札幌への転職で後悔しないために、知っておきたいこと7つ

札幌への転職を考えたことはありますか?札幌の人口は2019年10月現在、約190万人。政令指定都市のなかでも有数の規模を誇ります。札幌というと、仕事が多いイメージがありますよね。今回は、統計から実態を探ってみました。また、北国ならではの地域の特色や、札幌転職のお役立ち情報についてもお伝えますのでぜひご覧ください。

 

(1)歴史からひも解く札幌の産業

北海道を代表する都市、札幌。札幌では、どのように産業が発展してきたのでしょうか?まずは、簡単に札幌の歴史を振り返りましょう。

就業条件も大切だが、簡単な歴史と共に発展してきた北海道ならではの産業に注目したいものだね。

札幌についておさらい

札幌は、全国で第4の規模を持つ政令指定都市です。2019年の人口は200万人弱で、北海道全体の3割強を占めています。

東京と比べると、人口密度が低い(東京都豊島区→20,189.2人/km2札幌市中央区→5,906.9人/km2)のが特徴です。(休日の人出で言うと、体感的には、横浜駅よりちょっと人が少ないくらいと思われます)
東京の生活に息苦しさを感じている方は、ちょうど良い環境と言えるかもしれません。

※ただ日ハム戦のある日の東豊線さっぽろ駅~札幌ドーム最寄りの福住駅間は注意。満員電車になります。
もともと、コストコ、アウトレットに行く道が混雑しているのに加え、日ハム戦の日は大渋滞になりがちで、地元民は「混んでいたら今日は日ハム戦」という認識が生まれています。

それでは、札幌市は今日まで、どのような発展を遂げたのでしょうか?

札幌は明治時代に、蝦夷地開拓の拠点として建てられました。札幌中心街の地図を上から見ると碁盤の目状になっているのは京都を参考にして作られた街であるためで、周辺町村を合併しながら少しずつ規模を広げてきました。

初代開拓使の島義勇、島義勇によって招待された「少年よ大志を抱け(Boys be ambitious.)」の名言で知られるクラーク博士が歴史上で有名な人物です。この明治時代に、北海道大学が建てられ、サッポロビールの前身が誕生しました。

サッポロビールでは、「サッポロ黒ラベル」と「エビスビール」が主力商品。「男は黙ってサッポロビール」じゃな。

北海道最大のイベントである「さっぽろ雪まつり」は、戦後復興期の1950年に始まり、高度成長期にあたる1970年には冬季オリンピックが開催されました。

このころ創業された企業といえば、家具の製造・販売で有名な株式会社ニトリ。ニトリは札幌で1967年に創業し、1980年まで札幌市内を中心に展開。1980年以降は、苫小牧、シンガポール、茨城…と徐々に店舗展開を広げ、今は400店舗達成。日本を代表する家具メーカーの一つまで上り詰めました。

また1995年には、「初音ミク」をはじめとしたVOCALOIDシリーズで知られるクリプトン・フューチャー・メディア社が設立されました。同社はもともと、サンプリング音源CDやソフト音源の輸入販売会社として設立。自主企画として2004年にヤマハの音声合成エンジン「VOCALOID」を採用した音声合成ソフトを開発・販売しました。
転機となったのは2007年の「初音ミク」のリリース。パッケージにいわゆる「萌え」の要素を取り入れたキャラクターを取り入れ、音声ライブラリーにもそのイメージに近い声優を起用。国内のアニメ産業の上昇を背景に、発売2週間で3000本という、DTM業界では異例のヒットを飛ばしています。

当時、国内で隆盛期にあったYouTubeやニコニコ動画といった動画サイトとも共鳴。初音ミクをはじめとしたDTMソフト群「ボーカロイド」を使った楽曲をユーザーが次々と動画サイト上に発表し、インターネット上に巨大な文化圏を形成しました。クリプトンもこの人気を見逃さず、自社製品専用コミュニティサイト「PIAPRO(ピアプロ)」を開設。ユーザー同士の活発なコミュニケーションをサポートしています。

企業として成功を治めながら、東京に本社を移さず、札幌に活動拠点を残している。東京から距離のある札幌にとって、立地による不利が少ない情報通信業は弱点を補う業界。クリプトンは先鞭をつけた存在とも言えるでしょう。

それでは、現代の札幌の産業はどうなっているのでしょうか?

