Javaプログラマ、Javaエンジニアの転職・求人事情


ライター:Sota Katakawa
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今回は数あるプログラミング言語の中でもJavaエンジニアの転職事情をお届けします。

 

Javaエンジニアの転職需要

2010年にOracle社により買収されて以来、それまでのサン・マイクロシステムズ社によるオープンソースへの取り組みから「Oracle JDK」へ移行。2018年半ば、2019年4月に「Oracle JDK」が有償化されることがオラクル社から発表され、(色んな意味で)注目を集めています。

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開発環境が有償化したとはいえ、Java の汎用性が高いことは変わりなく、現場での需要は依然として高いものとなっています。

2020年の調査でPythonが言語ランキング2位に躍進したことが話題になりました。

プログラミング言語人気ランキング2020
(引用:プログラミング言語人気ランキング2020、2位に「大躍進」したあの言語

さすがはAI需要、といったところでしょうか。
しかし「人気の言語」と「稼げる言語」は違います。

事実、企業によるプログラミング別新規求人案件数も、フリーランスエンジニア向けの業務委託案件数も相変わらずJavaが一番多いのです。

Javaは業務委託案件数No1

下記のグラフはHRogの調査による、2020年版プログラミング言語別年収・求人数ランキングです。
求人件数ではJavaが飛び抜けて多いことが分かります。
2020年版プログラミング言語別年収ランキング
(引用元:2020年版プログラミング言語別年収ランキング | HRog

実際にリクナビNEXTをちょっと調べただけでも関東には1,699件のJava求人が出ています。(この検索方法ですとJavaScript等も混在している可能性がありますが、そこはご了承ください)

Javaの求人数

対して人気のPythonは585件ですから、その求人需要は歴然です。

Pythonの求人数

それもこれもJavaの特徴ゆえでしょう。

  • ハードやOSが違っても仮想マシン上でどこでも動く
  • オブジェクト指向で大規模システム開発向き
  • Android開発ができる

結局言語というものはプロダクトに合わせて選択されるもので、大規模システムやAndroid開発のニーズが耐えない以上、転職市場におけるJavaの優位はゆるぎません。

開発言語はプロダクトに合わせて選択するもの。そこに優劣は無い。

余談:JavaとPHP

JavaはよくPHPと比較されることもありますが、PHPはもともと小中規模のシステム開発やWeb系のプロダクト向きの言語。そもそも用途からして異なるので、比べること自体がナンセンス、というものです。

Web系スタートアップでの刺激的なミッションを望まれるエンジニアの方であればPHPに転向するのもありでしょうが、その場合で結局Ruby on Railsとの比較が始まるわけですから、よく各種掲示板などで交わされるこの手の議論がいかに不毛なものであるか、賢明なエンジニアの皆様であればご理解いただけるかと思います。

それでは、肝心のJavaプログラマの平均年収はどれくらいなのでしょうか?

Javaプログラマの平均年収は 552万円。プログラミング言語全体においては6位でした。

プログラミング言語別年収ランキング2017
(参照:みんなのスタンバイ プログラミング言語別 平均年収ランキング2017

Javaエンジニアが年収アップ転職するには

2018年は、「Go」「Scala」「Python」の台頭もあり、年収ランキング上では圏外となっているのですが、「Go」や「Python」については外資や金融系企業を中心に青田買いが進んだ結果でしょうし、「Scala」はもともとJavaと相性の良い言語です。

なので「新しくてイケてる言語を学ぼう!」という論調の方も世の中にはいらっしゃいますが、先にお伝えした通り筆者としてはさすがに浅薄かな・・・という印象です。

Javaプログラマーでも十分年収アップできます。そのためにはJavaの開発フレームワークが自分にマッチした会社で働くこと、この一言に尽きます。

代表的なJavaフレームワーク

フレームワークが豊富なのもJavaの特徴です。これが噛み合わないと、転職先で思うように仕事が回らず結果として年収も上がらない、というのがエンジニアあるあるだと思います。

  • Spring Framework
  • Play Framework
  • JSF(JavaServer Faces)
  • Spark Framework
  • Struts
  • Wicket

フレームワークが自分に合っている会社を探すには?

まず、リクナビNEXT等の総合系転職サイトでは、求人票に利用しているフレームワークの情報が掲載されていませんから残念ながら論外です。

もしすでに意中の企業があればWantedlyやTwitterのDM経由で直接聞いてしまうのが早いのですが、大手企業や未知のスタートアップ企業を志望する方の場合はそうもいきません。

その場合、やはりエンジニアの転職に慣れている(特化した)エージェントを使うのが定番のアプローチになるかと思います。
例えばGeeklyなどが有名です。

ポイント

「エンジニアの転職に慣れている」というのがポイントです。総合職系のエージェントですと「フレームワークってなんですか?」というレベルの担当者がつくこともありますので・・・

あなたはスタートアップ派?大手・メガベンチャー派?

ここでひとつ質問です。

Javaエンジニアのあなたが転職で目指しているのは

スタートアップで自由な裁量の中新しいプロダクトを世に送り出す喜び

でしょうか、それとも

大手・メガベンチャーの安定した給与と開発環境

でしょうか?

というのも、どちらを選ぶか次第で最適な転職エージェントが変わるからです。

※クリックで解説にジャンプします。

スタートアップへの転職ならGeekly

比較的新しいサービスとなりますが、Geeklyはスタートアップの求人紹介に力を入れている転職サイトです。
特にゲーム業界に強いようで、Android開発の求人も相応数あります。

「スタートアップの中でも業績が伸びているところを中心に教えてくれた。自分では情報が探しにくいので助かりました。」、「ゲーム系の求人が充実していた。特にWeb系スタートアップのエンジニア求人は高年収の募集が多かった。」という口コミの通り、ITスタートアップ・ゲーム業界に特化しており、大手志向というよりスタートアップでチャレンジングな環境に身を置きたい方にマッチしているエージェントです。

公式サイトで登録する

大手・メガベンチャーへの転職ならマイナビIT AGENT

ナショナルクライアントやメガベンチャーの求人はやはり大手の代理店に集まるようです。中でもマイナビIT AGENTはドメスティックな大企業の社内SEや大規模開発案件に絡んだ求人に強いことで有名です。

口コミでは「担当者のITリテラシーが思った以上に高く、ストレスなく転職活動を進めることができた」、「大手系の案件は確かに多かった。スタートアップ志望なら他社も見た方がいいと思う。」という評価で、特に大手やメガベンチャー系安定企業への転職に強みがある大手転職エージェントです。

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どちらにも共通するのは、転職の相談に乗ってくれるアドバイザーがIT業界や伸びている業界企業に詳しいこと。もう1つは、スキルやフレームワークのミスマッチが少ない(要は変な案件を紹介されてイライラしない)ことです。

経営や開発環境が安定している大手やメガベンチャーへの転職をご希望であればマイナビIT AGENT
大幅な年収アップが期待できるWeb系スタートアップ求人を狙っているのであればGeeklyと使い分けるといいと思います。

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