転職サイトと転職エージェントの違いを比較。おすすめサービスは人によって違います。


ライター:tomomi

転職活動を始めるときに、「転職サイト」と「転職エージェント」のどちらを利用すれば良いのか迷ってしまう人も多いでしょう。そもそも、両者のはっきりとした違いを理解している人も少ないかもしれません。

かんたんに言ってしまえば両者の違いは、求職者一人ひとりに対して担当者が付くか否かですが、この違いを転職活動に合わせて使い分けることがポイントです。

この記事では、転職サイトと転職エージェントの違いやそれぞれの特徴、どんな人におすすめなのかをご紹介します。

 

「転職サイト」と「転職エージェント」の違いとは?

転職サイト」と「転職エージェント」の最大の違いは、冒頭でも述べた通り、転職情報に詳しい担当者が付いてくれるか否かです。転職サイトでは、Webサイトを活用して自分で求人を探し、自分で応募する流れとなっています。一方、転職エージェントでは一人ひとりに専任の担当者が付き、転職に関するさまざまなアドバイスを受けることが可能です。どちらも無料で利用できます。

一見、「両方無料なら、サポート内容が手厚くて、転職成功率も高そうな転職エージェントが良いのでは?」と考える人も多いでしょう。

しかし、両者にはそれぞれ一長一短があります。人によっては、転職エージェントの丁寧なサポート内容を面倒に感じる人も珍しくありません。

また、両者とも保有している求人数は膨大ですが、自分の目で見られる求人数は圧倒的に転職サイトの方が多くあります。なぜなら、転職エージェントでは求職者とカウンセリングなどをおこなった結果をもとに、求職者にあった求人のみを紹介してくれるためです。

このように、転職サイトと転職エージェントでは大きな違いがあります。そのため、一人ひとりが自分にあった転職支援サービスを選ぶことが、転職成功率を高める鍵です。

転職サイトの特徴

国内の転職サイトは、現状では「リクナビNEXT」一強です。これは、リクナビNEXTの知名度が関係しています。転職サイトと言ったらリクナビNEXTと言われるほどに高い知名度があり、その結果、利用者数も他のサイトよりも多いです。公式HPによると、転職者の約8割が利用しています

利用者数が多いということは、企業もリクナビNEXTに求人を公開することで、より多くの求職者と出会うことができますよね。このようなサイクルがあり、公開求人のほとんどがリクナビNEXTに集まるのです。

それでは、リクナビNEXTを含めた転職サイト全般の特徴についてご紹介します。

自分のペースで進行できるため気軽に活動できる

転職サイトの最大の特徴といえば、自分のペースで転職活動を進行できるところです。冒頭でも述べた通り、転職サイトは「自分で求人を見つけて、自分で応募」します。転職エージェントのように打ち合わせや面接はなく、各自で気軽にいつでも始められるのがポイントです。

さらに、自分で進めるため、転職期間を短くも長くもできます。例えば、何らかの理由ですぐに転職したいという人は、求人を探してすぐに応募することが可能です。反対に、「良い求人があったら転職したいな」と気長に考えている人は、休日に少し求人を探してみる程度のペースで進められます。

このように、自分でペース配分を考えられるところが転職サイトの特徴です。

転職サイトに会員登録するだけで転職活動が始められる

転職サイトは、会員登録をするだけで転職活動を簡単に始めることができます。リクナビNEXTをはじめとした多くの転職サイトでは、「メールアドレス」と「自分のプロフィール」などを入力します。

この会員登録さえ終わってしまえば、ログインしてすぐに求人検索が可能です。転職サイトによっては、会員登録時に入力したプロフィールなどに合わせて、おすすめの求人をピックアップしてくれる機能もあります。

「がっつりと転職活動を始めるのではなく、どのような求人あるのかをちょっとだけ見てみたいな」という人は転職サイトを利用すると良いでしょう。

掲載求人を自由に見て、何社でも応募が可能

前述の通り、転職サイトは自分で自由に求人検索ができます。そして、気になる求人には「何社でも応募が可能」です。

転職エージェントの場合は、担当アドバイザーが厳選した、求職者の経歴や希望とマッチ度が高い求人のみを紹介されるため、あまりにもかけ離れた求人には応募できないし知ることもできません。

しかし、転職サイトでは応募する企業数に制限はなく、自分で気になった求人を見つけたらすぐに応募できます。

自己分析や企業研究など、すべてを自分でおこなう必要がある

転職サイトのデメリットを1点挙げるならば、転職活動の内、一番めんどうで時間がかかる、

  • 自己分析
  • 企業研究
  • 履歴書、職務経歴書の作成やチェック

などの工程を自分でおこなう必要があることです。

もしも転職エージェントを利用していれば、自己分析から一緒になって手伝ってくれます。また、応募する企業の特徴や社風、人材募集の背景などの詳細な情報も教えてもらえるため、企業研究が苦手な人も心強いと感じるはずです。

