ゲームプログラマ・エンジニアの転職で年収UPするには?良い待遇の求人との出会い方


ライター:コミヤマ タカフミ
【PR】記事内に商品・サービスのプロモーションを含みます。

今日の仕事もコンピュータと向き合う一日だった。
最初は、ゲームが大好きで入ったゲーム業界だったけれども、少しずつ不満が募る…。残業で定時に帰れない日々が続き、日によっては午前様。(というかむしろ常態化している…)

もっと良い条件の仕事や、働き方はないだろうか…。サービス残業も多く、仕事のモチベーションも上がらない。

どうしたらいいものか・・・

ゲーム業界で働く上で、子どものころにテレビゲームに夢中になった方は多いと思います。大人になり、憧れてゲーム業界に入ったものの現実は厳しかったという話はよくありますよね。職場は残業がとても多く、ややワークライフバランスが狂ってしまっているなと感じる方もいるはずです。

今回は、もっと良い条件のゲームプログラマの仕事を検討しよう!と考える方に向けてお役立ち情報をお伝えします。序番から中盤は、皆さんご存知だと思いますがゲームプログラマの仕事内容、終盤はゲームプログラマからより良い条件で働くためのキャリアチェンジの方法や、キャリアアップについてお伝えします。

 

転職情報の前に、ゲームプログラマ・エンジニアの仕事をおさらいしよう

転職情報をお伝えしていく前に、ゲームプログラマのお仕事について触れ、エンジニアの2つの流派、「コンシューマーゲーム」と「ソーシャルゲーム」のトレンドについてお伝えします。

ゲームプログラマ・エンジニアの仕事内容

ゲームプログラマやエンジニアの仕事は、プランナーが作成したシナリオや演出などの仕様に合わせて、ゲームを動かすためのプログラムを書くことです。

キャラクターの動き、BGM、エフェクト、システム構築まですべての工程をプログラミングで作っていくのが役割になります。プログラミングに詳しくないプランナーも業界には多く、無理難題な要求をされた際に、ゲームプログラマは自分の意見を述べる必要があります。

しかし、クライアント、プランナーなどの無茶ぶりや、単調作業の繰り返しに飽き飽きしている方がいるのでは…?コンシューマーゲーム企業とソーシャルゲーム業界のよくあるお悩みをまとめました。

一世を風靡したコンシューマーゲーム企業

コンシューマーゲーム制作会社といえば、任天堂コナミスクウェア・エニックスカプコンセガバンダイナムココーエーテクモなど大手企業を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

家庭用ゲーム機やその専用ソフトを意味するコンシューマーゲームは、1983年のファミリーコンピュータ発売以来またたく間にお茶の間の人気者になりましたね。

任天堂の代表作であるマリオシリーズ、ゼルダの伝説、ポケットモンスター。
コナミの実況パワフルプロ野球、がんばれ!ゴエモン、ツインビー。カプコンはストリートファイター、ロックマン、バイオハザードも有名です。

このような数々の名作をプレイしたことで、ゲーム業界へ入社された方も多いと思います。ただ実際働いてみると、好きなようにゲームを作れるのはほんの一握り

あこがれのコンシューマーゲームを作りたくて入社しても、関連会社の別の仕事をすることになるなど、歴史ある名作に関われる方は少数です。コンシュマーゲームの納期は原則引き伸ばせませんから、想像を絶するハードワークで頑張れば頑張るほど嫌気がさしてしまう方も多いです。

名作ゲームに関わることが夢

トレンドはソーシャルゲーム

コンシューマーゲームの他にソーシャルゲームというものが出てきています。有名どころはDeNAグリーコロプラgumiDonutsなどです。こちらのソーシャルゲームはオンラインでスマートフォンを使用しプレイするものが多く、ガチャ要素が賛否両論を生んでいます。

ガチャはプレイヤーの射幸心を煽るとのことで、上手に仕組みを作れば作るほど、売り上げが上がるものとなっています。子どもの教育に良くないのではないか?とも言われていますよね。「お金を払った分だけ、強いアイテムやレアな要素が手に入る可能性が高まる」というのはコンシューマーゲームにはなかった要素です。

人によっては、ガチャ方式のソーシャルゲーム開発に対して「おれが作りたかったゲームはこんなんじゃなかった」というギャップを感じる方もいらっしゃいます。

コンシューマーゲームも、ソーシャルゲームもそれぞれの地獄があります。それでは、そんなゲームプログラマの平均年収はどのようなものでしょうか?

