未経験でマーケティング職になるには?そもそもなれるものなの?

これをお読みのあなたは、マーケティング職に少なからず興味がおありですね?

テレビ番組や、雑誌のインタビューなどで、有名企業のマーケティング担当者が取り上げられ、「華やかな仕事」というイメージをお持ちの方も多いでしょう。経営と密接にかかわり、ビジネスの上流部門であるマーケティング職の人気は高まっています。

マーケティングって、楽しそうだし、カッコいい仕事に見える。でも、そもそも、マーケティングってどんな意味なんだろう?
マーケティング」とは、お客様がほしいものを用意して、喜んでもらうための仕組みづくりをする仕事なんですよ

今回は、未経験からマーケティング担当者を目指すあなたへ、マーケティングの基礎知識や、仕事内容、面接でアピールするためのコツなどを詳しくお伝えしていきます!

まずは、未経験からマーケティング担当になれるのかな?という素朴な疑問にお答えしますね

未経験からマーケターになる難易度は高い。「マーケティングっぽい仕事」をしたことがあれば超アピールしよう

結論からお伝えすると、未経験からマーケター(マーケティング担当者)になるのは、相当狭き門です。

というのも、とある大手求人情報サイトで検索したところ、「マーケティング・広告宣伝」の求人数1,700件に対し、未経験者を歓迎している求人はなんと、たった25件!

しかも、そのうち、いわゆるマーケティング総合職を募集している求人は、たったの10件でした。

たった10件…。さすがに厳しそうですね。
諦めないでください!ちょっとした工夫で、未経験でもマーケティング部門で働ける可能性が広がります。

マーケティングは、「経験がモノを言う」職種なので、未経験からマーケターになるのは厳しいです。とはいえ、多くのスタートアップ企業が創業している現在では、人材が枯渇気味との情報も。

そのため、これまでマーケティング関連の仕事をした経験をアピールすることで、未経験者からマーケティング担当者になるチャンスはあります。

たとえば、マーケティングを支援する広告代理店や、経営改善提案を行うコンサルティングファームで働いた経験は、アピールポイントになるでしょう。また、日々、売上データとにらみ合い、フロアの改善や新メニューの提案を行ってきた小売・飲食での経験もマーケターへの転職では武器になります。

実績だけではなく、センスが問われる職種でもあるため、面接などで斬新な視点を提示できれば逆転で滑り込める可能性もあります。

とはいえ、狭き門には変わりないため、転職活動においては、しっかりと準備・対策をする必要があります。未経験のあなたにまずは、マーケティングの定義からお伝えします。

仕事内容の前に、そもそもマーケティングとは?

マーケティングという言葉は、20世紀の初頭にアメリカで誕生した言葉です。その考え方や定義は、時代とともに進化してきました。
世界最大のマーケティング情報センター・AMA(アメリカ・マーケティング協会)によるマーケティングの定義(2007年版)は、以下のように定められています。

「マーケティングとは、顧客、得意先、取引先、そして広義では社会全体に対して価値を提供するための創造、コミュニケーション、配達そして交換に関する活動、仕組みづくり、プロセスである。」

(引用元:AMA アメリカ・マーケティング協会より)

これは2004年に同協会から提唱された定義と比べると、「持続可能性を重視」「組織的な活動ではなく、社会全体に対して価値を提供する」という点が進化しています。

つまり、マーケティング担当者が行う仕事は、すべて「顧客や関係者(社会全体)に価値を提供するための仕組み」に集約していくものと言えるでしょう。

実際の選考で、マーケティング用語定義や知識について問われることはないかもしれませんが、知識のあるなしで語る内容も変わってきます。

冒頭でご紹介したように、マーケティング職は未経験からの転職のなかでも競争が激しい領域なので、本気で目指したい方は、書店などでマーケティング入門本を1冊読んでみるのをお勧めいたします。

それでは、マーケティング担当者は日々、どのような仕事をしているのでしょうか?

