内定おめでとうございます!!さて、初めて内定を手にしたら、あらためてそこで考えてみてください。
「その会社であなたのやりたいことが本当に実現できますか」「最初の目的と目標は達成できそうですか」
内定は最高の保険です。内定を獲得してからが転職活動の本番、という人もいるほどです。最終ステップとなるSTEP.5では内定後にこそ取り組むべきことや手続きの手順、人事との駆け引きのポイントなどを紹介します。
ここからは歓迎ムード!
中途採用は募集定員1名の一本釣り採用が大半です。
そのためよほどいい人が固まって応募してきた場合を除き複数人に内定を出すことはせず、辞退があった場合は保留していた次点を繰り上げるか再度面接を続けるのが普通です。
したがって今回あなたに内定が出た時点で先方はなんとか引きとめようと一気におもてなしムードに変わるはずです。
内定ひとつで企業を決めないでください。
どんなに志望度が高い企業が相手でも、内定ひとつで就職先企業を決定するのは避けましょう。くどいようですが転職は人生の選択です。
内定が出ると、気持ちが落ち着くため応募先企業のことを俯瞰して見れるようになります。また、他社での選考にも安心して冷静に臨めるというもの。
この状況を利用して、選考が進んでいる企業に限らず気になったところはどんどん書類を提出しましょう。
また、まだ会っていない転職エージェントがあれば面談を設定してください。
1社の内定では自分の市場価値を知ることはできませんが、複数社の内定を得ていれば話は別です。
B社は年俸◯◯◯万円でオファーしてきているが、キャリアとしては御社でのしごとに魅力を感じています。月給◯◯万円+賞与の条件ならいますぐにでも働きたいが、いかがでしょうか?
上記のように他社を引き合いに出した交渉ができるのも複数社内定を得ているからこそ。
承諾猶予期間のもらい方
内定が決まると(もしくは決定している最終面接の中で)給与を提示され、「いつごろから出社できますか?」と聞かれるはずです。
この時は出来る限り引き伸ばしましょう。
ただ、「有給が残っておりまして、できればきちんと消化させていただきリフレッシュして出社したい」「残務がかなり残っており少々お時間がかかりそう」などと返答しすのはよくありません。
正直に「選考中の企業があり、迷っている。」と伝えましょう。おそらくどの会社か聞かれるはずですので、正直に2社ほど答えて構いません。
ここから先、社会人としてのマナーに違反しない限り大抵のことは理解し考慮してくれるはずです。
現職を退職する準備をする。
転職先の企業を決めたなら、現職では退職の手続きをしなければなりません。
まずは上司に退職の意思を伝え、業務の引き継ぎなどを考慮して退職日を相談することになります。
退職の意思を伝えるタイミングは、会社の就業規則により異なりますが、「退職日の1〜3カ月前」に伝えるのが一般的です。
税金・年金・健康保険・雇用保険など退職に伴う公的な手続きもこのあたりで概要を把握しておきましょう。
退職願は退職が正式に認められた後、退職日の2週間前までに直属の上司に手渡します。
退職しても関係先とどんな形でかかわるか分かりませんし、有給休暇の消化にも関わりますので、円満な退職を心がけ、社内外へのあいさつもしっかりと行っておきましょう。
出社日を調整し、きちんと有給休暇を消化して退職しよう
転職の前には有給休暇が余っている方がほとんどだと思います。退職先と転職先双方に配慮しながら有給休暇を消化するにはどうすればよいでしょうか。
内定後、入社の承諾をする時に注意したいこと
内定をいただいたあと入社の意思を決めたら、就職先にその旨を連絡します。その場合は電話を利用するのがマナーです。これから長い間お世話になる会社ですから、良いスタートダッシュができるよう心をくばりましょう。
失礼の無い内定辞退の作法
転職活動がうまくいって、複数社から内定をいただいた場合には、いずれかの会社を辞退しなければなりません。ビジネスの世界は狭く、これからどこで関わり合いになるかわからない相手ですので、失礼の無いよう内定辞退のマナーにも気を配るようにしましょう。
退職届?退職願?その違いとは
無事転職先が決まったら退職の手続きを行います。その際に提出される書類、退職届と退職願、辞表は役割が異なるものですので注意が必要です。いったいどんな違いがあるのでしょうか。