ゲームプログラマ・エンジニアの年収

下記のグラフは、2017年の一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会の調査「ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート調査2017」より、ゲーム開発者の平均年収の分布を表しています。

ゲーム開発者の平均年収は539万円です。最もボリュームが大きいいのが400~499万円のゾーンで全体の2割を占めます。

同じプログラマでも、別業界でpythonGoScalaなどをメインスキルにシステム開発を行う場合は、平均年収が500万円代後半~となるようですので、プログラマのなかではやや低めと言えます。

ゲーム開発者 平均年収
(出典:ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート調査2017

それではなぜ、ゲーム業界のエンジニアだけが給与が低くなってしまうのでしょうか?

実は、ゲーム業界にも、給与の高いエンジニアはいます。スキルの高い技術者は当然給料も高いが、あまりスキルの高い技術者を雇いすぎると今度は製作コストが跳ね上がってしまうので、スキルが高い技術者が淘汰されてしまう現象も起こっており、ゲーム業界から別業界に流れるケースも多いようです。

業界の人材流出が問題に

働く会社で大きく変わるゲームプログラマの待遇

ゲームプログラマ・エンジニアは働く会社によって、待遇が大きく異なることがあるようです。会社によっては、在宅でのリモートワークに対応をしている高性能のマシーンを仕事で使用できるようなケースもあります。

一方で、会社によっては、依然として古い体制(深夜まで働く、古臭い環境で働く)に適応されるのを求められるケースもあります。新しい働き方の取り組みをしている会社はソーシャルゲーム業界では、やや目立つ傾向にあります。

それでは、今後のゲーム業界では、どのように進路を決めればよいのでしょうか。ゲーム業界全体の市況をもとに考えてみたいと思います。

今後のゲーム業界で、プログラマ、エンジニアはどうすればいい?

ゲームプログラマ・エンジニアは、ゲーム市場が世の中にある以上は、需要がある世界です。近年のeスポーツ、オンラインゲームの流行、スマホゲームの過熱具合を見ている限り、まだまだ伸び代がある業界だといえます。

日本国内の需要はもとより、海外の市況にも注目したいところです。

・海外市況

2018年の世界のゲーム市場は前年比2割増13兆1774億円。市場を拡大し続けているのがわかります。

そのうちアジアが5兆8234億円で44.2%を占め、北米が28.9%で3兆8125億円であり。なかでもアジアのスマホゲーム市場は3兆5000億円を突破するなど成長が著しい分野といえるでしょう。

世界最大規模のゲーム会社は世界各国のゲーム企業とあますところなく提携する中国のテンセント。中国国内の規制に巻き込まれながらもソニー、マイクロソフト、アップルを抑えて首位を守っている。また、上位にはブリザードやEAといった、e-Sportsにも関わりが深い企業の名前が目立つ。一方で、ハードウェア/パッケージソフトで一人勝ち状態の任天堂は9位にとどまっています。

・モバイルゲーム市況

2018年における世界のモバイルゲーム市場は、『ファミ通モバイルゲーム白書2019』によると、前年比103.4%6兆9568億円と推計されています。

世界最大のマーケットであるアジア(4兆2660億円)をはじめ、次ぐ北米(1兆5534億円)、ヨーロッパ(7785億円)と、いずれの地域でも前年より微増となっている。

さらに、ファミリーコンピュータやPlayStationなどの過去のコンシューマーゲームのリバイバル版が相次いで発表されていることから、ゲーマー人口はそこまで減っていないように思われ、仕事自体は簡単になくならないといえます。

こういったなか、ゲームプログラマ、エンジニアがたくましく生き残るためにはどうすれば良いのでしょうか?

