はじめに
世界的な大ヒット商品であるウォークマンをはじめとして、「安心の日本製電子機器」の代名詞ともいえる会社ソニー。
2020年にプレイステーション5の発売を予定しており、ゲーム事業のさらなる成長を期待させてくれます。近年は半導体事業へ新しく参入し、半導体事業を成長させるために中途採用を多く採用しています。
この記事では、ソニーへの転職を考えている人に向けて、ソニーの企業情報や転職方法についてご紹介します。
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ソニーへの転職についてのまとめ
- 口コミからの総合評価
- 3.9
ソニーの転職レーダーチャート
ソニーの特徴
- 世界でも有名なAV機器メーカー
- 日本の大手総合電機メーカーの中で売上高は2位(2019年時点)
- 半導体事業に参入し、車載センシングの事業化を進めている
- プレイステーションなどのゲーム事業の収益が好調
- 平均年収は1,050万円で、電気機器業界の平均年収より高い
- 外資系やベンチャー企業に似た社風で、実力主義の傾向がある
- 新入社員の初任給を現行約560万円から能力に応じて最高750万円に引き上げを発表(2019年7月から)
ソニーへの転職でおさえておきたいポイント
- 専門性を高めることができるように職種別採用を行っている
- 第二新卒の応募も可能で、大学院博士後期課程在籍中の人も経験者採用の対象となる
- 細かい応募資格はないが、求人職種の専門性を持っている人が応募可能
- 面接では「逆質問」されるため、事前の準備が必要
- 転職サイトでもソニーの経験者採用ページでも求人数が豊富
ソニーの企業情報
基本情報
※スマホの方は横にスクロールしてご覧ください
事業内容 |
テレビ&ビデオ事業、オーディオ事業、 デジタルカメラ事業、スマートフォン・インターネット事業、 ゲーム&ネットワーク事業、映画事業、音楽事業、金融事業、 エンタテインメントロボット事業、 Sony Startup Acceleration Program、エデュケーション事業、 プロフェッショナル機器&ソリューション事業、半導体事業、 メディカル事業、非接触ICカード技術(FeliCa)事業 |
---|---|
代表者 | 吉田 憲一郎 |
設立 | 1946年(昭和21年)5月7日 |
資本金 | 8,742億円(2019年3月末現在) |
従業員数 | 114,400人(2019年3月末現在) |
所在地 | 東京都港区港南1-7-1 |
企業理念やビジョン
ソニーの企業理念をご紹介します。
Purpose
存在意義
クリエイティビティとテクノロジーの力で、
世界を感動で満たす。
Values
価値観
夢と好奇心
夢と好奇心から、未来を拓く。
多様性
多様な人、異なる視点がより良いものをつくる。
高潔さと誠実さ
倫理的で責任ある行動により、ソニーブランドへの信頼に応える。
持続可能性
規律ある事業活動で、ステークホルダーへの責任を果たす。
ウォークマンやプレイステーションなど世界的に有名で、人々を楽しませる製品を世に送り出してきたソニーらしさが企業理念に表れています。これからも、人々を楽しませたり、驚かせるような製品やサービスを打ち出していくでしょう。
事業計画・将来性
ソニーはプレイステーションなどのゲーム事業が好調で、2020年にはプレイステーションの次世代機「プレイステーション5」が発売されます。プレイステーション本体だけでなく、新しい機能が追加されたコントローラーも販売される予定となっておりゲーム事業は安泰と言えそうです。
また半導体事業は、スマートフォンなどに搭載されるカメラ向け半導体、CMOSイメージセンサーで圧倒的なシェアを誇り、2019年度は半導体事業の売上高は1912億円、前年度比22%増と好調でゲーム事業に次ぐソニーの大きな収入源となっています。
半導体事業を成功させるために、新卒技術者の4割を半導体事業に振り分けたり、中途採用で経験者を多く採用していることからソニーの半導体事業への力の入れ具合が分かります。
(引用元:2019年度 連結業績概要|ソニー株式会社)
ソニーの転職基礎知識
平均年収
1,050万円(42.4歳)(四季報調べ)
総合電機業界の平均年収:570万円と比較すると、非常に高いものとなっています。
(出典元:2019年版 業種別 モデル年収平均ランキング - マイナビ転職)
世代別平均年収
ソニーの世代別平均年収をご紹介します。
