ハローワークインターネットサービスは自宅から利用できる?その方法とは?


ライター:奥野 佑樹
【PR】記事内に商品・サービスのプロモーションを含みます。

全国各地に約550ヶ所設置されている国の行政機関「公共職業安定所(通称:ハローワーク)

ハローワークに行かずに利用できる、「ハローワークインターネットサービス」をご存知でしょうか。

この記事では、ハローワークインターネットサービスの利用方法について解説します。

 

ハローワークインターネットサービスとは?

ハローワークインターネットサービスは、その名の通りハローワークのインターネット版です。

ハローワークのインターネット版と言っても、ハローワークで出来ることがすべて行えるわけではありません。
主に求人検索や、一部のサービス申し込みが行える機能に留まります。

ハローワークインターネットサービスで出来るのは、次の通りです。

  • 求人情報の検索
  • 求職申込み手続き
  • 求職者マイページの利用
  • 履歴書・職務経歴書の書き方やフォーマットのダウンロード

2020年1月にリニューアルしたことで、「求職者マイページ」が作成できるようになりました。

求職者マイページでは、求人情報の検索がより便利になり、自分が求める条件に合う求人票の検索がしやすくなりました。

また、掲載されている企業の情報が詳しく見ることが出来るようになったため、事前に企業への理解を深めることができるようになりました。

ハローワークインターネットサービスは自宅から利用できる?

2021年3月現在、利用開始には一度ハローワークへ行く必要があります

ハローワークインターネットサービスは自宅からも利用できますが、2020年1月時点では利用開始登録が行えません

仮登録自体はハローワークインターネットサービス上から行えますが、本登録と求職者マイページの開設は、近くのハローワークに足を運ぶ必要があります。

本登録後、自宅から利用することが可能になります。

ハローワークインターネットサービスの利用開始方法

ハローワークインターネットサービスから仮登録を行います。

ハローワークインターネットサービス仮登録ボタン

赤い四角に囲まれた部分をクリックし、基本情報を登録します。

ジョブカードを作成済みの方は、この手順をスキップすることが可能です。

ジョブカードは様々な場面で利用できるので、事前に作成することをオススメします。

ジョブ・カード制度総合サイト - 厚生労働省

ジョブカードは転職活動のさまざまな場面において非常に便利な役割を持っています。
また、自分自身の経歴やスキルの登録も行えるため、自己成長を確認するためのツールとしても優秀です。

ジョブカードについて、こちらの記事で詳しく解説しています。

情報を入力し、仮登録を完了させます。

仮登録後の文面

仮登録後、2週間以内にハローワークに向かいます。
(※注意:この時、仮登録した日付をメモしておきましょう。受付時に必要になります。)

ハローワークで本登録を完了させる

仮登録を終え、自宅近くのハローワークに向かいます。

自宅近くのハローワークを探す

ハローワークの多くは、平日のみの営業となっています。
まれに土曜開館日を設けているところもありますので、事前に確認しておきましょう。

ハローワークに入り、総合受付に向かいます。

受付

受付の方に、ハローワークインターネットサービスの仮登録を行ったことを伝え、本登録のために来館した旨を伝えます。

ハローワーク受付番号札

受付後、上記の受付番号の紙がもらえるので所定の位置で呼ばれるのを待ちましょう。

POINT

場所にもよりますが、ハローワークは平日しか開館していないため、午後以降は混み合うことが多いです。
時間をかけずに済ませたい方は、開館直後に行くとすぐに対応してもらえるのでオススメです。

番号が呼ばれると、相談員の方との面談になります。

仮登録を行っている場合、本人確認の上、入力が足りていなかった項目の聞き取りを行います。

ハローワーク受付票と利用ガイド

その後、ハローワーク受付票とハローワーク利用ガイドを受け取り、何も無ければ終了となります。

※この時点で相談したいことがあれば、すぐに相談することも可能です。
 また、応募先が見つかっている場合はすぐに応募手続きも行うことができます。

求職者マイページを利用したい方は忘れずに申請しましょう

ここまでに行った本登録とは、ハローワークインターネットサービスを利用するためのものであり、求職者マイページの登録は行われていません。

そのため、求職者マイページを利用したい方は別途申請する必要があります。

申請の際は、メールアドレスとパスワードの設定が必要になるので、あらかじめ準備しておきましょう。

ハローワークインターネットサービスを利用する

ハローワークインターネットサービスで行えるのは、主に「求人情報の検索」です。

ハローワークインターネットサービス求人検索

ここで、本登録を行った際に受け取るハローワーク受付票が必要となります。

赤枠の求職番号が記載されているので、こちらを入力しましょう。

ハローワーク事業者名公開ルール

※任意となっていますが、求職番号を入力しない場合、事業者名等が表示されなくなってしまいます。
 また、ハローワークの求職者に限定して情報を公開している場合もあります。必ず入力しましょう。

求人情報を見る

ハローワーク求人票

求人情報では、

  • 仕事内容
  • 賃金・手当
  • 労働時間
  • その他の労働条件等
  • 会社の情報
  • 選考に関する情報
  • 求人に関する特記事項

を見ることができます。

ここで気になる求人が合った場合、必ず一番上の「求人番号」を控えるようにしましょう。
(求人番号は画像では隠していますが、5桁と8桁の番号になります。)

実際に応募する際に必要なのは求人番号であり、事業者名で控えてしまうと同じ事業者の別求人が出てきてしまうため、必ず求人番号を控えましょう。

また、求職者マイページに登録している方は、求人情報を保存しておくことが可能となります。

ハロートレーニングコース情報検索

ハローワークインターネットサービスでは、ハローワークで行っている「職業訓練」のコースを検索することが出来ます。

ハローワーク職業訓練コース検索

求人情報の検索と違い、求職者番号は必要ありません。
該当項目にチェックを入れ、検索するだけで利用できます。

職業訓練コース検索結果

ただし、各職業訓練コースには応募受付期間があります。

少し先のコースでも事前募集を終了しているコースが多くあるため、ほとんどの場合募集終了となってしまっています。

職業訓練については、実際にハローワークで手続きすることをオススメします。

ハローワークで手続きするメリット

  • インターネットサービスに掲載されない職業訓練コースが存在する
  • 受付中のコースのみ案内してもらえる
  • 下記パンフレットを受け取ることができ、年間予定表がわかる

職業訓練コースパンフレット

また、ここに掲載されている職業訓練コースは、厚生労働省が管理している職業訓練コースのみ表示されているようです。

都道府県別に職業訓練コースを設けている地方もあるため、実際にハローワークで確認することをオススメします。

ハローワークインターネットサービスまとめ

昔に比べ、ハローワーク外でも利用できる部分が増えてきてはいますが、まだまだインターネットサービスだけでは利用できないサービスばかりあるのが現状のようです。

ハローワークは平日のみしか開館していないため、在職中の利用は難しいとは思いますが、1度行ってしまえば求人情報の取得だけは行いやすくなります。

転職をお考えの際は、一度ハローワークに行く時間を作ってみてはいかがでしょうか。

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