マーケティングの仕事内容

マーケティングの仕事の代表例としてあげられるのは以下の業務です。

リサーチ(市場調査):
企業を取り巻く環境分析をもとに、消費者のニーズ、購買行動の分析や、競合他社を分析します。 この分析をもとに、ターゲット市場を選定するところまでがリサーチの仕事です。
商品企画:
リサーチ結果をもとに新商品やサービスを創造します。また、製品名やキャッチコピー・パッケージを決定したりなど、ブランドの世界観を創り上げるのも商品企画の仕事です。
販売促進・営業企画:
作った商品やサービスを、実際に売る仕組みを考案する仕事です。
広報:
メディアを通じたPRを行います。社内に広報担当者がいる場合は、連携して広報活動を行います。

マーケティングとWebマーケティング、なりたいのはどっち?

マーケティング職の種類のなかでも、年々需要が高まるのが、「Webマーケティング」の業務です。

これは、時代の流れとともに、消費者が従来の4大媒体(テレビ・ラジオ・新聞・雑誌)に接触する時間よりも、インターネットに接触する時間の方が多くなっている時代の流れを反映しています。

大手広告代理店の博報堂・メディア環境研究所の調査によると、消費者の「テレビ・ラジオ・新聞・雑誌」の接触時間と「スマートフォン・PC・タブレット端末」の接触時間は50:50との結果も。

また同じく大手広告代理店の電通の調査によると、2018年の日本の総広告費のうち、6兆5300億円のうち、インターネット広告費は1兆7,589億円。地上波テレビ広告費の1兆7848億円に迫る勢いです。

この背景を受け、企業はWebマーケティング担当者の育成に力を入れています。実際に、とある求人サイトでは、マーケティング・商品開発・広告宣伝の求人数約2,500件のうち、おおよそ半数がWebマーケティングの募集でした。Web業界のマーケターはオフラインのマーケターのように市場調査なども行いますが、インターネット特有の広告運用や、検索エンジン最適化と呼ばれる手法のSEOや、より売上につながりやすいWebサイトに改善するLPOといった業務も担います。Webの仕事は流れが速いため、そのトレンドに合わせた施策も必要です。

そのため、「マーケティング担当者」と「Webマーケティング担当者」では、求められるスキルが異なるのを理解し、求人票を見るときには、どちらが求められているのか?を把握するのが重要です。

マーケティング職の給与や年収の相場は?

大手転職サービスDODAを運営するパーソルキャリアの調査によると、マーケティング職の平均年収は、490万円。性別ごとの平均年収は、男性:540万円/女性:435万円。年代別の平均年収は、20代:381万円、30代:514万円、40代:674万円、50代~:777万円です。

これは、同じ企画系職種の広報(平均472万円)よりも高いですが、その他の専門職種のデータアナリスト(507万円)と比べると若干低い傾向にあります。とはいえ、事務系職種の平均(330万円)よりは高いものとなっています。

これは平均値であり、未経験からスタートする場合は経験者と比べて低い年収からのスタートになることを念頭に置いておきましょう。

マーケティングは、「勝てば官軍」。答えがない世界で、どう働くか?

マーケティングは、市場調査を通して、世の中のニーズをくみ取り、製品・サービスを通じて、消費者の購買意欲を刺激する仕事です。

自分が打ち立てたマーケティング施策で売上に貢献し、携わったモノが世の中に広まっていく様を実感できれば、大きなやりがいを得られるでしょう。たとえば、自社商品がマスメディアで話題になったり、売上ランキングの上位に入ったり、年末の商品番付に掲載されたりしたときの喜びは代えがたいものがありますね。また、商品企画に携わると、ゼロからモノを生み出せる楽しみが味わえます。

とはいえ、すべてのマーケティング施策が成功するとは限りません。綿密な調査と社内社外を含めた多種多様な人々との打ち合わせを経ても、それが成功につながるかは全くの未知数。そのなかで成績を残さなければ評価が上がらないことは大きなプレッシャー。大変な苦労をしても、そのこと自体が評価に結びつかないのも心労につながります。

マーケティングは、華やかに見えて実は「勝てば官軍、負ければ……」の世界。未経験から入社した場合は、まずはリサーチなどの仕事から入り、徐々に商品企画などの根幹から携わることになりそうです。

それでは、マーケティング経験を積んでいった場合のキャリアパスは、どのようなものがあるでしょうか?

