「結婚」という人生の大きな門出に寄り添い、新郎新婦のよきパートナーになり、幸せな場を盛り上げる存在といえば、ウェディングプランナーです。
ブライダル業界は不景気との噂も聞こえてくる一方、ウェディングプランナーは、20~30代の女性を中心に、依然として人気の高い職業です。
そこで今回は、未経験からウェディングプランナーになるためのお役立ち情報をまとめました!
ウェディングプランナーとは?概要を簡単におさらい
ウェディングプランナーとは、結婚式にまつわる総合的かつ専門的なサービスを提供する、ブライダル業界の代表的な職種です。結婚式を希望するカップル/夫婦に対して、式までの準備をサポートしたり、流れや当日の演出を考えるなど、結婚式までの進行全般をサポートします。
ブライダル業界には、ウェディングプランナー以外にも、挙式・披露宴を支えるスタッフがいます。たとえば、挙式・披露宴の準備から当日のサービス提供、片付けを行うバンケットサービススタッフ、結婚式当日に花嫁のそばに付き添い、新郎新婦のサポートをする介添人(アテンダー)と呼ばれる職種等もあります。
そのほか、司会者、ドレスコーディネーター、フラワーコーディネーター、ヘアメーク、カメラマン、音響・照明スタッフなど、幅広い職種のスタッフが、ブライダル業界に携わります。
未経験のウェディングプランナーが活躍する場所とは?
結婚式・披露宴は様々な場所で行われます。
たとえば、
- 専門式場
- ゲストハウス
- ホテル
- レストラン
- 神社
- 船上(クルージング)
などが挙げられます。
なぜなら、レストランウェディングの場合、専属のプランナーをおいていない会場もあるからです(日頃は普通のレストランとして営業している店舗もあるため)。
神社での挙式の場合は、式の進行が神社側に委ねられるため、ブライダルプランナーが必要とされていないことも多いようです(ただ、神社と提携している披露宴会場のプランナーが、神社側とゲストハウスの橋渡しをすることはあります)
船上(クルージングパーティー)の場合、式場数が限られているため、結果として狭き門となります。
そのため、未経験の方は、専門式場・ゲストハウス・ホテルのいずれかで、未経験OKのブライダルプランナー求人を探すのをおすすめします。
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ウェディングプランナーになるための資格は必要?
結論から言うと、ウェディングプランナーに関する資格は存在しますが、未経験者がブライダルプランナーを目指すのに、必須ではないようです。
こちらは、実際の求人票から抜粋した「求めている人材」欄です。資格については特に触れられていません。
一方で、ブライダル業界には、以下の2通りの資格があります。特に「ブライダルプランナー検定」は、初心者の方を対象とした資格で比較的難易度が低く設定されています。もしも時間的な余裕があれば、取得をしてみましょう。知識がつくばかりでなく、ブライダルプランナーへの熱意を応募先企業にアピールでき、転職活動をより有利に進めることも可能になるでしょう。
ブライダルプランナー検定
ABC協会が認定する検定です。実務経験を持たない人や、実務担当者として2年以上の経験を有しない人が対象の初心者向けの資格で、誰でも受験できます。そのため、学生や転職希望の方たちが多く受験します。
2級はマークシート方式です。日本と欧米のブライダルの基礎知識を問う問題が出題されます。
1級はマークシートに記述式問題も加わります。日本と欧米ブライダルの実務レベルの問題が多く出題されます。
アシスタント・ブライダル・コーディネーター検定
BIAが指定した学校やブライダル業界、ホテルで働いている人が対象となる資格です。
実技はなく、実務知識の理解力が試され、合格すると「BIAブライダル・コーディネーター」の資格を受検することが可能となります。こちらはブライダル業界への就職を目指す学生や社会人向けの検定で、実務知識や具体的な接客技術を問われ、ペーパーテストのほか、論文や面接などが行われます。
ウェディングプランナーの平均年収は?
