転職面接で必ず聞かれることとは?対策すべき王道の5つの質問と例文を紹介


ライター:中村めぐみ

この記事をお読みということは、近いうちに転職面接を控えているということですね?

書類選考通過、おめでとうございます!
いよいよここから、あなたの転職活動が本格的にはじまりますね。

これまで面接のご経験があまりない方は、流れや雰囲気について、不安だと思います。

面接は、本来数か月一緒に働いてからわかる応募先企業とあなたの相性を、30分~1時間という限られた時間で判断しようとする場です。

対策なしで臨むと、面接官はあなたの良さや魅力を引き出せずに終わってしまいます。

たとえ志望度が低い企業であったり、今回は面接練習になれば…と考えているような場合も、話すことをしっかり作りこんで臨むと良いでしょう。

今回は、日本企業の面接で必ず聞かれる王道の5つの質問と、その回答のポイントをお伝えします。

 

全般のアドバイス/心構え

質問の答え方はもちろん、なにより第一印象が大事です。

一般的な日本企業の面接では、受付を済ませたあと、面接用の会議室へ案内され「着席してお待ちください」と言われます。

面接官が会議室に到着するまで数分ありますので、テーブルの上に、

  1. 筆記用具
  2. 応募書類(提出用)※企業から持参するよう指示があった場合
    ※提出用の応募書類は、まとめてクリアファイルに入れた後、封筒に入れ、左下に「応募書類在中」と記載しましょう。
  3. 応募書類(自分用の控え)

この3点を準備して待機しましょう。

そして、面接官が部屋に入って来たら、必ず立ち上がり、笑顔で挨拶をしましょう。

ここからが面接のスタートです。

1.自己紹介をお願いします

転職面接は大抵、自己紹介からはじまります。
ここでは、あなたのトーク力や、既存スタッフとの相性を見られています。
第一印象を左右し、面接全体の雰囲気を左右しますので、明るくハキハキと答えるようにしましょう。

また、自分の魅力を知ってほしい!と、長々話したり、仕事に関係のないことを話すのはNG。「キャリア」を軸にまとめましょう。

【答えるコツ】

  • 名乗り+お礼+これまでの経歴+応募先企業で活かせるスキル+締め の構成が王道
  • 明るくハキハキと答える。
  • どんなに長くても、90秒以内にまとめる
  • 仕事に関係のないことは言わない
  • ゆっくりめに話す

【例文】

転職太郎と申します。(名乗り)
本日は面接のお時間を頂きましてありがとうございます。(お礼)

学生の頃からITの世界に興味があり、新卒で株式会社〇〇に入社致しました。法人営業部にて約5年間、大手機械メーカー様向けに業務効率化のためのパッケージソリューションや、基幹システムの販売を担当致しました。営業部でフィールドセールスを2年間担当した後、3年目からは営業戦略策定やサービス企画にも携わっております。年間売上はxxxxxxx万円、利益率はxxx%です。(これまでの経歴)

これまでのフィールドセールスと営業戦略、企画の経験を活かし、今後は貴社の経営企画職として貢献させて頂けましたらと考え、応募致しました。どうぞよろしくお願い致します。(応募先企業で活かせるスキル)


「自己PRを交えて自己紹介をお願いします」あるいは「簡単に自己紹介をお願いします」と言われる場合もありますので、(もし余裕があれば)どこまでの回答が求められているか?を意識して、ボリュームを調整すると良いでしょう。

経験社数別の詳しい答え方を「とりあえず自己紹介をお願いします」面接での自己紹介の答え方」で紹介しています。ぜひご覧ください。

2.弊社への志望動機を教えてください

志望動機は必ず、応募先企業のオリジナルな内容を用意しましょう。

あなたのスキルや経験からうまれたモチベーションが、応募企業へつながっているかどうかを、自分の言葉で語れるかを見られています。

志望動機の答え方の流れは2つあります。

【パターンA】

  1. 結論:今後のキャリアプラン
  2. あなたの経歴、実績
  3. 「やりたいこと」を伝える
  4. 即戦力アピール

例文

広報担当者での経験を活かして、マーケティング・コンサルタントにステップアップしたいと考えています。(今後のキャリアビジョン)

私は現職で5年間、化粧品メーカーの広報担当者として従事し、マーケティングの仕事も兼務しておりました。LPの構成・製作を担当したところ、目標に対し150%の売上を達成することができました。(経歴・実績)
今後はこの経験を活かし、マーケティングコンサルタントとして成長したいと考えております。(やりたいこと)
御社は広告会社の中でも、メーカーのお取引先が多いと伺いましたので、これまでメーカー経験を活かし、クライアントの立場でお客様と対峙できると考え志望致しました。


【パターンB】

  1. 結論:今後のキャリアプラン
  2. 応募先企業の強み
  3. 自分の強み、即戦力感をアピール

例文

広報担当者での経験を活かして、マーケティング・コンサルタントにステップアップしたいと考えています。(今後のキャリアビジョン)
御社は数ある広告会社の中でも紙媒体とネット広告の両方を扱えるという強みを持っており、幅広い経験を積ませていただけると考えました。(応募先企業の強み)
特にメーカーのお取引先が多いと伺っていましたので、メーカー出身の私はクライアントの立場でお客様と対峙できると考えました。(即戦力アピール)


