面接でキャリアパスを聞かれた時の答え方


ライター:Sota Katakawa
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面接現場で今後のキャリアについて聞かれることもよくありますね。ここでは面接官の意図を汲み取ることがポイントです。好印象に映るキャリアパスの答え方を紹介します。

 

面接官は「すぐに辞めてしまわないか」を危惧している

中途採用には新卒採用以上にコストがかかります。

例えば人材紹介会社に支払う費用は年収のおおよそ20~30%。年収500万円の方なら少なく見積もっても100万円以上が必要な計算です。

下記グラフはマイナビの中途採用状況調査より、「中途採用一人あたりの求人広告費」です。
業種によりばらつきがありますが、最大のコンサルタント・金融・不動産専門職では約90万円かかっています。

採用コスト
(引用元:中途採用状況調査|株式会社マイナビ

これに加えて面接や書類選考にかなりの時間を費やしていますし、場合によっては平行して転職サイト転職イベントを利用しているかもしれません。

そして忘れてはいけないのが教育コストです。職種にもよりますが中途入社の方が一人前に育つまでには1年はかかるのが相場です。

つまり面接官や人事の立場としては入社してすぐに辞めてしまうことは絶対に避けたいのです。

私のキャリアパスはあなたの会社とつながっています

キャリアパスをどんな風に描いているかを確認する質問は、裏返せば「自分の思うキャリアが描けない」と言って辞めてしまうのを防止する(ミス・マッチを避ける)ための質問です。

ここではそんな人事サイドの思いを汲み取って、「私の思い描くキャリアパスはあなたの会社とつながっているんです」と伝えてあげましょう。

お手本トーク

それではお手本トークです。

私は「家」に関するプロフェッショナルとしてお客様を喜ばせる存在になりたいと考えています。(最終目的
そのために、これまで3年間、中古マンションの新規開拓営業職を担当して参りました。(経験
今後はこの経験を活かして、住宅の最高峰と言える新築一戸建ての営業にチャレンジし、さらにスキルアップしたいと考えています。(当面の目標
御社は数ある住宅メーカーの中でもコストパフォーマンスに優れた物件を扱っていらっしゃいますので、
より多くのお客様に価値を提供できると考え応募いたしました。(「つながっていますよ」

まず最終目的を語る

私は「家」に関するプロフェッショナルとしてお客様を喜ばせる存在になりたいと考えています。

キャリアパスとしての最終目的・ゴールを最初に伝えます。頭の中で目的と目標の切り分けが済んでいればこの辺りはさらっと語れるでしょう。多少突飛な夢でも、堂々と語って大丈夫ですよ。

これまでの経験を再確認する

そのために、これまで3年間、中古マンションの新規開拓営業職を担当して参りました。

すでに履歴書に記載してあることではありますが、念のためこれまでの経歴に再度触れておきます。
職務経歴とぜんぜん関係ないキャリアパスだと勘違いされないための予防線です。

当面の目標を伝える

今後はこの経験を活かして、住宅の最高峰と言える新築一戸建ての営業にチャレンジし、さらにスキルアップしたいと考えています。

ここで最終目的に対して現状足りていないキャリアを目標として伝えます。「まずは~」から話し出すことで地に足がついた印象を与えますね。

「つながっていますよ」

御社は数ある住宅メーカーの中でもコストパフォーマンスに優れた物件を扱っていらっしゃいますので、
より多くのお客様に価値を提供できると考え応募いたしました。

ここがポイントです。ここまでで話をした目的と経験、目標に対して「御社がピッタリです!」と補足するわけです。

ポイントは「私の希望と御社はつながっています、すぐに辞めたりはしないので安心してください」とは直接的に言わないところです。

数ある候補の中でも理由があってこの会社を選んだのだ、(だから長く勤めるつもりですよ)と述べることで間接的につながりを表現する点ですね。

なお、「コストパフォーマンスに優れた物件を扱っていらっしゃいますので~」は「高額の住宅を扱っていらっしゃいますので~」でも通用します。つまり、このお手本トークはほとんどの会社相手に応用できてしまうのです。

まとめ(面接でキャリアパスを聞かれた時の答え方)

面接で今後の展望について問われたときは最終目的 → 経験 → 当面の目標 → つながっていますよで回答しましょう。

このやり方なら面接官にも「あ、すぐに辞めることはなそうだな」と安心してもらえるはずです。

また、面接対策には、パソナキャリアリクルートエージェントなどの転職エージェントも役立ちます。

転職エージェントは、求人の紹介だけでなく、履歴書の添削や面接対策までしっかりとサポートしてくれます。

数多くの転職事例を知っている転職エージェントだからこそ、自分だけではわからない、企業ごとの面接の特徴なども情報を持っています。

当記事で紹介した面接対策に加え、パソナキャリアリクルートエージェントなどの転職エージェントを活用して万全を期して面接に望むとよいでしょう。

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