キャリアパスは、「企業にとって、マーケティングがどれくらい重視されているか」で決まる

マーケティング職の最上位といえば、CMO(Chief Marketing Officer)というポジションがあります。

CMOとは、マーケティングを統括する役職です。マーケティングは商品開発から宣伝・広告を経て、販路の調整と、商品の入口から出口に至るまで幅広いものとなります。業務範囲が幅広い分、マーケティングの働きは経営を大きく左右するため、その仕事を統括する責任者も求められるのです。

CMOは、外資系企業にはよく見られるポジションですが、この職種が置かれているかいないかで、その企業のマーケティングへの考え方が伺い知れます。

CMOがいないからといって、マーケティング担当者が重視されていないとは限りませんが、ブランドを管理するブランドマネージャー止まりで、全体を統括するポジションは目指しにくいと言えるでしょう。

企業にとってマーケティングがどれくらい重視されているかは、キャリアパスを描くために重要な要素のため、事前の企業研究でしっかり押さえておきたいポイントです。

ここからは未経験からマーケティング担当者を目指す場合の、具体的な職務経歴書や、面接でよくある質問への答え方をお伝えします。

未経験からマーケティングに挑戦する職務経歴書・面接のコツ

自己PRでは、「マーケティングっぽい仕事をした経験」をアピールせよ!

未経験からマーケティングに挑戦する場合の職務経歴書・面接のコツは、これまでの経験から「マーケティングっぽい仕事をした経験」をアピールすることです。

そのため、自己PRで重要なのは求人票で求められているスキルと、これまでのキャリアで「マーケティングっぽい仕事」とが重なる部分を伝えたうえで、その企業でどう活躍できるかの可能性を伝えるのが、採用までの近道と言えるでしょう。

具体的に、どのように話せばよいかについて、下表でお伝えします!

求人票掲載の業務内容・求められるスキル
(実際の求人票から抜粋)
あなたのスキル
(例)
言い換え
(例)
企画広報 機械メーカーの広報部で、プレスリリースを担当していた マーケターとしての経験はまだありませんが、現職の機械メーカーでは広報として、1年間に●件のプレスリリースを担当しました。「どのように書けばメディアに取り上げてもらえるか」を念頭におきながら、同業他社のメディア取材事例を研究し、効果的なプレスリリースを書けるよう工夫することで、△件のメディア取材を獲得しました。今回御社ではマーケティングのなかでも、広報企画のできる人材を求めていると感じましたので、このスキルがお役に立てると感じ志望いたしました。
販促企画 アパレルショップで、棚割りの企画を考案した経験がある マーケティングとしての経験はまだありませんが、現職ではアパレルショップの接客・販売担当として、棚割りの企画を担当していました。私が働いていたショップは気候が変わりやすい立地にあったので、気候ごとに棚割りの基準を作り、その日に合わせたディスプレイをすることで、前年と比べ10%の売上アップを達成しました。今回御社は、マーケティングのなかでも販促に強い人材を求められていると感じましたので、このスキルがお役に立てると思い志望しました。

面接では、想定される質問に的確に答えよ!