大事なのは「自分のキャリアやスキルが応募先企業でどれくらい活かせるか」を伝え、しかもそれがロジカルであることが大事です。

「これがやりたいから」「挑戦したいから」ではなく、応募先企業を主役に据えて話すことを心がけてください。

詳しい答え方を「なぜ当社への入社を希望するのですか」面接での志望動機の答え方」で紹介しています。ぜひご覧ください。

3.転職理由/退職理由を教えてください

見られているポイント:また同じ理由で辞めないかを見られています。

答え方に一番迷うのがこの質問だと思います。

前提として、日本企業ではどんな理由であれ、退職/転職はマイナス要素としてとらえられます。(海外では、転職をするのが当たり前の文化の国もあります)

なので何を答えてもマイナス評価は基本的には変えられません。
しかし、減点幅を小さくすることはできます。

それは、なるべくポジティブな伝えることです。
もちろん、前職への不満や、あなたが原因ではないのに辞めざるを得なかったこともあると思います。本音ベースで伝えることは問題がありません。

しかし、その感情を面接の場でそのまま伝えてしまっては、企業や人事担当者は「一緒に働きたい」とは思えません。

「減点幅」を小さくするためにも、マイナスの感情をそのまま伝えるのではなく、ポジティブに言い換えましょう。

【言い換え例】

退職を考え始めたきっかけは? どうなったら嬉しい?
給与が低かった →実績を認められやすい環境
やりがい・達成感を感じない →適切な目標設定があり、達成感を感じる
人間関係が悪い →チームワークの良い職場で働く
残業・休日出勤が多い →オンオフのバランスが取れる
やりたい仕事ではない →別のやり方で貢献できる

そしてポジティブな言い換えを基に、「実現したいこと」→「きっかけ」→「実現したいこと」の構成にしましょう。

例文

事務職の経験を活かし、貴社の企画職として活躍したいと考えたためです。(実現したいこと)
現職では食品会社の営業事務として、営業部の資料作りやお客様アンケートの取りまとめを担当していました。お客様の声は商品改善や新しい企画の基になるアイディアの宝庫で、このようなデータを商品づくりに活かしたいと考えておりましたが、(きっかけ)
現職では事務職として入社するとキャリアが固定される仕組みとなってしまうことから、転職を決意致しました。(実現したいこと)


詳しい答え方は、こちらの記事にあります。

4.活かせるスキルについて(自己PR)

自己PR・活かせるスキルは、あなたが応募先企業にどのように貢献できるかを伝えられる、絶好のアピールの機会です。

ここでのポイントは、「数字・実績に基づいて強みを伝えること」そして、それが「応募先企業にメリットがあること」が重要です。

見られているポイント

  1. 数字、実績に基づいてスキルを伝えられるか
  2. 企業研究をしたうえで、企業側にとってメリットのある提案ができるかを見られています。

例文

私は客先常駐のネットワークエンジニアとして5年間経験を積んで参りました。(経験)
その間2社を担当しましたが、いずれも大きなトラブルなく、内1社ではネットワーク構成の見直しと内製化により月間30万円ものコストダウンを実現し、常駐先より大変喜ばれました。(実績)
その時の経験が、御社でも役に立つのではないかと考えております。(メリット)
上流工程に携わることでエンジニアとしてさらにステップアップしたいと考え、今回の社内SEの応募に募集いたしました。(志望動機)
どうぞよろしくお願いいたします。


関連記事:「とりあえず自己紹介をお願いします」面接での自己紹介の答え方

5.逆質問について

面接の最後に、「何か質問はありますか?」と問われるのが一般的です。逆質問は、応募先企業への興味や入社意欲をアピールする絶好の意欲。しかし、なんでも聞けば良いというわけではありません。

目の前の相手に合わせて、質問内容を調整することが重要です。

見られているポイント

  1. 応募先企業への興味度合い
  2. 適切な人に適切な質問ができるか

たとえば一次面接など、現場担当者の場合は、具体的な仕事のやり方や部署の雰囲気、メンバー構成について聞くと良いでしょう。

二次面接など、役員クラスとの面接の場合は、事業の方針や御社で活躍できるのはどのような人物ですか?など、応募先企業そのものにフォーカスした質問をすることをおすすめします。

【おすすめの質問】

<面接官が現場マネージャーの場合>

  • 業務内容について
  • 仕事の進め方について
  • 評価方法について
  • チームのメンバー構成について
  • 現在のチームの課題について

<面接官が役員クラスの場合>

  • 御社で活躍できるのはどのような人物ですか?
  • 今後の事業の方向性について

【NG質問】

  • 給与について
  • 福利厚生について
  • 残業について
  • 調べればわかる情報(公式サイト情報)

関連記事:「最後に、何か質問はありますか」面接での質疑応答(逆質問)の答え方

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