なるべく避けたい!転職エージェントとのトラブルとは?


ライター:中村めぐみ

転職エージェントがむかつく!合わない!担当者の見極め&おすすめの対処法 」では、キャリアコンサルタントに対して、「むかつく、合わない」と思ってしまったときの具体的な対応についてまとめました。

今回は感情面以外で、トラブルに発展してしまうケースについてお伝えします。

 

結論:どうしようもないトラブルは、内定と入社が絡む場合だけ

転職エージェントとの間に起きるトラブルにはいくか種類があります。

1つ目は、ドタキャン、すっぽかし系のトラブルです。
2つ目は、応募に関するトラブルです。
3つ目は、内定が絡むトラブルです。

このうち、(1)ドタキャン/すっぽかし系 (2)応募に関するトラブルは、考えようによってはまだ挽回できます。それはなぜかというと、転職エージェントも、応募先の会社も星の数ほどあるからです。(もちろんトラブルが起きないに越したことはありませんが…)

一方で取り返しがつかないのは、(3)内定が絡むトラブルが起きてしまった場合です。

転職エージェントは「人を企業に紹介して成功報酬で売上をつくるビジネスモデル」なので、内定をさせようとプレッシャーをかけてくることがあります。その際、不快な思いをする可能性があるでしょう。

ちなみに、「不快な思いをした」だけならばまだいい方で、「実際内定をもらって入社してみたら全然話と違った」「転職エージェントに言われていた年収と実際の年収が違う」など、金銭的、時間的に損をしたような気持ちになることもあります。

そうならないための知恵を紹介していますので、これから転職エージェントを利用するかたも、現在利用中の方もぜひお読みください。

(1)ドタキャン(すっぽかし系)のトラブル

転職エージェントの面談をドタキャン

キャリアコンサルタントへの面談を申し込みしておきながら、日時を間違えた、直前で急にやる気がなくなったなどでドタキャンしてしまう方がいます。

キャリアカウンセラーも人間ですから、ドタキャンされて良い思いをする方はいないと思います。

無連絡でドタキャンすると信用を失い、しばらくそのエージェントとのお付き合いができなくなってしまいますので、気をつけましょう。

対処法は2つです。

1.ドタキャンしたくなった場合、必ず連絡を入れる。
理由はどのようなものであるにせよ、ドタキャンしたくなった場合は必ず連絡を入れましょう。理由は「仕事上どうしても外せない用事があり」でOK。休日の場合は「家族の都合で」と一言添えることで角無しドタキャンができます。

2.無連絡で当日ドタキャンしてしまった場合、その転職エージェントの利用を諦める。
連絡なしでドタキャンをすると、キャリアコンサルタントからの印象が悪くなり、良い対応をしてもらえる可能性がぐっと低くなります。ドタキャンをした旨の記録は残ってしまいますので、今回の転職でそのエージェントの利用は諦めましょう。
別のエージェントに登録してください。

企業の選考をドタキャン

「転職エージェントにとって、最もしないで欲しい」と思っているのは、面接のドタキャンです。

面接当日にドタキャンしてしまったのであれば、その企業から内定をもらうことは難しいばかりか、今後エージェントから求人の紹介を受けられなくなる可能性が高くなります。

また無連絡でドタキャンした場合、企業側、エージェント側は事故や事件に巻き込まれた可能性も考えますから、騒ぎが大きくなってしまうでしょう。

どうしても都合が悪くなってしまった場合は、一度転職エージェントへ連絡して相談した後、指示を仰ぎましょう。

(2)応募にまつわるトラブル

面接辞退(書類選考通過後)

転職エージェントを経由して、書類選考を通過した後は、基本的に面接辞退ができません。マナー違反となります。

とはいえ、企業側とどうしても都合を合わせることをできなかったのであればやむを得ないと私は考えます。

私も一度、面接を辞退してしまった経験があります。
その応募先は比較的仕組み化された中で、書類選考を通過した後、企業専用のWebサイトから面接を予約するシステムでした。