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年代 | 平均年収 | 最高年収 | 最低年収 |
---|---|---|---|
20代 | 500万円 | 600万円 | 400万円 |
30代 | 600万円 | 750万円 | 500万円 |
40代 | 860万円 | 1000万円 | 700万円 |
50代 | 1000万円 | 1150万円 | 870万円 |
(引用元:転職会議)
労働環境
- 標準労働時間は9時から17時30分で、コアタイムを9時半から15時半として出勤退勤時間を選択することができるフレックスタイム制を導入している
- 管理職はきちんとした人柄の人がついていて、ハラスメントの噂もほとんどない
- 実力主義で仕事の成果がボーナスに反映されるので、努力すれば報われる
- しっかりと有給を取ることができる。早めに申請すれば長期休みも取得可能
- 社員は基本的にいい人や親切な人が多い
- 給与は高めだが、扶養手当や子供手当てが給与に含まれている
- 在宅勤務制度があり、体調不良や子どもの看病などの理由で自宅で仕事をすることが可能
福利厚生
- 自宅から100分以上移動時間がかかる若手社員は30才になるまで、会社寮や借り上げ寮に入ることができる
- 映画のチケットを安く買えたり、B 級セールで高価なものを手に入れることができる。タレントがきてフロアでイベントを開催したり、最新の映画観賞会を行っている
- 体調不良の場合には健康管理室で薬をもらうことができる
- 社員旅行に行った際の関連施設の利用やフィットネスジム、競技施設などを無料で利用できる
- 年に17,000円分のポイントを付与され、ソニーポイントか旅行券にすることができる
残業時間
口コミサイトでは、27.8時間~35.7時間とばらつきがありました。
繁忙期を除いては残業があまりなく、あったとしても自分の裁量でコントロールができます。強制的な残業はなく、自分の目標設定や成果管理の必要な場合に必要に応じで残業を行うという社員が多いようです。製品制作やプロジェクトなどの部署では残業が多く、土日出勤も多くなる傾向にあります。
有給消化率
口コミサイトでは、40%から65%とばらつきがありました。
有給は非常に取りやすく、上司や同僚を気にすることなく長期休みも取得することができます。休日の間にある平日は有給を取って休む人が多いようで、有給取得の自由度が高い企業です。会社が10日間の連続取得を進めているので、休みやすい雰囲気の企業と言えます。
ソニーの中途採用求人情報
ソニーにはどのような職種があるのか
ソニーでは大きく分けて2つの職種があります。
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技術職 |
ソフトウェア系 セキュリティ 信号処理系 通信技術系 半導体開発系 電気系 回路設計系 メカ・メカトロニクス系 光学系 デバイス・材料系 |
---|---|
事務職 |
商品企画 マーケティング 営業 資材調達 品質/環境 生産/物流 経営企画・事業戦略 経理・財務 広報・宣伝・IR 人事・総務 法務/通商/渉外 知的財産 デザイン ・Infiniti |
(引用元:ソニー 経験者採用ホームページ)
募集職種のうち、特にカメラ/放送機器事業、半導体事業での求人が多い傾向にあります。カメラ/放送機器事業ではビジネスリーダー、マーケティング、企画などの事務職の募集が多めで、半導体事業では、プロダクトエンジニアやソフトウェアエンジニアなどのエンジニア職の募集が多くなっています。
求人の傾向・採用している職種
ソニーの経験者採用ページや転職サイトのdodaを確認すると、技術職も事務職も求人数は多いです。ただ、どちらかと言えばエンジニアなどの技術職の求人が多くなっています。求人によっては大学卒や大学院卒の学歴が条件になっているものもありますが、学歴不問の求人も豊富です。ソニーでは学歴不問でも正社員になるチャンスがあるといえそうです。
実際の求人情報
実際に募集されているソニーの求人情報をご紹介します。
転職サイトのdodaでソニーの求人を検索すると755件もの求人がありました。755件の求人のうち763件が正社員求人で、業界未経験や学歴不問の求人も多くあります(2019年12月時点)。
