意外と悩ましい、面接時の服装について。スーツの身だしなみ、大丈夫ですか?変なところでつまずかないために。印象が良くなるスーツの身だしなみをまとめました。
「見た目なんかよりも中身をきちんと見て欲しい」と思う方が多いとは思います。
ただ見た目が整っていないと肝心の中身を見てもらえなくなってしまって結局損をしてしまうことが多いのも事実。
特に日系大手企業の場合面接官が一日に何人もの面接に立ち会うケースも少なくありません。
その場合やりとりの内容よりも第一印象が合否決定判断材料のウェートを占めてしまうこともありますので、つまらないところでつまずかないためにもあらためて確認しておきましょう。
中途採用の面接では「リクルートスーツ」的な服装はNG
特に初めての転職の方の場合、新卒採用の際の記憶が強いのか野暮ったいくらいのリクルートスーツがちょうどいいとお考えの方が多いようですが、それは違います。
中途採用の面接ではビシッと決まっている方が有利に働くケースが多いのです。したがってスーツの型は男女ともに細身のシルエットのものを選びましょう。
新卒採用の時とは異なり、スーツにストライプが入っていたりベスト着用だったり、シャツがカラーシャツだったりしても全く問題ありませんよ。
「色」に悩んだら訪問先のコーポレートカラーに合わせてしまう
よく、自分のキャラクターに合わせてネクタイやシャツの色を選ぶ、というようなことが言われています。
例えば情熱的なリーダーシップを自己PRの柱としている場合は「赤」、冷静な分析力をアピールしたい場合は「青」という具合です。
これはかなり有効な選択です。
もし悩んだ場合、私の場合は訪問先のコーポレートカラーに合わせてしまいます。例えば三菱東京UFJ銀行に伺うなら「赤」、三井住友銀行グループであれば「緑」を選択します。
男性のスーツのチェックポイント
それではまず男性のチェックポイントから見て行きましょう。
- 靴はキレイに磨かれているか?靴紐はほどけていないか?
- ベルトと靴の色は統一されているか?
- ベルトはの穴が傷んで歪んでいないか?長さはちょうどいいか?
ベルト通し1つ分がベスト。 - ポケットにタバコ、携帯電話などを入れていないか?
ふくらんでだらしなく見えます。 - ジャケットの一番下の上着は開けてあるか?
- ポケットのフラップ(ひらひらした部分)はしまってあるか?
- ネクタイはきちんと閉まっているか?
- カバンに使用感がありすぎないか?
スーツには細かい着こなしがありますが、かっこよくビシッと着こなしている必要はなく、大事なのは清潔感です。
ちなみに、スタートアップ企業の場合はビジネスカジュアルスタイル推奨で、もはやスーツを着ない方がいいです!!
スタートアップ企業ではスーツ勤務の方の方が珍しいぐらいでして、あまりビシっと決めていくと浮いてしまいます。
女性のスーツのチェックポイント
続いて女性の身だしなみを確認します。
- パンツでもスカートでもOK。
ただし短すぎるスカートを選ばない - ワイシャツは白を基本に。
就活の時とは違い前ボタンを開かせてもOKです。 - ストッキングは肌色のベーシックなものを選ぶ
- シューズは黒を選ぶ。
新卒採用とはことなり飾りがあっても大丈夫。
男性同様、女性もかなり自由度が高い思ってください。むしろ多少垢抜けているくらいがベターです。
メイクのポイントですが、チークはほんのり血色のよい健康的な肌に仕上げます。アイシャドウのナチュラルは良いのですが、薄すぎると表情がわかりにくくなるので多少目力(メヂカラ)が強調されるようにします。リップ・ルージュの色選びは地肌に合わせるようにしてください。
なお、女性の場合でもスタートアップ企業の面接ではビジネスカジュアル推奨となります。
さて、見出しなみを整えたら早速企業を訪問します。
ここで意外と見落としがちなのが面接官と初顔合わせをするまでです。「人は見た目が九割」というのは私も非常に嫌いなフレーズですが、実際には第一印象が重要なのは間違いありません。
こんなところで評価を落とすのももったいないですので、少しでも緊張を和らげるために今一度などを確認しておきましょう。
「案内役の女性」が鍵をにぎる!?
みなさんの会社でも「役員クラスも頭が上がらないできるOL」がいませんか?受付電話やその後の対応はこの「できるOL」が担当して、そこでの振る舞いを後で面接官に報告していることも多いので気は抜けません。
応接電話から勝負ははじまっています。サンプルトークは以下の通り。
お世話になります。私、本日19:00時より面接のお約束をいただいております◯◯と申します。
受付を済ませると、社員の方が面接室まで案内してくれますね。「お世話になります、よろしくお願いします。」お茶をいただいたら「ありがとうございます。」など、軽い積極的に愛想を振りまいておきましょう。
挨拶から着席まで
席に着席したら書類を手元に用意しておきます。面接官が入室したら、「はじめまして、◯◯です、今日はよろしくお願います。」と気持ち大きめの声で軽く一礼します。
あまり硬すぎる挨拶も印象を悪くしますのでこの程度がベスト。
その後ですが、面接官に「どうぞお掛けください」と言われるまでは立って待ちましょう。
今どき「おやおや、私はまだ座ってくださいと言っていませんよ~??」などと嫌味なことを言う人事はいないと思いますが、マナーにうるさい人事が内心マイナス点をつけていることはたまにありますのでそつなくこなしておきましょう。
あとは黙っていても先方が面接を進捗させてくれるでしょう。