自己PRの仕方がイメージできたら、次は、面接対策をしっかりと行いましょう。ここで言う「面接対策」とは、上手に話すことや、自分を大きく見せることではありません。企業をよく研究し、面接官の質問に的確に答えることが本質的な面接対策です。

以下に、マーケティングの面接でよく聞かれる質問を紹介しますので、こちらを参考に、あなたのオリジナルの答えを考えてみてくださいね。

よくある質問

「当社では、未経験の方は市場調査から担当してもらいますが大丈夫ですか?」
競合他社の状況や環境を知らずにマーケティングの仕事はできないので、業務を通してじっくり向き合う機会ができるのは私としても歓迎です。
「今回はマーケティング総合職の募集ですが、この業務に興味を持ったきっかけを教えてください」
(機械メーカー広報から化粧品メーカーのマーケティングに転職する場合)
広報・宣伝に多く携わり、他社の事例に触れるうちに、もっと多くの方に自社商品の魅力を届けるマーケティングの仕事をしてみたいと考えるようになったのがきっかけです。現職の機械メーカーは、ニッチな顧客と長期的な関係を築くのが最優先であり、マス・マーケティングには注力していないため希望が叶いにくい状況です。御社は化粧品メーカーであり、多くのお客様に商品の魅力を届けることで売上を拡大する職務に魅力を感じています。
「弊社のマーケティング戦略についてどう思われますか?」
(スポーツチーム運営会社のマーケティングの場合)
ファンクラブ会員向けの特別イベントの内容を充実させ、リピート顧客を多く育成していると感じます。また、イベントの物販に地域とコラボレーションを取り入れることで、地域共創のアピールに成功している印象です。一方で、今後高齢化社会に向けて、チケットの入手性やわかりやすさを提供するのがポイントになるのかなと想像しています。

未経験からマーケティングを目指す場合は、転職エージェントと転職サイトのW使いがおすすめ

未経験からマーケティングを目指す場合は、転職エージェントと転職サイトの両方を利用するのをおすすめします。

W使いをおすすめする理由

  1. 未経験OKのマーケティング求人はそもそも少ないので、転職サイトと転職エージェントの両方で刈り取った方が良いため
  2. 転職エージェントは、どちらかというと内定しやすい企業を進めてくるので、未経験からのチャレンジ意欲が削がれる可能性があるため
  3. 転職サイトは、自分のペースで求人を探せるのが強みだが、書類の添削などではエージェントの力を借りた方が良い。(未経験からのチャレンジならなおさら!)

未経験OKに絞り込んで探せる!求人票の豊富なリクナビNEXT

リクナビNEXTは、株式会社リクルートが運営する国内最大級の求人検索サービスです。無料で会員登録でき、求職者は、勤務地、職種をはじめとした細かい条件で絞り込んで、求人を検索できます。

リクナビNEXT上で検索したところ、未経験歓迎のマーケティング求人は128件ありました。なかには、ゼロから事業を作る海外事業企画・マーケティングや、オリジナルステーショナリーの商品企画など、やりがいの高いお仕事も。

求人の掲載期間は大抵、1か月~程度のため、良い求人には早めに応募しないと、ライバルに先を越されてしまう可能性が高いです。
まずはリクナビNEXTで、未経験から応募できる求人にどのようなものがあるかを探してみてはいかがでしょうか?

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キャリアアドバイザーの評価ナンバーワン、パソナキャリアもおすすめ

マーケティング未経験者の方におすすめの転職エージェントは、パソナキャリアです。「パソナキャリア」は、2019年オリコン顧客満足度調査で、転職エージェント第1位を獲得した実績のある転職エージェントです。(調査対象企業38社 実際の利用者3,346人に調査/オリコン株式会社調べ)。

実際に利用した方の口コミによると、キャリアアドバイザーが丁寧で、じっくりと話を聞いてくれること間違いなしです。
他の大手系エージェントでは、「未経験では正直厳しいですね…」と内定の可能性が高い求人を進められることもあるようですが、その点パソナであれば、じっくりと要望を引き出してくれるのが期待できるでしょう。


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パソナキャリアってどんな転職エージェント?評判と口コミをまとめてみた ←口コミを見る

まとめ

今回は、マーケティングのお仕事に興味がある方向けに、業務内容についての紹介と、転職活動を突破するためのコツをお伝えしました。狭き門のマーケティング職ですが、スキルを上手にアピールすることで、道が開けるのも夢ではありません。この記事をきっかけに、あなたにとってよい転職をするための道が開けましたら幸いです!

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