職務経歴書の書き方フォーマット(テンプレートダウンロード付き)


ライター:Sota Katakawa

職務経歴書とは?

職務経歴書とは、求職者が中途採用の転職へ応募したいときに、これまでの仕事内容、応募先で活かせるスキル、自己PRなどについて記載し提出する書類です。
職務経歴書は中途採用での超重要アイテムです。書類選考はもちろん、面接にも大きな影響があります。

履歴書と異なる点は、

  • 履歴書は学歴等も含めた個人情報を中心に記載するのに対し、職務経歴書は「スキル」「仕事内容」についてアピールする書類であること
  • 決まったフォーマットがないこと

この2点です。
決まったフォーマットがない上、これまでの経験を1つの書類にまとめて提出するのですから、大変な作業です。
今回は職務経歴書の書き方とコツお伝えします。

職務経歴書作成のお悩み

エンジャパンの調査によると、これまで職務経歴書を書いた方がつまづきやすいポイントは、「アピールポイントが伝わらなかった(46%)」「経歴をうまくまとめられなかった(37%)」「何を書いたらよいのかわからなかった(22%)」「よいサンプルが見つからなかった(22%)」です。

第13回アンケート集計結果「職務経歴書」について
(参考:第13回アンケート集計結果「職務経歴書」について|エン ミドルの転職

そこでこの記事では、これらのお悩みに対応する

  • 職務経歴書作成の基本(何を書いたら良いか)
  • サンプル
  • 経歴のまとめ方
  • アピールポイントの伝え方

を具体的に伝えます。

職務経歴書作成の基本(一般的なルール)

職務経歴書に決まったフォーマットはありませんが、一般的なルールはあります。

(1)枚数

A4タテ×1枚~3枚以内に収めるのが一般的です。

経験社数が1~2社の場合:1~2枚
経験社数が3社の場合:2~3枚
経験社数が4社以上の場合:3枚

どんなに経験社数が多くても、4枚以内に収めるようにしましょう。

(2)手書き?パソコン?

パソコンで作成するのが一般的です。

(3)ソフトウェア

WordもしくはGoogle Documentで作成しますが、エクセルで作成しても問題ありません。
転職サイトdodaではレジュメビルダーというシステムを提供しています。

職務経歴書のフォーマット・構成

職務経歴書のブランクフォーマットは以下のようなものです。


職務経歴書1職務経歴書2


(こちらのフォーマットはこのページよりダウンロードできます)

フォーマットのポイント

面接官は毎日何十人もの応募書類に目を通します。
実はこれ、結構な負担なんですね。そのため、職務経歴書は「見やすさ」がひとつのポイントとなります。せっかく内容が良いのに、「わかりにくい」という理由で落とされたくはありませんよね。

見やすいフォーマットで書類を提出して、通過確率をUPしましょう。
そのために重要なのは以下のようなポイントです。

  1. オーソドックスなA4サイズを用いること。
  2. 時系列で書くこと。
  3. 段組等を利用して整理すること。
  4. 出来る限り箇条書きで書くこと。だらだらと長い文章にしない。

転職Doではどの職種にも転用できる、見やすくわかりやすいブランクフォーマットと、職種別のテンプレートをご用意しています。

構成のポイント

(1) ヘッダー部:タイトル、日付、氏名

冒頭に「職務経歴書」と大きく記入します。
その下に、日付、氏名を記入します。

POINT

「日付」は定期的に最新版にすることをおすすめします。

(2) 職務概要

これまでの経験を3~6行で簡潔に記載します。

POINT

「職務概要パートを読んで興味が持てたら、下まで読み進める」という人事担当者もいます。書類選考の最初のハードルです。

(3) 活かせるスキル、保有資格、使用可能ソフトウェア

応募先で活かせるスキル、保有資格、使用可能ソフトウェアを箇条書き形式でまとめます。

POINT

活かせるスキルは、3~6個に絞った上で、応募先で求められる順に上から記入しましょう。
また、応募先職種で使えるソフトウェア、保有資格、ツールを記載しましょう。

(4) 職務詳細

これまでの所属先の情報と、そこでの業務内容、実績を箇条書き形式で記入します。

POINT

事実ベースで記載する部分です。
これまでの所属先の組織規模、仕事内容と数値を伴った実績を的確に記載することがポイントです。

(5) 自己PR

あなたの強みを言語化し、応募先でどのように活かせるか、あなたを採用するメリットを記載します。

POINT

あなたの志望度や熱意をアピールできる段落です。「これまでの経験と、御社はつながっているアピール」を明文化しましょう。

職務経歴書作成の流れ

記入前の準備

職務経歴書を書き始める前にやるべきことは2つあります。

(1) 企業研究

職務経歴書は、応募企業にあなたの経歴をアピールするためのものです。そのため、具体的な応募先をイメージしながら書くと完成までの距離がぐっと縮まります。
リクナビNEXTなどで求人票を検索して、ぜひ応募したい企業の求人票を用意しましょう。求人票には、「求める人物像」「応募条件」が記載されています。そこから、応募先はどんな企業で、どんなスキルを持った人物が求められているかを具体的にイメージした上で書き始めるようにしましょう。

