ここまで面接対策について解説してきました。大抵の会社は1~3回程度の面接で最終面接となります。正直1次であろうと2次であろうと一部の特殊な業界を除き聞かれることは大筋変わりありません。
その後はいよいよ最終面接です。
そして転職活動において最終面接までいけばほぼ内定確定と思ってください。
なんせ面接相手は役員もしくは社長(経営者)で、現場のことをあまり把握できていません。ですがだからこそ、最終面接でミソをつけないためにいくつか注意点がありますので紹介します。
挨拶はしっかりと
社長・役員クラスで現場のことに完全に精通していることはまれですので、反面よく見られるのが「性格的な側面」です。
そしてこのクラスは例外なく元気で、礼儀正しい人が大好き。
基本の挨拶をもう一度確認sて、爽やかな第一印象をもってもらいましょう。
最初は流れに身を任せよう
どこの企業もそうですが、社長・役員クラスともなると一癖も二癖もある方ばかりです。
一口に個性と言ってもとにかくいろんなタイプの方がいるので、とにかく最初は様子を伺いましょう。
最初に申し上げた通り最終までくれば内定が近い訳ですから、むやみに目立とうとせず面接の序盤は流れに身を任せましょう。
相手が話し好きの人なら途中質問を
さて、ここから先は面接官となる社長・役員の性格次第なのですが、質問中心の面接となる場合はここまで通過した方ならなんなく答えられる内容ばかりだと思います。
他方、このクラスに多いのが話し好きなタイプです。
はい、この場合はとにかく聴いてあげましょう。「聞く」ではなく「聴く」です。お説教のようですが心で聴きましょう。
視線を合わせてください。相づちを打ってください。たまに「すごいですね」「それは初めて伺いました」等のリアクションをはさんでください。そして、質問をしてください。
相手に気持よく語っていただければ内定は間近です。
最終面接で「何か質問したいことはありますか?」と聞かれたときは
さて、最終面接も終盤に差し掛かると、質疑応答タイムになることが少なくありません。この時、先にご紹介した面接時の質問をするのは得策ではありません。
1次~2次で確認した内容は現場寄りのものですし、もし同じ面接官が同席していた場合は「おれの答えを聞いていなかったのかな?」と心象を悪くしてしまいます。
そこで転職Doでは最終面接用の質問例を用意しました。
創業期、どんな思いでこの会社を立ち上げたのですか?
経営者が特に喜ぶ質問です。熱い思いを共有していただくことはこちらにとってもプラスになるでしょう。
今、会社として最も意識していらっしゃる競合はどちらになりますか?
経営者は競合を強烈にライバル視しています。その辺りの想いをくすぐる質問です。
中途で入社するメンバーにどんな役割を期待なさっていらっしゃいますでしょうか?
「中途で」とは言っているものの、最終面接まで来ている以上実質的にあなたへの期待を語ってもらうことになります。無意識のうちに自分を「口説かせる」、テクニカルな質問です。
最終面接までくれば内定はもうすぐ!気を抜かず、気張りすぎず、集中して臨んでください。