転職エージェントの裏事情って?あるあるから見る裏事情とは


ライター:奥野 佑樹
【PR】記事内に商品・サービスのプロモーションを含みます。

転職エージェントは企業として活動しているため、利益を出すための”裏事情”があります。

転職エージェントの裏側を知ることで、転職エージェントを利用して効果的に転職活動を進める方法を理解することができます。

今回は、転職エージェントを利用する際の「あるある話」と「なぜそのようなことが起こるのか」について、その背景を含めて解説します。

 

転職エージェントには転職エージェントなりの理由がある

転職エージェントは”企業から手数料を貰う”ビジネスモデル

求職者が転職エージェントを無料で利用できるのは、「企業からの成功報酬」で成り立っているからです。

ここで言う成功報酬とは、転職エージェントが紹介した人材が企業に入社した時点で企業から転職エージェントに支払われる報酬のことです。

企業と転職エージェントのやりとりは、以下のような流れになっています。

転職エージェント 収益の仕組み
(引用元:転職サイトや転職エージェントはどうして無料なの?転職サービスのビジネスモデルとは - 転職Do

つまり、転職エージェントが求職者に紹介した企業に入社しなければ、転職エージェント側にはお金が入らないようになっています。
これが、求職者向けの無料サービスを支えるビジネスモデルです。

キャリアアドバイザーにはノルマが課せられている

転職エージェントのキャリアアドバイザーは、担当した求職者が入社して初めて売上という形で会社に貢献することができます。

そのため、人材紹介会社によっては、キャリアアドバイザーに「月に○名を入社させる」「月に○万円の売上を計上する」といったノルマを課しているところもあります。

ノルマを達成するために、キャリアアドバイザーは担当する求職者の数を増やし、求職者を入社に導くためのサポートに奔走するのです。

転職エージェントあるある:登録編

登録後に拒否される(紹介できる求人が無いと言われる)

登録時に履歴書や職務経歴書の入力を求められ、その情報をもとにキャリアアドバイザーがお断りするケースもあります。

この場合、求職者の希望に合う求人がない、あるいは求職者がすぐに転職する可能性がない、という状況が考えられます。

また、キャリアアドバイザーは複数の求職者を同時にサポートしているため、より内定に近い求職者を重点的にサポートしたい、自分の売上につながらない求職者はサポートしたくないという思いもあるようです。

面談を急かされる

先ほどとは逆に、転職しやすい経歴をお持ちの方には積極的にサポートを行いたいため、初回面談を急ぐケースもあります。

すでに紹介したいポジションがあるけれど、求人票の締め切りが決まっているため、できるだけ早く紹介したい場合などは何度も連絡が来るでしょう。

転職エージェントあるある:サポート編

求人票が大量に届く

比較的希望条件が緩い場合や、支援を開始したにもかかわらず求職者が転職活動を進めない場合、大量の求人票を送付することがあります。

特に求人票の数が多い人材紹介会社に多いのですが、とにかく求職者に応募してもらいたいがために送りつけてくるのです。

希望外の求人票が届く

求職者の希望条件に合致する企業が無かったり、条件が厳しすぎて紹介できる求人が無い場合に起こってしまいます。

ただ、キャリアアドバイザー側も条件を緩和してでも転職活動を進めて欲しい思いがあるので、妥協できる部分が無いか確認するいい機会にもなります。

全く連絡が来なくなる

キャリアアドバイザーは、転職活動を進める気がない人をサポートしなくなることがあります。

キャリアアドバイザーの立場からすると、サポートが必要なのはあなただけではありませんし、積極的に転職活動を進めている求職者のサポートに力を入れたいと考えているのでしょう。

キャリアアドバイザーが上から目線

これは転職エージェントが悪いわけではなく、そのキャリアアドバイザーに問題があります。

勿論、求職者に否はありませんし、悪いのはキャリアアドバイザー自身です。

今後のことを考えてキャリアアドバイザーの変更を申請しましょう。

業界理解が浅い

キャリアアドバイザーの中には、業界に詳しくなく、よく理解していない人もいます。

キャリアアドバイザーとの初回面談で、自分の希望やキャリアアップの計画などを相談したいのに、アドバイザーがその業界のことを全く知らず、興味本位で聞いてくる場合があります。
(※実体験です)