大手人材サービスdodaの調査によると、ウェディングプランナーの平均年収は、全職業の平均(444万円)と比較すると、やや低いものとなっています。
- 全体平均:311万円
- 男性:349万円
- 女性:304万円
- 20代:289万円
- 30代:369万円
とはいえ、大手ブライダル企業になると、全職業の平均並みか、それ以上になることもあるようです。
テイクアンドギヴ・ニーズ
- 初任給
- 192,000円(大卒・院了)
- 平均年収
- 435万円
ワタベウェディング
- 初任給
- 200,900円(大卒)、205,300円(院卒)
- 平均年収
- 486万円
ツカダ・グローバルHD(旧ベストブライダル)
- 初任給
- 約230,000円(大卒)
- 平均年収
- 523万円
トレンド:未経験から、ブライダルプランナーを目指すときに知っておいた方がよいこと
未経験から、ブライダルプランナーを目指す皆さんが知っておいた方がよいことがあります。それは、ブライダル業界は現在、従来型の結婚式スタイルから、新しいかたちの結婚式スタイルへの変遷期であることです。
2010年代以降、披露宴、披露パーティー市場を含めたブライダル業界の市場規模は、右肩下がり(減収)となっています。
2017年のブライダル関連市場規模(主要6分野)は、前年比98.9%の2兆4,990億円と、前年を下回るものとみる。ブライダル関連市場の過半数を構成する挙式披露宴・披露パーティ市場をはじめ、ジュエリー、新婚旅行などすべての分野において縮小が見込まれており、プラスに転じる要因が見当たらない状況にある。
(引用元:ブライダル市場に関する調査を実施(2018年)~潜在的ニーズの掘り起こしと着実な獲得による市場規模維持が業界課題~)
これはなぜなのでしょうか?
上がり続ける挙式代費用、下がり続ける婚姻件数
市場が右肩下がりで縮小するなか、挙式披露宴の単価は2010年代を迎えるころをピークに上がり続けてきました。
(引用元:縮小市場下で顧客を増やす中小企業 ~投資を抑え、新たな顧客を創出する中小ブライダル企業~)
現在は横ばいから前年度微上下を繰り返していますが、1999年の全国平均約260万円の水準から100万円近く上がっています。ピーク時は首都圏で380万円台を記録するなど、挙式披露宴開催費用の単価は、2000年前後と比較して高額になったと言えるでしょう。
その一方で、年間婚姻数は年々右肩下がりで減っている状況です。(つまり、結婚式を挙げるお客さんも減っている)
(引用元:平成 28 年度 人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計」の概況)
日本において婚姻数がピークを迎えたのは1970年代ごろ。1000万組以上のカップルが結婚しました。
その10年ほど前、第一次ベビーブーム世代が多感だった時期に、1959年に皇太子(当時)と美智子妃の結婚がテレビの発達と合わせてメディア・イベントとなり、翌年には石原裕次郎と北原三枝の結婚披露宴がのちのブライダル業界に大きな影響を与えました。
しかし、その後はわずかな波はありながらも、婚姻組数の爆発的な回復が見込めないまま、穏やかな下降傾向を続けてきました。
第一次ベビーブーム世代が好景気の波の最中、次々と結婚した一方で、第二次ベビーブーム世代が結婚適齢期に入ったのは90年代後半における婚姻数の伸びは比較にならないほど鈍いものとなっています。
(引用元:立命館大学 社会法資料集)
その背景には社会構造の変化ーー日本における失業者数は1990年代にピークを迎えたことーーがあります。本来、1990年代末に「結婚ブーム」ひいては「ベビーブーム」を生み出すはずだった第二次ベビーブーム世代の多くが、この時期に失業にあえぐこととなり、「誰もが結婚して子どもをつくることができる社会構造」が崩壊しました。
一方、注目に値するのは1990年代後半に当たる時期、平均給与額や大卒初任給はピークに達していることです。
(引用元:独立行政法人 労働政策研究・研修機構 新規学卒者初任給(男性)1976年~2018年より)
ここで、「誰もが平等に結婚することができなくなった社会構造になってしまっては従来の金額では採算がとれない。そこで結婚できる一部の層(いわゆる勝ち組)に目をつけ、単価を上げてよりクオリティの高いサービスを提供するモデルに鞍替えした」という仮説を立てることもできますね。
しかし、その後、平均給与額が右肩下がりで急落する一方で、挙式披露宴の単価は上がり続けています。結果、結婚適齢期の男女の間には以下のようなジレンマが生まれています。
「結婚式には憧れがあるが、これでは値段が高すぎて見合わない」
というのが、今、若者たちが抱いている、従来型の結婚式へのイメージです。
幸せなはずの結婚式で…「ホテルメルパルク仙台 口コミ炎上事件」
2019年7月、メルパルク仙台にて披露宴を挙げた夫婦が、式当日に打ち合わせと違う不手際が相次いだことを結婚情報サイト「ゼクシィネット」に書き込んだのがきっかけで、会場側の不手際が明らかになりました。その内容は、
- 1日1組と言われていたが当日はダブルブッキングだった
- 飲み物はビールとソフトドリンクなどわずかしか用意されていなかった
- 招待客の引き出物のなかに原価が書かれた発注表が入っていた
- 旧姓で呼ばないで欲しいと伝えていたものの司会者にアナウンスされた
など、一生に一度の晴れ舞台にあるまじき対応となっています。
当該夫婦の友人も、当日の会場側の不手際を式後にSNSで公表し、インターネット上で話が広まり、テレビにも取り上げられるなど注目を集めました。
満足なサービスを提供できなかった運営側の不手際はプロ意識に欠いたものであり、その後の対応も大いに問題ですが、注目したいのは、夫婦が支払った300万円という金額です。披露宴に必要な300万円に見合うサービスとはどのようなものなのでしょうか?
