Webディレクターの転職で年収とやりがいUP!志望動機の書き方を紹介

Webディレクターの転職市場トレンド2020

「国内広告費の媒体比率で26.9%」ー今やインターネットはTV(同29.3%)に次ぐ第二の広告媒体となりました。
現在、多くのサービスがインターネットに移行しています。
(参考:2018年 日本の広告費|媒体別広告費

dodaキャリアアドバイザーの寺尾 怜氏は、Webディレクターを含むクリエイティブ職全般での求人需要は安定、且つ企業の求める要件が細分化傾向にあるなかで、UX/UIを改善できる人材、EC関連の人材のニーズが高まるとの見方を示しています。
(出典元:転職市場予測2020上半期 クリエイティブ

とはいえ全員がUX/UIあるいはECサイトに精通している人材ばかりではないはず。本稿では現在Webディレクターとして活躍している方がよりマッチ度の高い職場に出会い、幸せな転職をするためのヒントをお届けします。

Webディレクターの年収をアップするには?

お仕事において年収が全てではありませんが、お給料はあなたの努力と成長の証。年収アップはやはり「転職が成功した!」と思える条件の一つです。

dodaの調査によると、Webディレクター(Webプロデューサーを含む)の年収は全体平均で446万円。Web制作の上流を担うため、クリエイティブ系職種の平均377万円と比べると高い数値です。

Webプロデューサー/ディレクター平均年収:446 万円
男性:484 万円
女性:404 万円
20代:365 万円
30代:462 万円
40代:533 万円
50代~: 554 万円

(出典元:doda 平均年収ランキング 最新版【職種別】 )

年収が安定しているのはいいことですが、Webディレクター職である以上自分のこだわりを活かして作って良かったなぁと思えるサイト作りや案件に携わりながらキャリアを積み、その結果として年収が上がることが共通の理想では無いでしょうか。

それでは、転職で年収アップと自己実現を両立するためにはどのような職場を選択すればよいのでしょうか?

Webディレクターの幸せなキャリアとは?

Webディレクターのキャリア・マトリクス

まずはこちらの表をご覧ください。

デザイン色の強いブランドサイト
の案件が好き・得意
ECサイトなど、売上や成果が
数字で見えるサイトの
案件が好き・得意
制作会社で様々な案件に
関わりたい
A)Web系デザイン事務所 C)インターネット広告代理店系
のWeb制作会社
インハウス担当者として
1つのサイトをじっくり育てたい
B)メーカーや不動産デベロッパー
のインハウス担当者
D)Web系スタートアップ
のインハウス担当者

Webディレクターのキャリアマトリクスは、転職Doオリジナルの考え方で、クリエイティブ職の方が幸せに働くための方向性を描いたものです。

縦軸は「デザイン色の強いブランドサイトの案件が好き・得意 or ECサイトなど、売上や成果が数字で見えるサイトの案件が好き・得意」
横軸は「制作会社で様々な案件に関わりたい or インハウス担当者として1つのサイトをじっくり育てたい」

この2つの要素の組み合わせで方向性が見えてきます。

A)「デザイン色の強いブランドサイトの案件が好き・得意」×「制作会社で様々な案件に関わりたい」

デザイン力を多業種のお客さまのために

クリエイティブ志向のWebディレクターのあなたには「Web系デザイン事務所」のお仕事がぴったりマッチします。

デザイン系の案件はお客様が大手メーカーや不動産デベロッパーなど著名なブランド企業であることが多く、たくさんの人の目にふれるサイトに携われるのが魅力です。

少し古いですが、広告業界でも高く評価され世界三大広告賞のひとつと言われる”CLIO AWARDS”を受賞したUNIQLOCKの田中耕一郎さんはデザイン系Webディレクターの憧れですよね。

この進路を選ぶ場合のポイントのひとつが、老舗のデザイン会社を選ぶことです。
デザイン事務所は数字よりも感性で訴えるサイト制作案件を多く抱えています。社内には業界でも有名なエースデザイナーが在籍していることが多く、そういった方々との関わりもやりがいのひとつです。

デザイン事務所を志望する場合はデザイン経験やクリエイティブに対するこだわりがアピールポイントとなります。一方でアクセス解析などのノウハウは基本的なことさえ抑えておけばよく、ほんとどの場合は採用基準になりません。

デザイン事務所を希望する場合の自己PR・志望動機例

私は不動産系サイト制作会社で2年間デザイナー、3年間Webディレクターとして経験を積んでまいりました。主に大手デベロッパーから受託した新築マンションPR用サイトの制作ディレクションを担当しています。
仕事にはやりがいがあるのですがクライアントの想いや要望をヒアリングしながら、サイト作りを行いたいのが本音です。新築マンションのサイトは成功パターンが確率されており、デザインもサイト構成もほとんど同じテンプレートで制作されるため、正直なところそういった仕事の仕方が求められていないという実情があります。
御社は業界でも老舗のデザイン事務所として、有名企業のWebサイトを数多く手がけられています。制作実績も拝見しましたが、◯◯と✕✕では全く異なったアプローチとなっており、いずれもブランド側が本当に伝えたいことを直感的に訴えるクリエイティブで、とことんヒアリングして作られたものであることがすぐに分かりました。こうした仕事への憧れの気持ちも半分あるのですが、私は高級マンション系サイトのデザイナー出身のディレクターですので、御社が得意とされているハイブランドのクリエイティブ案件のディレクション領域で即戦力としてお役に立てるものと考え、今回ご応募させていただきました。デザイナー時代のポートフォリオも持参いたしましたので、ぜひご覧ください。