この場合、キャリアアドバイザーはあなたの転職成功に全く寄与しませんので、キャリアアドバイザーの変更を希望された方が身のためです。

経験の浅いCAや新卒CAをアテンドされる

よく、誰でも初心者や新人の時期があると言われますが、新人のキャリアアドバイザーが実害を与えるケースもあります。

希望通りの求人票が紹介されない、思うようなサポートが受けられないということが続けば、せっかくの転職エージェントに登録したのに利用する意味がなくなってしまいます。

この場合も、新人キャリアアドバイザーには申し訳ないと思いつつも、キャリアアドバイザーの変更を申請しましょう。

転職エージェントあるある:内定編

内定承諾までの期間が短い

転職エージェントによりますが、内定承諾まで3日~一週間というケースが散見されます。

キャリアアドバイザーも内定承諾で利益が発生するため、毎日のように催促してくる方もいらっしゃるようです。

年収交渉はほとんどできない

転職エージェントのホームページには「年収交渉を代行します」と書かれているのに、実際に内定をもらった後に伝えると、年収交渉をしてくれないことがあります。

これは、キャリアアドバイザーが企業の機嫌を損ねないようにするためであったり、実際に企業が内定条件通りにしか採用しないため、交渉の余地がないためである可能性があります。

裏事情を把握して転職エージェントを上手に活用するには

積極的に動いているように見せる

キャリアアドバイザーから熱心なサポートを受けるには、あなたが熱心に転職活動を行う必要があります。

熱心に転職活動を行うとはどういうことなのかと言うと、

  • キャリアアドバイザーとの連絡をこまめに取る
  • 履歴書や職務経歴書を完成させる
  • 企業に応募する

などが挙げられます。

いずれにせよ、自分の熱意をキャリアアドバイザーに伝えることで、最適なサポートが受けられるようになります。

希望条件を緩和する

キャリアアドバイザーの熱心なサポートが得られない場合、希望条件と経歴がマッチしていない、もしくは目標を高く設定しすぎて紹介できる企業が少ない、希望通りに入社させづらいことが考えられます。

例えば、未経験の職種への転職であっても、今と同じ年収を希望しているのであれば、企業が求める人材でないことは明らかです。

また、待遇改善を目的に同じ職種で転職する場合、その希望が現実的かどうかを考え直す必要があります。

ご自身の生活もありますので、あまり期待値を下げる必要はありませんが、思い切ってキャリアアドバイザーに相談し、希望条件の見直しをしてみるのもよいのではないでしょうか。

合わないと感じたら担当者変更する

キャリアアドバイザーが上から目線だったり、自分が希望する通りのサポートが受けられない場合は早急にキャリアアドバイザーの変更を申請しましょう。

キャリアアドバイザーの変更は本人に直接伝える必要はなく、転職エージェントのお問い合わせフォームから行えます。

キャリアアドバイザーに申し訳なくて変えられない・・・という方もいらっしゃるかもしれませんが、変更は当たり前のように行われているので気にする必要はありません。

良い転職活動が出来るよう、早急に変更申請を行いましょう。

複数の転職エージェントを活用する

基本的には一人のキャリアアドバイザーと向き合って、一丸となって転職活動を進めるほうが効率が良いように思えますが、視野を広げるためにも複数の転職エージェントを併用しましょう。

複数の転職エージェントを利用することで、さまざまな求人票を閲覧でき、限りなく希望の条件に合致した企業が見つかりやすくなります。

転職エージェントサービスにも、得意な業界や特徴があります。
例えばざっと上げるだけでこんなにたくさんのサービスがあります。

大都市の求人に強い
マイナビエージェント
フリーターからの正社員就職向け
ハタラクティブ
第二新卒
マイナビジョブ20’
組み込み系エンジニアの転職
レバテックキャリア
Web系スタートアップやゲーム業界
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外資のリクルーターやスカウトがいる
ビズリーチ

自分の望む転職になるように、よく考えて転職エージェント選びをしましょう。

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