仕事が忙しい時期に企業から提示された日程が平日の昼間のみで、キャリアコンサルタントに相談したものの、どうしても日程が合わず、やむを得ず選考を辞退せざるを得なくなりました。

その際、転職エージェントからは「書類選考通過後の辞退はなるべく避けてほしい」と言われたのですが、一度相談している以上、面接日の調整はエージェントの仕事では…?と思いました。

それ以来あまり良い求人の紹介を受けられなくなったので、面接辞退はかなり大きな影響があるかもしれません。

重複応募

重複応募とは、同じ企業の、同じポジションに、複数のエージェントから応募してしまうことです。

その場合、企業側から「別のエージェントからも応募があります」と連絡が入り、管理能力不足と見なされてしまうことがありますので気をつけましょう。

ちなみに、同じ企業でも複数ポジションを設けている場合で、別の職種の求人票に応募するのは、重複応募にはあたりません。(応募先企業が大企業の場合、同じ時期に関連性の高い2職種の求人票が出ていることはよくあります)

その場合は、別のエージェントからAという職種に応募したが、Bという職種もキャリアとの関連性が深いため魅力に感じている。応募したいけれど大丈夫でしょうか?という切り口で一度相談の形をとることをおすすめします。

(3)内定が絡むトラブル

脅迫される

転職エージェントは、企業側から紹介手数料をもらって収益を上げるビジネスモデルです。そのため、何としても内定を承諾させようと強いプレッシャーをかけてくることがあります。

具体的には

  • 内定を辞退したところ「先方が損害が発生するため訴えることになると連絡がありましたが、それでも断りますか?」と言われた。
  • 内定を辞退したいと伝えたら、「前回も内定辞退してるので、今回も断ると、ハローワークや他の転職エージェントにも情報が共有され、ブラックリスト化する」と個人情報流出を仄めかされた。
  • その他、さまざまな言い方で、内定辞退をさせてもらえない。

職業選択の自由が保証されている以上、内定を受けるか断るかは、求職者に権利があります。
もちろん、軽率に内定を受諾したり、断ることはよくありませんが、既にその企業で働いている人でも2週間前に申し出れば退職できるのですから、内定を断れないということはありません。

ただ、転職エージェントからたくさん協力してもらった上で内定を断るのですから、断る場合は誠意をもって、毅然と対応することをおすすめします。

内定をもらったが話が違う

転職エージェントとのトラブルで最も避けたいのは、「内定をもらった会社へ入社したところ、話が違った」というパターンです。

たとえば

  • 総合職として入社したはずなのに、事務職だった。
  • 年収、手当が聞いていた話と違う
  • 転職エージェントから提示されていた休日と、実際の休日が違った。

もしも入社してから納得いかない条件を提示された場合、転職エージェントにできることはとても少ないです。現在の職場と交渉するのは、精神的にかなりの負荷もかかります。

転職エージェントがしっかり確認、説明を行わなかったばかりに起きたことが明らかである倍、「訴えたい」と考える方も多いようです。しかし実際に訴える際は、細かい証拠を準備する必要があります。

しかも、訴えた割に争える金額が少額だったりなど、泣き寝入りするケースも少なくありません。

労働契約のなかでも特に重要な部分は、再三確認を行いましょう。また、勘違いだったという現象を防ぐために、口頭ではなく書面(メール)でのやりとりを残したうえで入社するかを慎重に決めましょう。

まとめ

今回は、転職エージェントの利用に際し、実際起きてしまうと面倒なトラブルについてお伝えしました。感覚的に合わないだけなら、担当者を変えてもらえば良いのですが、実際話が進んでしまうとそうもいかなくなります。

冒頭でもお伝えしたように(3)内定が絡むトラブルは極力避けられるように落ち着いて進めましょう。

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