これに対して、転職サイトを利用する場合には、自己分析や企業研究などのアドバイスをくれる担当者がいないため、自分自身ですすめる必要があります。

転職サイトのまとめ

転職エージェントの特徴

今度は、リクルートエージェントマイナビエージェントなどの転職エージェントの特徴をご紹介しましょう。

一人ひとりに担当者がついてアドバイスをくれる

冒頭でも述べた通り、転職エージェントでは求職者一人ひとりに対して、転職市場に詳しい担当者が付いてアドバイスを受けられます。この担当者は、利用する転職エージェントによって呼び方が異なります。例えば「キャリアアドバイザー」や「転職コンサルタント」などです。

担当者は自分の強みや特性を見極めることや、社風や労働環境などの詳細な企業情報を教えてくれます。

転職のプロの視点でアドバイスを受けられるため、転職サイトのみを利用した場合と比べると転職成功率は高いです。

非公開求人を紹介してもらえる

転職サイトとは違い、転職エージェントでは「非公開求人」を保有しています。非公開求人とは、企業の公式HPや転職サイトには一般公開されていない求人のことです。

非公開求人を確認するメリットを見てみましょう。

  • 大手企業や有名企業の求人が見つかる
  • 幹部候補クラスなどの優良求人も多い
  • より自分にあった求人が見つかる

まず、大手企業や有名企業は、求人を一般公開すると応募が殺到してしまい選考に時間がかかることや競合企業に新規事業の情報が漏洩することを懸念して、転職エージェントにの非公開求人としての募集を依頼することがあります。非公開求人として依頼すれば、転職エージェントからのお墨付きの人材を選考するだけで、優秀な人材と出会えるからです。

また、非公開求人のなかには、幹部候補などのハイクラス求人や専門的なスキルを求める求人も多数あります。マネジメント経験がある人は、キャリアアップを狙って非公開求人を確認してみるのも一つの手段です。

書類や面接の対策をおこなってくれる

転職エージェントでは、転職活動に欠かせない履歴書や職務経歴書などの書類(レジュメとも言う)や、面接の対策などもおこなっています。

レジュメの書き方自体は、インターネットを使って個人で調べることもできます。しかし、最終的には第三者に一度読んでもらい、「読みやすく仕上がっているか」などを確認してもらうことが大切です。

また、面接の対策ですが、応募する企業によって質問内容の傾向が異なります。「この企業はこう言った質問が多いから対策をしておくべき」などのアドバイスは、転職エージェントだからこその対策です。

こうした、書類や面接の対策をおこなってくれるため、一人で転職活動をすることに不安を感じている人は利用すべきサービスだと言えるでしょう。

直接面談や電話・メールでの打ち合わせがある

転職エージェントのデメリットを挙げるとするならば、直接面談や電話・メールでの打ち合わせがあることです。もちろん、直接話すことで自分が希望する細かい条件などを伝えることができます。また、転職エージェント側も、求職者と実際に対面することで雰囲気や性格を把握し、おすすめの求人を紹介することが可能です。

しかし、現在の職場が激務でなかなかプライベートな時間がとりにくいという人にとっては、転職エージェントとのやり取りが面倒に感じる人も多いでしょう。

そのため、転職に関するサポートが手厚いことや自分の要望を伝えやすいことはメリットですが、自分のペースでゆっくり転職活動を進めたい人にはおすすめできません。

希望と違う求人を押し付けられたり、担当と話が噛み合わなかったりすることがある

せっかく転職エージェントと面談しても、話が噛み合わないととてもストレスです。
交通費もかかりますし、貴重な時間を無駄にしたような、なんともいえない気分になります。

なぜこのようなことが起こってしまうかというと、
転職エージェントはあなたを企業に合格させることによって成功報酬として(企業側から)お金を受け取る仕組みだからです。

この報酬は一般的に年収の20~35%相当と高額です。そのためエージェント担当者の中には稀に「なんとかして合格しやすい企業に応募するようにしむけよう」という人もいるのです。

このようなことを避けるために、気をつけて欲しいことがあります。それはあなたの職種や境遇に合ったエージェントを選ぶことです。

例えばエンジニアならIT業界のことを知らないエージェントとはうまく意思疎通できません。第二新卒で経験が浅いのに、ハイクラス向けのエージェントに合ってしまうとひどく条件の悪い案件を押し付けられることもあります。

転職エージェントのまとめ

エージェントはたくさんあるので、各サービスの特徴を理解して自分に合ったものを選ぶようにしてください。
※転職Doでは数ある転職サービスからあなたにピッタリのサイトを選ぶ診断ツールをご用意しています。

ツールへのアクセス方法

あなたにおすすめサービスはどっち?