今回、ウェディングプランナーと夫婦側の間で、事前にどのようなやりとりが行われたかの情報までは入っていません。
しかし、会場となるホテル側から、ウェディングプランナーや、挙式に関わるスタッフへの待遇は手厚いものと言えるのでしょうか?
ライフワークバランスが重視される現代において、土日祝日が繁忙期となるブライダル業界に入りたいと思う人材はそれほど多くないでしょう。
そのため、未経験からウェディングプランナーになる場合は、これらの背景を踏まえて、「夢」や「憧れ」だけでは続けるのがむずかしいことを踏まえたうえで、選考に臨んでいるのを上手に伝えるようにしましょう。
ブライダルプランナーのキャリアパスは?
ブライダルプランナーのキャリアパスは、結婚式場のマネージャー、会場支配人クラスになる道があります。その場合は新郎新婦との関わりが薄くなり、あったとしてもクレーム対応などの、スタッフへのフォロー面が多くなるでしょう。
ブライダル業界にやりがいを求めてやってきた人にとっては、昇進することは、それほど魅力的には思えない可能性もあります。
また、ブライダル業界の中でも、ホテルのブライダル部門、自社会場を保有しているプロデュース会社、自社会場を持たないプロデュース会社など働く企業によって提案スタイルが変わります。
ホテルのブライダル部門や自社会場を保有しているプロデュース会社では、会場が決まってしまうため「どのようなオプションを付けるか」という形で限定的なプランの提案になることが多いです。
「本当にお客様が望む式を一から提案したい」という方は、会場やスタッフの確保など、必要な仕事も増えますが、自社会場を持たないプロデュース会社で勤務するか、独立してフリーランスのプランナーとして活動するルートを取ることもあります。
実際、下記の転職体験記のように、そのような理由でホテルから自社会場を持たないプロデュース会社へ転職されたプランナーもいます。
(参考:「生涯、ブライダル業界で生きる」そう決意したのは、結婚式の素晴らしさを実感できたから。 | エン転職 | 2018年8月6日)
また、昨今は
- シンデレラプラン https://cinderella-plan.jp/
- Wonder Wedding byプラコレ https://wonder.pla-cole.wedding
- プラナビ http://planavi.wedding/planner/
- Social Wedding http://social-wedding.com/
など、カップルとプランナーをマッチングするサイトも増えています。
しかしながら、フリーのプランナーは、人と人との関係性、いわゆるコネで仕事を請け負うことも多く。自身のスキルをカップルにアピールして仕事を勝ち取る、といった状況が当たり前になるには、まだまだこれからといったところでしょう。
ウェディングプランナーの仕事内容とは?
実は接客業ではなく販売業。目標が課せられるという覚悟をもって
ウェディングプランナーには「売上目標」があります。
売上が目標に達しなければ会社からの評価はいただけません。
目標達成のために、「質素な式にしたい」というお客様に対して高価なオプションを勧めないといけないかもしれません。
華やかな結婚式場という職場にあこがれてウェディングプランナーを志望する方の多くが、このギャップに悩まされています。
また、自社会場を持っているウエディングプロデュース会社であれば、会場を使用したプランに「どのようなオプションを付けるか」しか提案できないような場合もあります。
あなたはそれでもウェディングプランナーを目指しますか。
限られた提案しかできない中でも、目標の重圧や周囲の雑音にも負けず、本当にお客様のことだけを考えて接客することができますか。
採用側も、退職していく方の傾向を把握していますから、未経験からの転職ではその覚悟が問われます。単なる憧れではないことを強調してください。
「新郎新婦に心から喜ばれるプランナーになる。そしてもちろん売上目標も達成する」と強く決意して面接に臨んでください。
販売・営業経験はアピール材料
ウェディングプランナーは「売る・契約を取る」仕事ですので、
あなたがもし販売職や営業職を経験しているのであればそれは絶好のアピール材料となります。
アパレル販売職やハウスメーカーの営業のように異業種での経験であっても、販売・営業で実績を残した経験はアピールポイントになります。
必ず職務経歴書に盛り込み、面接でもアピールするようにしてください。
自己PRの例
私は専門学校を卒業してから2年間アパレルショップの販売員として勤務してきました。
最初は自信がなかったのですが、販売の仕事は自分に向いていたようで毎月ノルマを達成できています。
ご指名でお越しいただくお客様のひとりに、私が全身をコーディネートした方がいらっしゃいます。
その方は「人生が変わった」と喜んでくださり、今でもたびたびお店を訪れてくださいます。
そうした経験をする内に、「もっとお客様の人生に踏み込んだ商材を扱いたい」と思うようになり、
お客様にとって特別なライフイベントのお手伝いをするウェディングプランナーを志望しています。
ウェディングプランナーはご契約に対する目標をもって活動するという風に伺っておりますから、
未経験ではありますがアパレルショップの販売員としての経験を活かしてなるべく早く活躍できるようになりたいと思っています。
未経験OKのウェディングプランナー求人は、どうやって探せばいい?