また、ソニーの経験者採用ページを確認すると、AI ロボティクス事業の求人が12件、ゲーム事業の求人が8件、テレビ事業の求人が21件、ビデオ/オーディオ事業の求人が13件、デバイス・ストレージメディア事業の求人が6件、カメラ/放送用機器事業の求人が31件、モバイル事業の求人が件、半導体事業の求人が55件、新規事業の求人が15件、事業企画・事業支援の求人が31件となっており求人件数はとても豊富です。
ソニーの採用方針
ソニーではこれからの成長に向けて半導体事業への参入を進めているため、半導体事業での中途採用数を増やしています。新しく参入する部署のため、何事にも意欲的に行動できるチャレンジ精神のある人が歓迎される傾向があります。ただ、半導体事業といっても半導体業界経験がなくてもIT の知識や経験があれば応募可能なものもあります。映像スタッフなども経験不問でも応募が可能なので、学歴や経験がなくてもやる気がある人や情熱がある人を求めているようです。
転職サイトでもソニーの経験者採用ページでも求人数が豊富なため、常時才能のある人、やる気のある人に応募してほしいと考えているという印象です。求人によって特定分野での開発や設計、製造の経験、MBAの有無、英語力の水準など、求められる経験や資格が大きく異なるのでしっかりと確認して自分に合った求人に応募してみてください。
ソニーの半導体
2019年06月にソニーの株式を15億ドル相当保有したことを公表した、「ものいう株主」で知られるダニエル・ローブ氏が率いる米ヘッジファンドであるサードポイントはソニーの株価を最大にするために以下の内容を要求してきました。
・主力であるエンターテインメント事業への企業リソースを集中させること。
・そのために関係性の薄い事業である、半導体事業の分離・独立と、金融事業を手掛ける子会社株の売却。
これに対し、同年9月ソニーは要求を拒否する声明を発表しました。
サードポイントは2013年にも同じようにソニー株を取得し、エンターテインメント事業の分離上場を要求していましたが、ソニーの要求拒否を受けて、14年に売却していました。
今回もソニーの要求拒否を受けて株式を売却するかと思われていましたが、2020年01月サードポイントはソニーに対して再度同内容の要求を行いました。
2度目の要求に対するソニーの対応はまで公表されていませんが、公式サイト上で半導体事業の求人は多数(2020年3月現在、65件)公開されており、これは全公開求人の1/3、全事業中で最大であることから、半導体事業に対するソニー決意の固さがうかがえます。
ソニーの半導体事業といえばCMOSイメージセンサです。
(半導体事業部の求人もほとんどがCMOSイメージセンサに関する設計やプロセスエンジニア、マーケティング職です)
以下のような経験があり、ソニーへの転職に興味がある方にとってはチャンスです。
- モバイルデバイス用の半導体エンジニア(設計だけでなくプロセスエンジニアも含む)
- 小型車載カメラ・医療用カメラなどの開発経験
- 半導体商社などでの営業・渉外・マーケティング経験
ソニーに転職するには
ソニーへの転職を希望する際には転職エージェントを利用するのがおすすめです。
(転職エージェントの比較は1106人に聞いた、口コミで評判のおすすめ転職サイト・転職エージェントが参考になります)
転職エージェントの利用をおすすめする理由は2点あります。
- あなたのスキルが即戦力と判断される求人票を見逃さなくなること
- クローズドに募集される非公開求人を受け取れること
転職エージェントなら公式の求人票はもちろん、非公開求人もタイムリーにアナウンスしてくれますので貴重な求人を逃すことがなくなります。
ソニーの求人は技術系職と事務職の2つに大別されます。
半導体事業に力を入れるため、技術系職の中途採用数は増やしていますが、事務職への転職は狭き門です。特に事務職を目指す場合には少ない求人を見逃さないためにも転職エージェントへの登録は重要です。
事務職としてソニーへの中途入社を目指すならリクルートエージェントが現実的な選択となります。
リクルートエージェントは、中途採用業界においては最大手のエージェントで、特に大手企業からの信頼は絶大なものがあります。また、人事部だけでなく事業部から非公開求人の依頼を受けているケースもあり、目当ての求人が得られる可能性が高いです。
事務職としてソニーへの転職を目指すならマイナビIT AGENTがおすすめです。
マイナビIT AGENTは、エンジニアの転職を数多く手掛けている大手転職エージェントです。特に大手やメガベンチャー系安定企業への転職に強みがあります。大手へのIT転職に強いエージェントとして、そのコネクションを存分に発揮してくれることでしょう。