(2) これまでのキャリアの棚卸し

職務経歴書の大半は、過去の経験を事実ベースで文章にしていく作業です。
これまであなたが仕事で取り組んできたことを箇条書きにしましょう。
棚卸しするべきポイントは、以下の3点です。

  • これまで所属した企業・組織の情報(会社名、事業内容、資本金、所属支店、部署、部署の人数、役職、職種)
  • ルーチンワーク(仕事内容)を羅列
  • 数値を伴った実績

作成

完成度を高めるコツを見ながら作成しましょう。

ブラッシュアップ

出来上がった職務経歴書を第三者に見てもらいましょう。

  • 身近な社会人(友人や家族など。企業人事で働いている知り合いがいれば尚可)
  • 転職エージェント

※職務経歴書へのアドバイスを受けたい場合は、リクルートエージェントなど日系大手のエージェントがおすすめです。

完成度を高めるコツ

職務経歴書の完成度は、「事実ベースで書けていること」と、「あなたの経歴と応募先企業がつながっているアピールができるか」の2点で決まります。
前者はできている方が多いのですが、後者の「つながっているアピール」ができる方はそう多くありません。
逆に言えば、つながっているアピールさえできれば、書類選考通過の確率を高めることが可能です。
「つながっているアピール」をするためには、職務経歴書での言い回しを工夫する必要があります。
事実ベースで記入する「職務経歴詳細」はアレンジするのがむずかしいかもしれません。しかし、【職務概要パート】【活かせるスキル(保有資格、使用可能ツール)】【自己PR】については、応募企業の求めているものを想定することで、つながっているアピールができている職務経歴書にアレンジすることが可能です。

職務概要パート

採用担当者が最初に目にする段落です。職務概要の完成度は「書類を読み進めてもらえるか(=書類選考通過の可能性)」を大きく左右します。

職務概要パートは一般的に3~6行以内に収めるのが一般的ですから、文章で言えば3~4文での構成です。短い文章であなたの魅力を伝えるためにやるべきことは3つあります。

完成度を高めるコツは、「基本形を守ること」です。

1文目:5W1Hを明確にして、「あなたが何者か」を一文で伝える
2文目:具体的な経験業務を伝える
3文目:工夫した点と、数値を伴った実績を伝える
(4文目:スキルを伝える)


例文

【営業職】
新卒で株式会社〇〇に入社後、既存の法人顧客に対して、xxxのセールスを担当。大企業をメインターゲットに、△△△、■■■の販売に従事致しました。また、顧客情報の徹底した収集によって、既存顧客との信頼関係を構築>。20××年度には、契約件数〇〇件、総額〇〇円の契約を獲得致しました。その功績が認められ、20××には〇〇賞を受賞致しました。

【Webマーケティング職】
〇〇大学を卒業後、制作会社を経て20xx年に株式会社〇〇に入社し、x年間、自社Webサイト(コーポレートサイト、ECサイト、キャンペーンサイト)の運用を担当致しました。デザイン・コーディング経験とともに、記事ライティングや経営層への企画提案、Webマーケティング業務も経験。20xx年に自社ECサイトのリニューアルを担当した際はSEO対策を徹底し、期間内のPV数が目標に対し150%を実現致しました。

【販売職の場合】
新卒で株式会社〇〇に入社後、〇年間、アパレル販売員として、レディース服と雑貨の販売職に従事致しました。販促企画を提案できる環境でしたので、新作情報をブログ、Instagram等で発信することを徹底した結果、お客様から「ブログを見て来店した」というお声を頂き、20xx年は前年比の売上120%増を達成致しました。


「活かせるスキル」「使用可能ソフトウェア」「資格」パート

あなたのスキルセットを箇条書き形式で伝えるパートです。

ここで重要なポイントは1つです。
「あなたの自信があるスキル、ソフトウェア、資格」ではなく「応募先企業で活かせそうなスキル、ソフトウェア、資格」を書くことです。

リクナビNEXTの調査によると、採用担当者が「会いたい」と思う応募書類の特徴No.1は、「経験をどう活かせるかが書いている」(65%)です。

採用担当が履歴書や職務経歴書でチェックしているポイントは?
(参照:採用担当が履歴書や職務経歴書でチェックしているポイントは? / リクナビNEXT

たとえばあなたが営業職から営業職へ転職したいのであれば、営業スキルをそのまま書いて良いですし、
マーケティング職へ転向したいのであれば、マーケティング職で求められるスキルを列記すべきです。

そうすることで、職種経験者の場合も、職種未経験者の場合も書類選考通過の確率をぐっと上げることができます。

自己PR

自己PRというと「自分語り」というイメージがあります。
しかし書類選考を通過できる多くの方が実践しているのは、「自分語り+応募先の企業でどう活かせるのか?」という説得力を伴った「説明」です。

以下のような構成を意識すると良いでしょう。

序盤「プロセス」:PRしたいポイントと、どうやってその成果を実現したか、どんな苦労があって、どのように乗り越えたか
中盤「実績」
締め「どう活かせるのか」:①と②を応募先企業でどう活かせると考え応募したのか。(応募先企業の特徴をふまえて説明する)

ここで大切なのは「締め」の部分です。
ポイントは求人票に対する理解度。例えば営業なら、

  • 何を(有形?無形?競合他社とどう違う?)
  • 誰に(個人?法人?個人ならどんな属性の方?法人ならどんな業界、どんな部門のどんな役職の方?)
  • どうやって売るのか?(アポのとり方は?商談の雰囲気は?コンペは多い?)