それでは、未経験OKのウェディングプランナー求人は、どうやって探せばよいのでしょうか?
未経験のあなたに、ご提案できる方法は3つあります。
1. 気になる式場やホテルに、直接電話をかけて聞く
ひとつめに考えられるのは、あなたが「ぜひ働きたい!」と思える結婚式場やホテルがあれば、直接電話をかけて聞く方法です。
- 式場側からすると、直接応募者を採用できれば、採用コスト(たとえば、求人掲載をする広告費や、転職エージェントへ払う手数料)が節約できる。(やる気のある人材を低コストで採用できる)
- 求人サイト、転職エージェント経由の応募よりも、熱意が認められやすい
- 応募前から、「そもそも行動力がある人材」と認めてもらえる
デメリットとしては、門前払いになる可能性があることや、そのときの募集状況とマッチしない可能性があることです。
いずれにせよ、チャレンジしない時間がもったいないので、具体的な働いてみたい式場がある場合は、電話で求人状況を聞いたうえで、履歴書、職務経歴書書類を送付する段取りをつけて、直接応募をおすすめします。(電話の場合は、かける曜日・時間帯に注意!)
2. 転職エージェントに登録し、プロのサポートを受けて、未経験可の求人に応募する
転職エージェントは、仕事を探したい人と、人材を探す企業の橋渡しをするサービスのひとつです。キャリアカウンセリングを申し込むと、ひとりひとりにキャリアカウンセラー・コンサルタントが個別につき、求人紹介をメインに、転職書類の添削や志望動機の考案、面接の練習など自分に合ったサービスを提供してくれます。しかも利用はすべて無料です。
一見よいことずくめの転職エージェントですが、デメリットも当然あります。
転職エージェントのデメリット
転職を応援してくれるキャリアアドバイザーが、ウェディング業界について、必ずしも詳しいとは限らない。
→アドバイザーの経験や人柄はこちらから選ぶことはできません。アドバイザーによっては、自分の仕事内容について一から説明しなければならなかった…ということも。また、人としての相性があるので、苦手なタイプの方が担当になった場合、ストレスを抱えてしまうこともあります。
しかし、アドバイザーと合わない場合は、運営に直接申し出て、チェンジしてもらうこともできるため、必ずしもデメリットとは言えないかもしれません。
・連絡がマメすぎる。特に序盤は、急がされることも。
→転職エージェントに登録すると、職務経歴書、キャリアシートの準備をとにかく急かされます。急がされるのが苦手な方にとってはデメリットかもしれません。
転職エージェントのメリット
転職エージェントは、表に出てこない、大手の非公開求人を握っている
こちらは、某大手企業へ出資しているブライダル企業が、とある転職エージェントに出した求人です。営業・接客経験があれば未経験OKのお宝求人ですが、誰でも申し込めるわけではなく、転職エージェント経由でしか応募ができないものとなっています。
ブライダル業界自体が不景気のなか、このようなお宝求人には、エージェント経由でしかまず出会えないと思った方がよいでしょう。
- 未経験職種へ挑戦する場合に重要となる、スキルの言語化や、やりたいことの言語化を手伝ってくれる。また、それを踏まえたうえで、求人を紹介してくれるため、より、質の高い転職活動が可能になる。
- 面接日の調整を、企業と直接ではなく転職エージェントがしてくれるので、心理的プレッシャーが少ない。
- 転職エージェント内にいる企業側の営業担当者が、表に出てこない情報を握っていて、教えてくれる。
転職エージェントは、面接に成功した人も、失敗した人も多く見てきています。また、企業から直接求人票をもらう担当者から、「その企業がどんな人材を求めているか」といった情報を、登録者にだけシェアしてくれるのです。
例)
「A社は、接客業経験を高く評価する傾向。」
「B社は、営業に強い人材を求めている。営業経験者は有利かもしれない。」
「C社は【なぜその企業に入りたいか】を一次面接で多く問われる。」
そのため、一人で頑張る場合と比べて、面接対策も立てやすくなります。
ウェディングプランナーの転職におすすめの転職エージェントとは?
