なぜPythonエンジニアの求人は少ないと誤解されてしまうのか?


ライター:Sota Katakawa

2020年に発表された日経SYSTEMSの調査でPythonが言語ランキング2位に躍進したことが話題になりました。(前年の同調査では5位。一年で3ランクもアップ)

プログラミング言語人気ランキング2020
(引用:プログラミング言語人気ランキング2020、2位に「大躍進」したあの言語

トレンドとなっているAI開発やビッグデータの分析に長けたPythonの長所を如実に反映した結果となっています。

いまやプログラミング初学者の習得対象として選ばれるまでになったPythonですが、Pythonエンジニアの転職市場価値はどれほどのものなのでしょうか?

 

年収は高い一方で案件は少ないといわれるが、これは誤解

下記のグラフはHRogの調査による、2020年版プログラミング言語別年収と求人数のランキングです。
Pythonエンジニアの年収はGoScalaなどの最上位グループに次ぐ、高い水準です。

また、エンジニア界隈では少ない、と言われることもある案件数(求人数)も、C言語Javaなどの最上位グループに引けを取りません。

2020年版プログラミング言語別年収ランキング
(引用元:2020年版プログラミング言語別年収ランキング | HRog

なぜPythonの求人は少ないと言われてしまうのか?

Pythonの主な用途はAI/機械学習IoTブロックチェーンビッグデータ解析です。
これらは大手企業内での大規模開発案件として扱われることがほとんどです。

そのため、Web開発やアプリ開発をメインで扱うフリーランスエンジニアや中小のシステム開発会社の方々が「Pythonの案件を見たことが無い」「いわれているほどPythonを使わない」と感じるのも無理からぬこと。

要は同じエンジニアでもフィールドが違えば開発環境も違うということですね。

Pythonを武器に転職する時の注意点

せっかく市場価値のあるスキルをもっているのですから、SESのような会社を選択しないことは当然として、ここではPythonならではの転職活動の注意点をご案内したいと思います。

(1)「Pythonも使う」ではなく「Pythonがメイン」の職場を選ぶ

Pythonの得意領域をフル活用している、「Pythonがメイン」の職場を選択してください。なぜかというと、Pythonが使えるというあなたの強みを活かして年収アップや入社後の活躍を担保しやすいからです。

単なる開発担当者ではなくPythonの長所であるAI開発やデータ分析に携わる業務を経験することでキャリアの幅も専門性もアップします。

この条件を満たす求人は、ほとんどが受託開発会社の求人ではなく自社プロダクトの開発業務の求人になるはず。
例えば以下のような企業です。

  • 保険会社のアクチュアリー部門のプログラマー。
  • メーカーのIoT部門。
  • AIを活かしたHRTech企業。
  • 大規模BtoC企業のビッグデータアナリスト業務。

年収が上がりにくいPython求人の例

年収が上がりにくいPython求人の例

年収が上がりやすいPython求人の例

年収が上がりやすいPython求人の例

(2)外資系に注意。自分に合っているかどうかはきちんと見極めて。

同じPythonエンジニアでも外資系企業のほうが断然年収は上(年収1,000万クラスのPythonエンジニア求人もあります)です。
しかし外資ならでは文化の違いもありますので、これが肌に合うかどうかを見極めて判断してください。年収だけで決めるのはおすすめしません。

  • 英会話力は問われないことが多いです。スピーキングよりライティングの方がはるかに重要です。
  • あくまで日本法人ですから海外勤務はできません。
  • 基礎年収は十分高いですが、外資の日本法人において「出世」の概念はありません。
  • 上司の評価は絶対です。
  • 会議で発言しない人は不要扱いを受け、次から呼ばれなくなります。

年収は高いがハードルも高い

(3)開発経験が無いから・・・と引け目に感じることはなし

Pythonは知識としてわかっているけど、本格的なPython開発に取り組んだことが無いから・・・と尻込みする方が多いです。これはとてももったいないことです!

Python転職で開発経験は問われない・・・といってしまうとさすがに大げさですが、職歴よりもQiitaやGitHubのアウトプットの方を高く評価する会社の方がだんぜん多いのです。

例えば本職はDBエンジニアで、業務外の時間でPythonを使った簡単なツールやWEBアプリを作成した経験がある。こういう方でもPythonエンジニアとして採用された例があります。

開発経験があれば有利ですが、けっして必須ではありません

(4) Pythonエンジニアの転職に資格は不要。

ちなみにPythonの資格として、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が運用する「Python3エンジニア認定試験」が存在しますが、試験問題があまりに簡単で、問題数が少なすぎると言われる程度の資格ですので学習のモチベーションとしては有用ですが無理して取得する必要はありません。

(5)希望の進路に合わせて転職エージェントを使い分ける

Pythonエンジニアのあなたが転職で目指しているのは

スタートアップで自由な裁量の中新しいプロダクトを世に送り出す喜び

でしょうか、それとも

大企業や保険会社の安定した給与とスケール感

でしょうか?

というのも、どちらを選ぶか次第で最適な転職エージェントが変わるからです。

※クリックで解説にジャンプします。

スタートアップへの転職ならGeekly

比較的新しいサービスとなりますが、GeeklyはITスタートアップの求人紹介に力を入れている転職サイトです。
Web系スタートアップやHR Tech企業のPython求人も相応数あります。

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大手志向というよりスタートアップでチャレンジングな環境に身を置きたい方にマッチしているエージェントです。

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PGの求人が充実していた。Web系スタートアップのエンジニア求人は高年収の募集が多かった。

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スタートアップの中でも業績が伸びているところを中心に教えてくれた。自分では情報が探しにくいので助かりました。

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大手企業や金融機関への転職ならIT転職のマイナビエージェント

ナショナルクライアントの求人はやはり大手の代理店に集まるようです。中でもマイナビエージェントはドメスティックな大企業の社内SEや大規模開発案件に絡んだ求人に強いことで有名です。

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IT転職のマイナビエージェントのココがおすすめ

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利用者の口コミ

30歳 男性

担当者のITリテラシーが思った以上に高く、ストレスなく転職活動を進めることができた。

34歳 男性

他の転職エージェントのようにガツガツしていないのが好印象でした。

29歳 男性

大手系の案件は確かに多かった。スタートアップ志望なら他社も見た方がいいと思う。

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どちらにも共通するのは、転職の相談に乗ってくれるアドバイザーがIT業界や伸びている業界企業に詳しいこと。もう1つは、スキルやフレームワークのミスマッチが少ない(要は変な案件を紹介されてイライラしない)ことです。

経営や開発環境が安定している大手や保険会社への転職をご希望であればマイナビエージェント
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