転職サイトと転職エージェント、それぞれの特徴がわかったところで、あなたにおすすめの転職支援サービスはどちらなのかを検討しましょう。

自分のペースで転職したい人は「転職サイト」

自分のペースでゆっくりと転職活動を進めていきたい人は、「転職サイト」がおすすめです。

繰り返しになりますが、転職サイトでは、転職エージェントのように担当者との面談や連絡を取りあうことがありません。担当者と直接面談するということは、転職エージェントの会社まで一度足を運ぶ必要があるということです。転職エージェントによっては、電話やメールだけのやり取りもありますが、やはり手間に感じてしまうこともあるでしょう。

ただし、自分のペースで転職活動したい人でも、国内の大手企業狙いの方には転職サイトはおすすめできません。なぜなら、国内の大手企業は新規事業の情報が発表前に流出することを嫌うからです。

例えば、新規事業を立ち上げる際に新しいメンバーを募るために求人を出すとします。そこで、転職サイトで求人を一般公開してしまうと「この企業は新しく事業を立ち上げるんだ」などとライバル企業に情報が漏れてしまいます。このような情報流出を防ぐためにも、大手企業は転職エージェントの非公開求人を使うことが多いのです。

こうした理由から、国内の大手企業を狙っている人は必ず転職エージェントを利用しましょう。それ以外で、ゆっくり転職活動したい人は「転職サイト」がおすすめです。

手厚いサポートを受けたい人は「転職エージェント」

はじめての転職で一人では不安…」と感じている人は、「転職エージェント」がおすすめです。

前述の通り、転職エージェントでは一人ひとりに転職のプロである担当者が付き、自分にあった求人を紹介してくれます。さらに、自己分析や企業研究、書類や面接対策などもおこなってくれる求職者の心強い味方です。

サポートが手厚いため転職に不安がある人にもおすすめですが、ハイクラスな求人を狙ってキャリアアップしたい人にもおすすめします。なぜなら、転職エージェントでは非公開求人を数多く保有しているからです。

転職エージェントをうまく活用して、自分のキャリアを磨きましょう。

大手外資狙いなら転職サイトでもエージェントでもない、「レジュメバンク」を利用するのが近道

大手の外資系企業に転職したい人は、これまでご紹介してきたような転職サイトや一般的な転職エージェントではなく、「レジュメバンク」と呼ばれるスカウトサービス専門の転職エージェントを活用しましょう。国内のレジュメバンクは、おもに「ビズリーチ」や「doda」の2社が有力です。

レジュメバンクをおすすめする理由は、大手外資が米国流の採用手法である「ダイレクトソーシング」にこだわりを持っているからです。

日本でおこなわれている多くの採用活動は、求職者が求人を検索して応募してくることを待っている受動的なものだと言われています。一方、ダイレクトソーシングとは「攻めの採用」とも言われており、企業側からレジュメをもとに求職者をスカウトする採用方法です。

Salesforce、Amazon、Oracleなどの日本法人はいずれもダイレクトソーシングを重視しています。

このようなダイレクトソーシングにこだわっている大手外資は、転職サイトも転職エージェントも利用しません。大手外資の面接を受けるためには、それぞれの企業に所属する「リクルーター」と呼ばれるスカウト担当者の目に留まる必要があります。

つまり、大手外資狙いの人はレジュメバンクに登録して、リクルーターの目に留まるようなレジュメを完成させることが重要です。

そこで、レジュメバンクでの職務経歴書を書くときに注意するポイントをご紹介します。

レジュメバンクでの職務経歴書のポイント

リクルーターに注目されるような職務経歴書を書くポイントは以下の通りです。

  • 5W1H(だれが、いつ、どこで、なにを、なぜ、どのように)を意識して具体的に書く
  • アピールポイントを書くときは分かりやすさ・読みやすさを重視する

職務経歴書を書くにあたって、5W1Hを意識することやアピールポイントを分かりやすくことは非常に重要です。

文章に具体性を出すと、リクルーターが職務経歴書を読んだときにイメージしやすくなります。イメージがしやすいということは、採用したらどのように活躍してくれるのかを想像することができるのです。「この人に会ってみたいな」と思わせるように具体的に書き込みましょう。

また、アピールしたいポイントが多い人は、すべてを盛り込んで長文になってしまうこともあるでしょう。しかし、長文になってしまうと読みにくい見た目になってしまいます。箇条書きを活用するなどして、分かりやすさや読みやすさを重視してください。

まとめ:自分にあった転職支援サービスを使おう

この記事では、転職サイトと転職エージェントの違いや特徴について深く解説しました。両者の決定的な違いは、転職のプロである担当者が一人ひとりに付いて転職に関するサポートをしてくれるか否かです。

最近の転職サイトでは、独自の自己分析ツールや転職のノウハウをまとめたコンテンツなどを提供しています。それでも、転職市場に詳しい担当者から実際に話が聞けることは心強いと感じる人が多いでしょう。

ぜひ自分にあった転職支援サービスを見つけて、転職活動をスムーズに進めてくださいね。

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