市の転職は、プロによるアドバイスと応援で、可能性が開けます。プロの力も活用して、ぜひ、良い企業と出会えるよう動いてみてくださいね。

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