「Rubyの求人が少ない」のはオワコンだからなのか?確認してみました

この記事を読んでいるあなたは、Rubyを扱うWebエンジニアの方だと思います。スキルアップや環境を変えるためにそろそろ転職したいけど、巷では「Rubyはオワコン説」「Rubyの求人案件減っている説」がまことしやかにささやかれており、次のステップに踏み出せない方も多いのでは…?Rubyは人気の高い言語である一方、求人が少ないとの情報も。

今回は転職サイトの求人数から、その情報の真偽を確認してみました。

 

Rubyの求人はなぜ少ないのか?確認してみました

Rubyは日本人の「まつもとゆきひろ氏」が開発した、シンプルで書きやすい言語です。Rubyは日本人が開発したプログラミング言語のため、日本語で学べる書籍が充実しており、ドキュメントを作っているかのように実装が可能です

Ruby、Ruby on Railsはベンチャー企業やWebアプリで使われる技術です。ご存じの方も多いかもしれませんが、Rubyで開発された主なWebサービスは以下のとおり。

Twitter

世界最大規模のRuby on Railsにより開発されたWebサービス。世界中からのつぶやき投稿をリアルタイムで処理し、ユーザーオリジナルのタイムラインを読むためのサービスです。Twitterには、従来Rubyが使われていましたが、現在はScalaに移行しました。これが、Rubyのイメージ低下につながっているとも言われています。

クラウドワークス

21世紀の新しいワークスタイルを提供する。」クラウドワークスは、仕事をしたい人と仕事を発注したい人をマッチングさせるクラウドソーシング・サービスです。CTOの野村氏によれば、Ruby on Railsの開発生産性の高さにより、少人数かつ限られた期間での開発が成功したとのこと。クラウドワークスは、2014年に東証マザーズへ上場されたことからも注目をされています。マーケットに上場するベンチャー企業のサービスにもRubyは使われています。

 


 

一方で、2019年7月に海外のテックキャリア系求人メディアDiceへ掲載された、「5 Programming Languages That Are Probably Doomed(おそらく先がない5つのプログラミング言語)」という記事が話題になり、その1つとしてRubyが挙げられ話題になっていました。

今後のRuby、およびRuby on Railsの需要動向予測については、開発者の「まつもとゆきひろ氏」がカンファレンスで下記のようなコメントを出しています。

「自分のアプリケーションを新しい技術・言語・新しいフレームワークでやってみよう」という人に話を聞いてみると「プロトタイプはそれでやってみました」「いくつか試してみたけど、結局Rubyに戻ってきました」という人が、けっこういるんです。

新しい言語、新しいやり方はすごくおもしろいけど、例えば「〇〇するライブラリがなくて自分で作らなくちゃいけなかった」「情報が少なくて、Webを探し回ってもあまり見つからない」「ソースコードを読まないといけなくてつらかった」と。

安定性とか安心感、あるいはビジネス上の価値。結局(今まで)問題だと思ってた部分は新しい技術によって対応されたけど、それ以外の問題がどんどん発生して、トータルのビジネス上の価値としてはどうなの? ということが起きがちなんです。そうすると、場合によっては信頼と実績のRubyとRuby on Railsに戻ってくるということが、よくあるわけです。

RubyとかRuby on Railsだと、簡単なWebアプリケーションをすぐ作ったり、あるいは、さまざまなジャンルで実際の適用例があるので、なにか困ったとき同じ問題に直面した人を探せたり、あるいはその問題を解決するRubyGemsを見つけられる。そういう点でいうと、トータルの生産性はかなり高いことがあるんですね。

なので、テクノロジーとしては、2010年代にどんどん新しく出てきた言語が持ってるあの機能がないとかこの機能がないとか、そういうカタログスペック上の欠点があるように思えても、トータルの生産性あるいは効率の良さを考えると、Ruby on Railsのビジネス上の価値は、実はそんなに下がっていないと思うんです

Rubyを生み出したまつもとゆきひろ氏はこのように主張しています。

英語圏のテックメディアでたびたび報じられるように、英語圏の求人件数が減少していることから見ても、今後世界的に需要が減少する言語と捉えておいたほうがよさそうですが、一方で、Rubyが日本発祥の言語でありコミュニティも強いため、国内での需要は当面は続くと考えられるため、Ruby, Ruby on Railsの需要は続くとの見方も。

それでは実際、Rubyプログラマの年収や求人数はどれくらいでしょうか?