B)「デザイン色の強いブランドサイトの案件が好き・得意」×「インハウス担当者として1つのサイトをじっくり育てたい」

贈り物(プロダクト)の価値最大化を指揮(ディレクション)する

もしあなたが受託制作ではなくクリエイティブ志向のインハウスのWebディレクターとしてのキャリアを歩みたいと考えるのであれば、メーカーや不動産デベロッパーのディレクターとしての転職をおすすめします。

例えば化粧品メーカーやアパレルブランドはブランディングの軸足をTVCMからWebにどんどん移しています。

こうしたメーカーは雑誌広告や中吊り広告などのリアル系プロモーションには長けていますが、Web系のノウハウに乏しく、人材も不足しています。多くの企業が代理店に制作を外注している状態で、そのディレクションも丸投げ状態であることが多いです。

Webの重要性が高まるにつれこのような状況に課題感を覚え、Webのインハウス担当者を募集する企業が増えています。

サイト制作・運用だけでなくデジタル広告やSNSを絡めたプロモーションなどにも携われるのがこのポジションの魅力です。裏を返せばそういった施策に関わった経験があると大きなアピールポイントになるでしょう。

メーカーや不動産デベロッパーのインハウス担当者志望の場合の自己PR・志望動機例

私はWeb制作会社で5年間ディレクターとして経験を積んでまいりました。これまでにHRテック、化粧品ブランドなどのサービスサイトの制作に携わった経験があります。サイト制作そのものもさることながらリリース後のSNSを絡めた企画などでお客様に喜んでいただくことが多く、仕事自体にはやりがいを感じておりました。ところが受託という性質上プロジェクトが終了するたびに「まだまだこれから」というところで関われなくなってしまうのが残念で、ひとつのプロダクトやサービスの運用に携わり成長を支える仕事に魅力を感じるようになりました。
これまでの経験からブランドデザインには自信があるところですので、得意領域であるメーカー系企業のインハウス担当者としての転職を考えています。
御社は世界的な若年層向けの化粧品ブランドとして素晴らしいネームバリューをお持ちですが、国内でのWeb展開には課題感をお持ちでいらっしゃると伺っています。私はサイト制作だけでなくInstagramやYoutubeを絡めたキャンペーンの企画にも自信がありますので、これまでの経験を活かして一緒にお仕事させていただければと考えております。

C)「ECサイトなど、売上や成果が数字で見えるサイトの案件が好き・得意」×「制作会社で様々な案件に関わりたい」

ディレクションからプロデューサーへのキャリアアップも

インターネット広告代理店系のWeb制作会社」に適性ありと診断されたあなたは、サイトの成果やアクセス解析に興味がある方だと思います。

広告代理店のWebディレクターは業務範囲が幅広く、転職サイトなどで求人票を研究するとこなせる役割が多くなるほどお給料が高くなる傾向にあります。

実際の求人票から抜粋

Webディレクターの求人票

インターネット広告代理店はサイトの受託制作においてもクリエイティブより「成果が出るサイトづくり」「売上(コンバージョン)が上がる仕組みづくり」にこだわり、お客様にも数字をベースに企画を提案・訴求します。そのためお客様はECサイトやBtoBのリード獲得用サイトが多いです。

インターネット広告代理店にとってサイトの制作はあくまでスタート地点。お客様への関わりとして大切なのはその後の運用です。(裏を返せばサイトローンチ後もいかに保守以外の契約を受託し、継続させることができる人が評価されます)そのため最初は制作ディレクターとして加入したとしても、広告やSEO、アクセス解析のことまで知識の幅を広げられる(それが求められる)職場です。

こうした企業で求められるのは「数字にこだわる意思」と「数字で表現する能力」です。

面接や書類選考ではプロデューサーとしての素質を証明するために、これまで携わったWebサイトがどのようにビジネスに貢献したのかを理解してきちんとアピールしたり、UUやPV、コンバージョンなどをクリティカルな数字で提出したりして、「アクセス解析領域まで関わってきた」ことをアピールできるとグッと印象が良くなるはずです。

