ハイクラス人材向けスカウトサービスを運営する「リクルートダイレクトスカウト」
最近ではテレビCMも多く放映されているため、よく耳にする名前になっているのではないでしょうか。
リクルートダイレクトスカウトはその名の通りスカウトサービスを主軸とした転職サービスで、中でもハイクラス人材に特化したサービスとなっています。
そんなリクルートダイレクトスカウトですが、スカウトサービスにつきものなのが「企業バレ」。
勤めている企業にスカウトサービスを利用していることがバレてしまうと、気まずいですよね。
リクルートダイレクトスカウトは利用していることがバレてしまうのか、内情や具体的な回避方法について解説します。
リクルートダイレクトスカウトの利用がバレる可能性は低い
結論から言うと、リクルートダイレクトスカウトに登録していても会社にバレる可能性は低いです。
その理由は、登録している履歴書や職務経歴書が完全匿名で公開されるからです。
すべての企業やヘッドハンターが履歴書等を閲覧できるようになっていますが、
- 氏名
- メールアドレス
- 生年月日
- 住所(市区町村以降)
- 電話番号
などの個人の特定につながる情報については、マスキングされるようになっています。
(引用元:レジュメが、ヘッドハンター・企業からどのように見られているか知りたい - リクルートダイレクトスカウト)
また、株式会社リクルートは、非常に高度なセキュリティとプライバシーセンターを備えています。
個人情報を高度なセキュリティで取り扱っているため、情報漏えいにより利用が発覚する可能性はほとんどありません。
そのため、履歴書等を登録したことで個人情報が漏れる心配はありませんので、安心してスカウトサービスを利用することが出来ます。
ただし、職務経歴書などの経歴で個人を特定される可能性はゼロではありません。
あなたが勤めている企業の選考を受ける際にも、履歴書や職務経歴書を企業に提出していると思います。
その情報は他の人と同じになるようなことが殆どないため、万が一照らし合わせされてしまうとバレる可能性もあります。
しかし、リクルートダイレクトスカウトにも回避方法はあります。
絶対にバレないリクルートダイレクトスカウトの設定とは
企業ブロック設定を利用する
リクルートダイレクトスカウトでは、特定の企業を指定して、履歴書等を非公開にすることができます。
「企業ブロック設定」で「社名で非公開対象を設定」しましょう。
最大10社まで登録できるため、今までに勤めてきた企業をすべて設定できますね。
ただし、登録企業が社名変更や組織変更を行った場合、ブロックから削除されることがありますので、ご注意ください。
職務経歴書に記載する内容を抽象的にする
登録情報では分からなくても、職務経歴書の職務内容からバレる可能性があるので、記載する内容についてもバレないような対策が必要です。
職務経歴書に記載する際のポイントは、具体的な内容を載せなくても問題ない部分については抽象的にし、実績やスキルをアピールする内容を具体的に書くことです。
例えば、下記の内容は抽象的にぼかしても問題ないでしょう。
- 製品名やプロジェクト名を出さない
- 特定の部署名は表記しない
- 社内で使用されている専門用語を使用しない
- 企業規模や業績数値は幅広く使う
以上のポイントを守ることで、特定される可能性を大幅に減らしつつ、効率的にスカウトを受けることができるようになります。
対応策を講じてバレないように転職活動を進めよう
リクルートダイレクトスカウトを転職活動に利用する場合、考えられる全てのリスクを考慮する必要があります。
スカウトサービスの性質上、情報を非公開にしてしまうことは望ましくありませんし、リクルートダイレクトスカウトの強みを活かすことができなくなってしまいます。
転職活動が企業側にバレる可能性を最小限に抑えながらリクルートダイレクトスカウトを利用したい場合は、今回紹介した設定を確認し、企業やヘッドハンターから連絡があった場合のみ情報を開示する、企業名を伏せて自分のスキルや過去の仕事を詳しく書くなど、自分の状況に合った対策を行いましょう。