Rubyプログラマの年収を見てみよう

株式会社ビズリーチが運営する求人検索エンジン、「スタンバイ」の調査によると、Rubyプログラマの平均年収は550万円求人件数は11,676件です。まだまだ人気は衰えていないように思えます。それではなぜRubyの求人が少ないと言われるのか?転職サイトで求人を調査したところ、ある傾向があることに気づきました

正直、地域性に左右される

結論から言うと、Ruby,Ruby on Railsの需要は、仕事を求める地域に大きく影響されることがわかりました。エンジニア系、Web系を中心に扱う求人サイトGreenで調査したところ、地域別の「Ruby」を含む求人数は以下のとおり。

求人数調査(Ruby × 地域)の掛け合わせ

地域 企業数 求人数
東京 705 1,621
大阪 77 125
愛知 28 37
神奈川 63 117
福岡 42 67
北海道 23 37

(2019年11月調べ)

実際の画像(東京)

一方、機械学習で人気が高まる「Python」で検索すると以下のとおり。

求人数調査(Python × 地域)の掛け合わせ

地域 企業数 求人数
東京 670 1,498
大阪 84 135
愛知 29 41
神奈川 69 112
福岡 40 57
北海道 20 28

(2019年11月調べ)

同じ条件で、安定的な人気のある「Java」を検索したところ、以下のとおり。

求人数調査(Java × 地域)の掛け合わせ

地域 企業数 求人数
東京 1,618 4,014
大阪 239 489
愛知 107 181
神奈川 203 432
福岡 96 143
北海道 61 100

(2019年11月調べ)

これを見て謎が解けた気がしました。Ruby、Python、Javaの3つの言語のうち、最も求人数が多いのは東京ですが、東京と他の地域において、求人数の差が大きいのはRubyだったのです…。

まとめ

今回調べてみたところ、Rubyは長期的な需要やトレンドは下がり傾向にあるものの、現段階ではPythonと同じくらいの需要があり、尚且つ日本の国内の求人市場では需要があるのがわかりました。
一方で求人数においては東京の一極集中傾向が読み取れるため、Rubyを書きたいエンジニアの方は、東京都内での転職や、東京の案件にリモートでjoinする道を考えるとよさそうです。

あるいは、転職エージェントに頼るのもアリかもしれませんね。

ITエンジニア転職エージェントに相談?それとも総合系転職エージェントに相談?

自力で転職先を見つける自信のない方や、まだ転職をしたことがない方には、転職エージェントサービスを一度利用するのもアリだと思います。

エンジニアさんの場合、IT特化型の転職エージェントか、総合系の転職エージェントを利用するかで悩む方も多いと思います。

IT特化型のエンジニア転職エージェントを利用するメリットは2つあります。1つは、転職の相談に乗ってくれるアドバイザーがIT業界や技術に詳しいこと。もう1つは、スキルのミスマッチが少ないことです。

 


 

 


 

一方で、総合系のエージェント(リクルートエージェントdodaなど)に登録するメリットもあります。総合系のエージェントは、大手企業やメガベンチャーとの関係性が強固で、人材採用計画から携わっています。豊富なリソースを活かして、経営陣がどう考えているか、人材の育成計画の情報も握っています。

結論から言うと、スキルで勝負したい方は特化型自分により合う会社を見つけたい方は総合系をおすすめします

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