(2)統計から見る札幌の事業者数、従業員数

札幌市の産業構造は、事業所数、従業員数とともに、全国に比べて製造業などの2次産業の割合が低く、3次産業が中心になっています。札幌エリアは、観光地であることからサービス業の需要が高いといえるでしょう。

事業所数

(引用元:データで見る!さっぽろ経済の動き

従業員数別の事業所数を見ると、従業員「1~4人」が全体の53.6%と半数以上を占めています。事業所規模9人以下の事業所が、事業所全体の約4分の3を占めています。また、「100人以上」の事業所は、事業所数では事業所全体の1.4%になります。
(従業者数では全体の約3割を占めます。)

ここから言えるのは、全国ナンバー4の政令都市だからといって、必ずしも大企業で働けるチャンスが転がっているわけではないということです。特に札幌へのUターン、Iターン転職を考えている方は、中小企業への転職も視野に入れておいたほうが良いかもしれませんね。

人口流入数&有効求人倍率

(引用元:各都市の人口転出入超過数 – NTTデータ経営研究所

(引用元:データで見る!さっぽろ経済の動き

2019年7月における札幌の有効求人倍率は1.21倍です。全国平均の1.59倍より比較的低めの傾向にあります。最近では、他県からの流入が大きく、働き盛りの30代が第三次産業(特に医療・介護・商業・コールセンターなど)で活躍をしています。今後、医療・介護分野は札幌市内では、成長分野と考えられるでしょう。

札幌の代表的な企業を見てみよう

北海道は、東京の約38倍という広大な面積を持ち、自然に恵まれていることから、他の都道府県と比べて観光業に強みがあります

札幌エリアにフォーカスすると、観光関連のほか、ITベンチャー企業に強みがあります。特にITベンチャー企業同士の横のつながりも強いことから、「北のビットバレー」と呼ばれているくらいです。また、医療施設が充実していることから、道内の高齢者が集まりやすい環境でもあり、医療や介護系のお仕事にも大きな需要があるといえます。

札幌の代表的な企業は、先述したサッポロビール。「お、ねだん以上」のキャッチフレーズで知られるニトリ。サンプリング音源CDやソフト音源の輸入販売会社として設立された、クリプトン・フューチャー・メディア。そして、北海道の地方局である北海道テレビ放送(HTB)です。

また、北海道テレビ放送(HTB)は、人気バラエティ番組の『水曜どうでしょう』が全国区で人気がありますね。俳優の大泉洋氏は、現在は映画やドラマで大活躍中のお茶の間のヒーローで、シリアスな役柄を演じています。しかし、ひと昔前に学生時代の大泉洋氏は、コミカルに『水曜どうでしょう』で日本中を縦断するサイコロの旅をしたことは皆さんの記憶に新しいと思います(※『水曜どうでしょう』は、個人的にはシェフ大泉のクリスマスパーティー編が大好きです)。

(3)札幌市の地域別情報

札幌市内のお仕事情報を見ていきましょう。札幌のなかでも、特にビジネスが盛んにおこなわれている、「札幌駅エリア」「大通り駅エリア」「西11丁目エリア」を中心にお話していきます。

札幌駅エリア

一日の平均乗車数が約17万人。札幌市民からは「札駅(サツエキ)」と親しまれ、北海道最大の駅である札幌駅。函館本線(千歳線、札沼線)の3路線が乗り入れしています。1880年の開業から札幌の玄関口にしてターミナル駅の役割を担っています。

札幌駅周辺は、アクセス網が充実しているのが魅力でもあります。札幌駅近くには、百貨店の大丸、みずほ銀行、ビジネスホテル、札幌合同庁舎などがあつまり、ひとまず札幌駅近くに行けば一通りの用事は済みますね。

札幌近辺では、主に地下鉄やバスを中心に移動をすることになりますが、このように公共交通機関が充実しているのは仕事面でも生活面でもプラスにはたらきますね。

大通駅エリア

札幌市営地下鉄の中心の大通(おおどおり)駅。地下鉄での移動が中心の北海道エリアのなかで、南北線、東西線、東豊線の3路線がすべて利用できます札幌エリア最大規模の歓楽街である「すすきの」と距離が近いことも特徴です。

西11丁目駅エリア

先述した大通駅とともに、札幌のシンボルである大通公園の下に位置する駅が西11丁目駅です。こちらの街はオフィス街や学生街にあたることから、静かで住みやすいエリアといえるでしょう。

(4)札幌は事務職があまり期待できない状況!?