大手を取るか、ガチャを取るか、それ以外かを選ぶ

それでもゲームプログラマを続けたい方にお伝えしたいのは、大手で働く(コンシューマーゲーム)か、ガチャ(ソーシャルゲーム)を取るかもしくはそれ以外の道に行くかを、自分で決めることです。

【コンシューマーゲームプログラマ・エンジニアの場合】

冒頭でもお伝えした通り、コンシューマーゲーム業界では比較的古い体質であり、また転職ができたとしても、同じ状況の繰り返しかもしれません。それでもコンシューマーゲーム業界で活躍したい場合は、待遇が変化するか、働く環境について事前の調査を欠かさないようにしましょう。またソーシャルゲームに比べると求人が少ないので、ゲーム業界に強い転職エージェントなどの利用を推奨します。

【ガチャを選ぶ(ソーシャルゲームプログラマ・エンジニア)の場合】

ソーシャルゲームの開発は年々大規模化しており、Wantedly, Greenなどでのエンジニア・プログラマ職の募集は、コンシューマーゲーム求人と比べて数が多いです。またソーシャルゲーム業界への転職は、新しい企業文化で風通しの良い環境の企業で働きたい方に向いています。

ソーシャルゲーム会社で働く際に重要なのは、「スマホ時代の課金ゲームの開発職を選んだ自覚を自分で持つ」ということです。

ご存知の通りガチャ要素に代表されるスマホゲーの課金要素には賛否両論があります。コンシューマーゲームの思い出の名作たちとは別物です。それを新しいカルチャーとして受け入れられるかどうかは精神衛生上とても重要なことです。大げさにいえば「ソシャゲにやりたいことが詰まっている」という想いをもって入社できれば理想です。

なお、「ソーシャルゲーム企業=新しい文化、安定した待遇」と盲目的になってしまうのは早計です。

実際に私の友人も、とあるソーシャルゲーム企業で、新卒レベルの給与しかもらっていなかったところ、別のソーシャルゲーム企業に転職したところ月収が6万円もあがったとのこと(特に新しいスキルを身につけたわけでもないのに…)。企業選びがいかに重要かをおわかりいただけるかと思います。

【ゲームプランナーになる】

ゲームエンジニアの方は理想のゲームを作りたいという方が多いのでは?そんな方におすすめなのは、ゲームプランナーの道です。

これは実際に求人サイトに掲載されていたプランナーの求人ですが、プランナー職以外でのゲーム開発経験が応募資格に入っており、プランナー的視点がある人材あれば、十分目指せると言えるでしょう。

【VR・ARのエンジニアになる】

ゲームプログラマと親和性の高い職業といえばVR・ARのエンジニアです。ゲームエンジンを使った開発経験があれば、VR・ARの分野で活躍するのが可能です。VR・AR技術が求められるのは、ゲーム業界だけではありません。たとえば、不動産内見用のシステムや、医療業界、建築現場でも応用されています。

このポジションを目指す場合は、ゲーム業界から他の業界へ移動する理由を論理的に語るための準備が必要です。エンジニア系の転職エージェントなど、プロの手を借りるのをおすすめします。

VRの時代は近い

転職体験談:30歳の節目にカプコンへの転職

(参考:カジュアル面談をきっかけに高まる転職意識。まずは「やってみる」ことの重要性 ―― 鴇田裕亮さん(30歳・男性)| マイナビクリエイター

参考までに、実際にゲームプログラマーとして活躍している方の転職体験記をご紹介します。

ご紹介する鴇田さんは、新卒で入社から7年間、オンラインゲームの同じプロジェクトに関わり、エネミー担当としてリーダー職も経験していました。

30歳を目前に「これまで関わってきたプロジェクト以外で自分のスキルを試してみたい」と思い、転職を意識しはじめました。

「いいところが見つかったら検討してもいいかも」という気持ちで、いくつかの転職エージェントに登録すると、複数の企業からアプローチを受け、カジュアル面談などを行って情報収集をしていました。