「総合職におすすめの転職エージェント比較ランキング」で紹介している転職エージェントは、人材サービスのなかでも特に大手で、質の高いサービスを提供していることで信頼をあつめ、これまでに多くの転職成功者を出しています。
この機会に登録してみてはいかがでしょうか?
「総合職におすすめの転職エージェント比較ランキング」を見てみる
3. 転職サイトを使う
転職サイトは、会員登録をすることで、Webサイトに登録されている数多くの求人から、あなたが興味のある求人に対して、自由に応募できる機能を持ったサービスです。
それぞれの求人に応募フォームが設けられており、志望動機や自己PRを記入し送信することで、企業に直接応募できます。また、お気に入り登録機能や、求人比較機能、適職診断サービスなど、転職や自己分析に役立つ多くのコンテンツが用意されています。
マイペースに転職活動を進めたい方に、転職サイトはうってつけですが、デメリットも当然あります。
転職サイトのデメリット
・なかなか大手&非公開求人に出会えない
ブライダル業界において、高年収&好条件の求人は、あまり転職サイトには出回らない傾向にあるようです。そのため、「いますぐ転職をしたい」という方は、転職サイトよりもエージェントの方が向いているかもしれません。
・書類に関するサポートがない
転職サイトにも、志望動機や自己PRの書き方などのコンテンツはありますが、それはあくまで一般論に限った話で、ひとりひとりに合った書き方とは言えません。そのため、忙しいなか、自分で書類を作りこんだり、志望動機・自己PRを考えたりしなくてはいけないというデメリットもあります。やはり、オーダーメイド的なサービスが必要な方は、転職エージェントへの登録をおすすめいたします。
転職サイトのメリット
・自分のペースで求人を探せる
転職サイトは、ひとりひとりにカウンセラーがつくわけではないので、自分のペースで求人を探せるのが強みです。「まだそこまで転職したいわけではないけど、どんな求人があるか気になる」という方や、着々と転職準備を進めたい方、転職へのアンテナを張っておきたい方は、ひとまず登録しておくのをおすすめします。
・いろんな求人に触れたい方
実は、ウェディング業界にいろいろな求人を見て、「世間を知る」ことが大事です。そういった意味でも、転職サイトは役に立ちます。
たとえば、大手転職サイトのリクナビNEXTで検索すると…
「ウェディングプランナー・ブライダルコーディネーター・ドレスコーディネーター」の求人は、63件ありました。(2019年9月18日調べ)
このうち、未経験で絞り込みをかけると……
41件になります。
こちらは、とある地方にある式場の求人です。経験者優遇ですが、未経験者も応募できます。年収例としては、入社2年、支配人で560万円とも書いてあり、一般的なブライダル系の求人よりも高額なのがわかりますね。
求人の掲載期間は1か月~数か月。「瞬発力」を大事にして!
この記事を読んで、転職サイトに登録するか迷っているあなたに伝えたいことがあります。それは、今掲載されている求人が、明日には掲載終了になっているかもしれないということです。
転職サイト側と、企業側の契約により、掲載期間が決められているので、応募者のあるなしに関わらず、期限が来たら求人は掲載終了になってしまうんですね。
そのため、仮に1か月間掲載し、反響がなかった場合は、応募者ゼロで取り下げられるケースも…。
掲載が取り下げられるのは、今、この瞬間かもしれません。
だからこそ、転職サイトは早めに登録し、気になる求人を早めに抑えておき、条件のよいものにはすぐに応募する「瞬発力」を大事にした方がよいと言えるでしょう。
登録が1日遅れたばかりに、未経験OK+高年収のよい条件の求人を逃してしまってはもったいないですよね。
迷っている方はいますぐに登録して、お気に入り求人をストックし、比較して、まずは「今のウェディングプランナー転職市場」がどうなっているかを、その目でご確認していただくのを、おすすめします!
(ご存じの方も多いかもしれませんが、転職サイトの利用はすべて無料です)
おわりに
未経験でもウェディングプランナーになれる!
今回は、未経験からウェディングプランナーになる方法をお伝えしました。
男女の出会いと同様、転職や求人との出会いはご縁です。アプローチしたいと思った日が吉日でしょう。まずは一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?