札幌は、魅力的な地方都市ですが、事務職の求人は全国と同様やや少ないといえます。一般事務は0.30倍という求人倍率のため現実味を帯びてこないかもしれません。全国的に見ても、全国的にも一般事務の有効求人倍率は低い傾向にあります。営業事務や、医療事務の求人がおすすめです。

(5)札幌の大手&上場企業は狙い目!

札幌には、上述のニトリHD、HTB、サッポロビールのほか、大企業が居を構えています。
※サッポロビールの本社は東京都恵比寿ですが、北海道は製造拠点として北海道本社、工場をおいています。

たとえば、外壁総合メーカーのFUJIジャパン、IoTのイコモット、バイオ事業のジーンテクノサイエンスなどが株式市場に上場しています。

普段本州にいる方は、はじめて名前を聞いた方も多いかもしれませんが、全国的に名は知られていない大手、上場企業には勢いがあり、専門職や総合職のチャンスがあります。

大手企業は、地元の中小企業などとつながっているので、人脈や後々の仕事にも活きてくるといえるでしょう。また、大手企業勤めということは、一種のステイタスとして機能していますね(もしかしたらモテるかもしれませんよ!

(6)札幌はITベンチャーが熱い!

技術系のスキルを有する方にぜひ注目をしていただきたいのが、ITベンチャーの動向です。

札幌では、目立つような大きなIT系企業は少なめですが、ベンチャー企業同士の交流は盛んです。これまでには、北海道新聞社主催による「ITベンチャーと話そう 就活ミートアップ」というイベントや、Web制作に関わる方たちのためのイベント、CSS NITEも札幌で開催されています。
東京とで行われたUIターン就活イベント「SAPPORO NIGHT」では、北海道を代表する企業として、2014年設立のITベンチャー、スマートキャンプ株式会社の支社長が登壇しました。
あの人気の『初音ミク』も北海道のITベンチャーのひとつであるクリプトン・フューチャー・メディアで開発されたものになります。
その他、IoT事業のエコモットや、JIG-SAW、農業IoTを推進するファームノートが札幌に拠点を構えています。

(7)札幌、暮らしのこぼれ話

ここからは、札幌エリアに住む上での暮らしのこぼれ話のコーナーです。札幌への移住は、あこがれるけれども雪が心配という方への情報、北海道はもしかしたら車が必須なのかな?生活費はどうなのか?といった疑問にお答えしていきます!

冬の雪かき事情

札幌というと雪かきがあるのかな?と思われる方が多いと思います。まさにその通りで、北国の生活では、雪かきは必須といえます。フジテレビ系で撮影されたドラマ『北の国から』を見たことがある方はイメージが湧きやすいかもしれませんね。あのドラマでもあったように、北国では自然とのたたかいが日々繰り広げられていきます。

雪かきをしないで済むからマンションに住めば良い!そのように思う方もいらっしゃるかもしれませんが、現実は厳しく、北海道は車社会になっていますので駐車場に車を置くことから、駐車場の雪かきが必要になります。普段は、地下鉄やバスでの通勤になりますが、冬場は雪かきを避けて通れないのが北国の宿命といえます。

北海道の暮らしは車が必須!?

北海道の暮らしには、車が必須といえるでしょう。地下鉄が3本通っているので、主要な都市には電車移動ができますが、全エリアを網羅しているわけではないので、休日などは主に車を利用して行動をすることになります

札幌は、地下鉄が中心の社会でJRも主要なエリアにしか通っていません。交通面では、やや不便な傾向にあり、空港へ行くような場合には頻繁にバスや電車がありますが、その他のエリア間を移動する場合には、どうしても都会暮らしをしている人は比べてしまうかもしれません。

北海道は生活費が安くておすすめ

生活する上では、雪かきが大変で、交通が不便。わざわざ移住するメリットがあまりないのかな?と思われるかもしれませんが、嫌なことばかりではありません。なぜなら、生活費が比較的安い傾向にあるからです。食費が下がる傾向にあります。そして、何よりも家賃が他の政令指定都市よりも安いのでおすすめです