そんななか、興味がある企業の中で接点を持つきっかけがなかったカプコンとのカジュアル面談をエージェントに依頼すると、すぐに日程が決定。

「おもしろいゲームを追求できる環境があること」「キャリアを生かしつつ新しい挑戦ができること」をマストの条件と考えており、面談で社内の様子を聞いたところ理想的な雰囲気に感じていました。さらに、企業の人事担当者からも積極にアプローチを受けたこともあり、転職の意思を固め、本選考に進むことになりました。

人事担当者の時点から好感触だったこともあり、本選考はトントン拍子で進み入社が決定。入社時期で悩んだものの「いつまで待ってもらえるのか」「このタイミングで入社すると、どんな仕事ができるのか」などをエージェントを通して確認し折り合いの付いた4月に入社しました。

入社後の仕事環境については、

「カプコンのいいところは、効率よくタイトル開発が行えるよう、部署の整備やツールの導入など、さまざまな取り組みが行われていること。たとえば、業務の中でも雑務的な部分はプロジェクトマネージャーがフォローしてくれるので、だいぶ労力が軽減されています。そのため、リーダー職でありながら、まるっと一日作業に充てられる日が当然のようにあります。」

と希望していた通りに「リーダーとしての経験を活かしつつ、おもしろいゲームを追求できる環境」を高く評価しています。

「自分のしたいゲーム作り」ができる環境は人によって異なるものですが、そうした環境を自力で見つけ出すのは容易なことではありません。

実際に鴇田さんとカプコンの出会いにも転職エージェントのサポートがありました。

自分に合った環境を探し出すために、エージェントをはじめとした転職サポートは利用した方がよいでしょう。

ゲームプログラマとしての転職ならゲーム業界に特化した転職サービスを。

スタートアップへの転職ならGeekly

比較的新しいサービスとなりますが、Geeklyはゲーム・Web業界企業求人紹介に力を入れている転職サイトです。

Geekly

Geekly

Geeklyのココがおすすめ

Web・ゲーム業界に特化

Web・ゲーム業界の転職ならGeekly。大手志向というよりスタートアップでチャレンジングな環境に身を置きたい方にマッチしているエージェントです。

利用者の口コミ

34歳 男性

ゲームやWeb系の求人が充実していた。特にWeb系スタートアップのエンジニア求人は高年収の募集が多かった。

30歳男性

ゲーム業界の中でも業績が伸びているところを中心に教えてくれた。自分では情報が探しにくいので助かりました。

29歳女性

中吊り広告を見て登録したのですが、ゲーム業界から離れたいと思っていたので、ちょっと違うかな、という感じでした。

公式サイトで登録する

結論:ゲームエンジニアは、どうするか自分で決めて、プロに助けてもらおう

今回は、ゲームエンジニアの方のキャリアプランについてお伝えしました。

ゲームエンジニアは、どの会社で働くかが重要だなと思います。
また、必ずしもゲーム業界やプログラマにこだわらずとも、プランナーAR・VRなど新しい分野で活躍できたりする可能性があるかもしれません。

まずは、今のあなたのスキルが市場でどのように評価されるかを、ゲーム業界専門の転職エージェントに気軽に聞いてみてはいかがでしょうか?

5秒で完了!転職サイト診断

転職診断ツールへのアクセス方法

このページを共有する

転職でキャリアアップ・年収アップITエンジニア(SE)・プログラマの転職活動

  1. 転職でキャリアアップ・年収アップ
  2. 銀行員の転職
  3. 営業職の転職
  4. ITエンジニア(SE)・プログラマの転職活動
  5. アクチュアリーの転職
  6. ホテルマンの転職
  7. ウェディングプランナーの転職
  8. マーケティング担当者の転職
  9. 経験者が考えた、Webマーケティング転職の志望動機例文
  10. Webデザイナーの転職
  11. Webディレクターの転職
  12. コールセンターオペレーターの転職
  13. 工場勤務からの転職
  14. 施工管理技士からの転職
  15. 公務員からの転職