といったレベルまで落とし込んで理解し、これまでの自分の経験が活かせる共通部分が無いかを探りましょう。共通部分が見つかったらそればあなたのアピールポイントです。
(そして、この考え方は面接選考でも活きてきますよ)

例文を参考に自分なりにカスタマイズしてみてください。

【例文1・営業】

新卒から3年間、新卒採用メディアの営業職に従事致しました。新規獲得の基本はテレアポです。これが最初のハードルで、最初は闇雲に1日100コールこなしましたが、ご迷惑になるばかりでまったくアポになりませんでした。そこで業界新聞を取って、新しい人事制度や採用の仕組みを取り入れた企業に「記事を見て電話しました」とご連絡するようにしました。すると受付突破率がほぼ100%になり、毎日コンスタントに新規アポが取れるようになりました。また実際の商談では、見込み客のビジネス規模や業界に近いサクセスケースを積極的に共有するようにしました(プロセス)

その結果として、20xx年は予算達成率xxx%を実現致しました。(実績)

 今回はオンライン面談ツールの法人営業を募集していると伺っておりますが、貴社の導入事例を拝見するとやはり採用マーケットでの実績が中心かと存じます。それなら私の人事向け法人営業での経験が活かせると考え、応募いたしました。(どう活かせるのか)

【例文2・コールセンター】

現職ではホテルフロントとして、接客や事務処理を担当しています。平均すると1日に○名の対応となりますが、受付対応からクレーム処理まで、お客さまをお待たせしないようスムーズに対応することを心がけ、社内でQC活動を発足いたしました。(プロセス)

対応マニュアルの作成からグループ研修を行い、その結果として顧客満足度98%を達成いたしました。(実績)

貴社では、コールセンターとして、多くの問い合わせ対応や、クレーム処理のできる人材を求められていると感じました。ホテルフロントで培った礼儀・マナーや接客を活かしながら、1日に多くのお客さまを対応する工夫やマニュアル作成などで貴社に貢献できると考え、応募いたしました。(どう活かせるのか)

自己PR(補足)転職エージェント経由で応募する場合

ここまでお伝えしてきたように、応募書類を1社ごとにカスタマイズするのが理想です。

一方、転職エージェント経由で応募を進める場合、キャリアカウンセラーから「大量に応募すること」を求められる可能性があります。

一般的に書類選考の通過率は10~20%と言われているためです。

一度に10社、20社と応募していくことを想定すると、さすがに1社ごとに自己PRを変えるのは手間ですよね。

その場合は、「職種別」に自己PRをアレンジすることをおすすめします。

プロセス、実績、締めの構成はそのままに、「締め」の部分を汎用性の高い表現にします。

あなたが応募先の職種で具体的にどのように活躍できるかを最低限記載しましょう。

【パターン1・営業(職種向けアレンジ版)】

新卒から3年間、新卒採用メディアの営業職に従事致しました。新規獲得の基本はテレアポです…(中略)その結果として、20xx年は予算達成率xxx%を実現致しました。(プロセス)

その結果として、20xx年は予算達成率xxx%を実現致しました。(実績)

今後は、1社ごとの経営状況に合わせた提案営業経験を活かし、人材サービス業界のソフトウェア営業として従事していきたいと考えております。(どう活かせるのか)

【例文2・コールセンター(職種向けアレンジ版)】

現職ではホテルフロントとして、接客や事務処理を担当しています。…(中略)(プロセス)

対応マニュアルの作成からグループ研修を行い、その結果として顧客満足度98%を達成いたしました。(実績)

今後は、ホテルフロントで培った礼儀・マナーや接客を活かしながら、1日に多くのお客さまに対応する工夫やマニュアル作成などで貢献していく所存です。(どう活かせるのか)


ただし、職種別の自己PRで書類選考を通過した場合も、面接選考では上段でご紹介した1社ごとの自己PRの考え方が活きてきます。
面接選考へ進んだ場合は、ぜひこの記事を思い出して、もう一度読みに来てくださいね。

職務経歴書ダウンロード

転職Doオリジナル職務経歴書ダウンロード

上記は何も書かれていないブランクの職務経歴書ダウンロードになります。

この他に転職Doでは、この基本メソッドを職種別に落とし込んだ職務経歴書を作成致しました。
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職種別職務経歴書リンク

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