こちらは北海道の家賃相場表です。東京では、7万円払ってやっと1Rに住める程度ですが、札幌では同じ金額で1LDK~2LDKも夢ではありません。今、都内や大都市にお住いの方は、住まいのランクは100%上げられます。

(引用元:【SUUMO】北海道の賃貸家賃相場・賃料相場を調べる
(他の都市部と比較すると数万円レベルで差があるでしょう。)

転職のプロの力を借りる

札幌のお仕事情報、地域情報を中心にお伝えしてきました。札幌はお伝えしてきた通り、第3次産業(医療系・介護職・観光関連など)、ITベンチャーが盛んな傾向にあります。また、北国という特殊な環境であることから、生活スタイルを考慮しなければなりません。良い仕事、自分に合った環境を手に入れるためには、プロフェッショナルの力を借りましょう。

ここからは、札幌で転職をする際に、ぜひ力を借りたい転職のプロについて紹介するぞ!

転職エージェントって?

転職エージェントは、仕事を探している方と、働きたい人を探している企業の橋渡しをする サービスです。一度登録すると、キャリアカウンセリング、求人紹介、履歴書の添削、面接 サポートなど、転職に必要なサポートをすべて無料で受けられます

札幌で面談できる転職エージェントは?

多くの転職エージェントは、東京に大きな拠点を設けていますが、札幌にも拠点を設けてい るエージェントもあります。ただ都合が合わない場合は、電話面談なども検討してもらえるので、まずは気軽に面談を申し込んでみると良いでしょう。

本当に無料なの?どうして無料なの?

転職エージェントサービスは、人材を紹介し、内定した時点で「仲介手数料」を企業側から 受け取ることで、売上を上げています。そのため、転職希望者側には、一切費用がかからず、 手厚いサポートを受けて転職することができちゃうんです!

札幌での転職希望者が転職エージェントを活用するメリット

札幌での転職を目指す方が、転職エージェントを活用するメリットは、2つあります。

① 「転職エージェントは、大手企業&優良企業の案件を握っている

転職エージェントは、大手企業や良い条件の企業を多く握っており、求職者の経歴 に合わせて、おすすめの求人をピックアップしてくれます。そのため、自力で探す 場合と比べて、効率が良いのです。横浜は良い求人は奪い合いになるので、優良求 人を持っているエージェントとのお付き合いが欠かせません。

② 「希望を丁寧にヒアリングしてくれる

これまでお伝えしてきたように、どんな仕事でもある東京と比べて、札幌の転職案件には特徴があります(事務系の仕事が少ない、サービス業が盛ん、ITベンチャーの求人に期待できる 等)

あなたの希望条件と、地域の傾向を上手にマッチングさせて、転職活動を進めるのはやや骨の折れる作業です。 しかし転職エージェントは、転職に成功した人も失敗した人も多く見てきているので、あなたの希望を丁寧にヒアリングして、より希望に合った求人を提案してくれ ます。そのため、自力で頑張る場合と比べて、攻略しやすくなるのが特徴でしょう。

転職エージェントの裏側

繰り返しになりますが、転職エージェントは、仲介手数料をもらうことでビジネスが成立し ています。なので、担当コンサルタントは、売上を上げるために、「自社の紹介案件から、 転職をしてもらう」のが一番の目標です。

(転職エージェントを利用した方が、強引さを感じたりする声もあるようです。しかし、ほとんどのコンサルタントの方は優しいですし、書類作成など上手にリードしてくれます よ!)

このことに抵抗感を感じる方もいるかもしれません。しかし、転職エージェントとあなたは、「内定を獲得する」という点において、目的が一致しています。うまくお付き合いすれば、 あなたにとって理想の職場を入るお手伝いをしてもらえるということ。うまくお付き合いして、あなたにとって理想の職場への道が開ければ、Win-Winですよね!

まとめ:転職エージェント・転職サイトを上手に利用しよう!

今回は、札幌への転職を目指すあなたに向けて、札幌の転職の基礎知識や、地域ごとのクセ、そして頼れるプロの転職エージェントの存在をお伝えしました。

地方都市の転職には、プロによるアドバイスと応援で、収入も働きやすい環境が得られます。 周りを上手に巻き込んで、良い未来が開けますよう応援しています!

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