インターネット広告代理店志望の場合の自己PR・志望動機例

私は制作会社で5年間ディレクターとして経験を積んでまいりました。ECサイトやメディアサイト制作、運用、リニューアルの進行管理が中心です。運用のことまで考えてGoogleアナリティクスやタグマネージャーをリリース段階から整備するなど、自分の付加価値を出すことを意識してきました。そのような案件に携わるうち、広告までスキルの幅を広げて「売上を上げられるWebコンサルタント」を目指したいと考えるようになりました。
しかし現職はあくまで制作会社で、基本的にはリリースしたら案件は終了です。運用フェーズまでしっかりと関わって、自分の設計が正しかったのかを確認したいですし、お客様のビジネスに数字で貢献したいというのが本音です。
御社はECサイトの数値改善に強みを持つインターネット広告代理店ですので、お客様の殆どは「このサイトで売れるのか、このWeb広告戦略で効果が出るのか」という視点でパートナーを選ばれることと理解しています。ですからPPC、SEOやリリースした後のアクセス解析まで意識してサイトを設計してきた経験が活かせるものと考えご応募いたしました。最初は制作部門への所属を希望しますが、なるべく早期に広告の仕組みまで理解してランニング契約のディレクションまでお手伝いできる存在になりたいと考えております。

D) 「ECサイトなど、売上や成果が数字で見えるサイトの案件が好き・得意」×「インハウス担当者として1つのサイトをじっくり育てたい」

あなたの「普通」がスタートアップで活きる

もしあなたが受託制作ではなく数字にこだわるインハウスのWebディレクターとしてのキャリアを歩みたいと考えるのであれば、Web系スタートアップ(最近だとHRテック、ヘルステック、ECサイトなど)のインハウス担当が有力な新天地の候補となります。

Web系スタートアップは一つのプロダクトに今後の行く末がかかっていますからそれはもう必死です。特にここで働くエンジニアのレベルの高さは必見。子供のときからプログラミングに触れていて、寝ても冷めても技術のことを考えている、という猛者ばかりです。

ところがこうしたプレイヤーはデザインやUIのことはからっきしであることが多いため、経験を積んだWebディレクターに対する求人需要は大いにあります。

仕事の幅としてもWebサイトのデザインにとどまらずプロダクトデザイン、コーポレートデザイン(CI)、アプリデザインなどまで幅広く広がっていきます。

スタートアップ、中小企業ですとお給料が下がりそう、とのイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが実は投資家やVCからの資金投入で人件費に大きな予算を割くスタートアップもありあなどれません。

心身共にハードな環境ではありますが、インハウスとして自分のプロダクトを作り上げるという気概のある方におすすめの進路です。Web系スタートアップに転職する場合のアピールポイントとしてはやはり「数字へのこだわり」が重要となります。

Web系スタートアップのインハウスデザイナー採用は「本当にいい人を1名採用したい」という案件であることが多いため希少で、非公開求人として扱われることが多く、リクナビNEXT等にはなかなか出回りません。

そのためWeb系の非公開求人を多く保持しているマイナビエージェントもしくはdodaを利用するようにしましょう。

Web系スタートアップのインハウス担当者志望の場合の自己PR・志望動機例

私は制作会社で2年間デザイナー、3年間ディレクターとして経験を積んでまいりました。実績としてはECサイトやメディアサイトのディレクションが中心です。
AサイトではCVRのアップが課題でして、商品への誘導やカートのUIを大幅に見直したことで月間の売上が◯万円改善しています。
BサイトではSEOと導線の改善を意識しましたのでリニューアル後のPVが20%アップしました。
制作会社でのディレクション業務には大変やりがいがあったのですが、開発段階でこれだけ数字にこだわっても1つのサービスに長く関われるわけではないのを残念に感じております。
御社は自社サービスのデジタルマーケティングに力をいれていると伺っておりますし、Twitterでの活動も以前から拝見しておりました。私はデザイナー出身ですので画像の制作、加工もできますから、もし入社させていただけましたらまずはSNS領域でのお仕事や広告のバナー制作やから入らせていただき、御社のプロダクトへの理解を深めた後、徐々にサイトの設計やマネジメントなどもお任せいただける人材にキャリアアップしていきたいと考えております。

まとめ:Webディレクター転職のポイント

現状維持はだめ!!自分の方向性を決めよう

Webディレクターのキャリアとして最も夢があるのはフリーランスとしての独立ではないでしょうか。昨今はフリーランスのWebディレクターでも大手企業からお仕事をいただくことは珍しくありません。
東後 哲郎さんイナフクカズヤさんなどが有名ですね。

仕事の依頼先がある程度確立されているのであれば今すぐ個人事業主として独立することも不可能ではありませんが、とはいえそんな方ばかりではないはず。

多くのWebディレクターは、現職の仕事の一部を引き継いだり、紹介などで仕事をもらったりして独立しますから、クライアントやパートナーに顔と名前を覚えてもらうことが重要です。もし今の職場でそれがかなわないのであれば、それはご自身の良さや展望が活かしにくい環境なのかもしれません。

現状維持ではキャリアも年収も変わりませんし、現職の不満も解消されません。そしてもし環境を変えるのでれば、しっかりと自分に合った方向性を見定めることが重要です。

まずはWebディレクターのキャリアマトリクスを使って自分の将来像を見極めることからスタートしてみてください。

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