エージェントを利用する際、担当者には希望する企業と職種をはっきり伝えましょう。仮にそのタイミングで取り扱いがなくても今後の見込みをアナウンスしてもらえたり、関連企業の求人などを案内してもらえたりする可能性もあります。
ソニーの選考に関する情報
ソニーへの転職難易度
ソニーでは1年を通して中途採用を募集しており、一般の転職サイトやソニーの公式経験者採用ページでも求人数が多いので、それほど難易度は高くありません。ただ、世界的な有名企業ということもあり、1つの求人に応募する人数が多いので「採用されやすい」ということはないでしょう。
ソニーの求人情報を調査すると、事務職の求人よりもエンジニアなどの技術職の求人が多いため、事務職への転職は狭き門です。
エンジニア職では業界経験や学歴不問の求人もあります。特にソニーが現在力を入れている半導体系の求人では半導体経験がなくても応募可能の求人が多いので、「ITの経験があって半導体に興味がある人」はソニーへの転職がおすすめです。
選考の流れ
ソニーの中途採用選考の流れは以下の通りです。
応募⇒書類選考⇒1次面接⇒2次面接・適性検査⇒内定です。
(出典元:Sony Japan | 経験者採用|選考プロセス)
書類選考は人事と募集部門で行われ、結果の連絡まで約3週間かかるようです。書類選考の結果は合格、不合格にかかわらず連絡されます。1次面接、2次面接ともに結果連絡まで約1週間かかります。また、2次面接の際には適性検査も行われるので事前に対策を行っておきましょう。
筆記試験の有無、種類
ソニーの経験者採用ページを確認すると、2次面接のときに適性検査を受検するという記載があります。ただ、適性検査をwebで受検するのか、筆記試験で受けるかまでは情報が書かれていなかったため転職エージェントなどで情報を得るようにしましょう。
必須・推奨される資格
ソニーの求人に応募する場合、必ず必要な資格はありませんが求人を確認すると「大学卒・大学院卒」を対象としている求人が多いです。ただ、ソニーでは学歴不問、経験不問の求人も豊富なので、チャレンジ精神のある人、自分のやりたいことや意見をはっきり言える人はソニーへの転職が向いているでしょう。
面接で聞かれること
ソニーの面接では、志望動機や得意なこと、学生時代に取り組んだことなど一般的なことに加えて、以下のようなソニーらしい質問もあります。
- なぜ、ソニーですか?
- 電機業界をどうとらえていますか?
- 低迷している電機業界に対してどう思うか?
- 最も共感する製品と理由
- 競合他社と比較してソニーの課題は何か?
- 携帯電話業界でソニーはどんな貢献ができるか?
1次面接と2次面接で同じ質問をされることがあり、回答内容が矛盾しないように質問内容と自分の回答を覚えておく必要があるようです。また、質問に対して具体的な例とデータを利用して説明する質問もあるため、人前でデータなどを使って説明する練習が必要です。逆質問をされることが多いようなので事前に準備して、しっかりと自己アピールできるようにしましょう。
ソニーへの転職に関する口コミや評判
・グローバル企業として人材のダイバーシティを重視し、女性管理職の人数が多い(法務、20代)
・自己裁量で仕事ができるので、仕事へのモチベーションをしっかり持つことができる(40代、デジタル回路設計)
・職場の環境は非常に働きやすく、デスクも他社と比べると広く圧迫感がない(20代、研究開発)
・自己裁量で仕事を行うため、中途採用で入社した場合は自由すぎて戸惑ってしまうかもしれない(40代、調査)
・社長でも新人でも「〇〇さん」と呼ぶのが特徴(30代、メディカル)
・年収もボーナスも多くもらえるが、扶養手当てや住宅手当などがない(40代、マーケティング)
・年功序列でなく実力で評価されるので、頑張れば年収が高くなる(30代、営業)
・海外案件推進担当は手当てが増えるので競争率が高い(30代、IT コンサルタント)
・ボーナスは高いが、部署の業績によってボーナス金額が変わる(40代、商品企画)
・年収がいいので、仕事のモチベーションアップにつながる(30代、プログラマ)
・直属の上司だけでなく、あらゆる角度から評価してもらえるので風通しがいい社風(40代、経営企画)
・評価されるために上司へのアピールが重要(20代、法事営業)
・年功序列は少しだけ残っているものの、成果主義の傾向が強いため頑張れば評価される(30代、研究)
・評価は人事ではなく上司によって行われる。評価方法が上司のスタイルに依存してしまう(20代、ITエンジニア)
・部下が上司を評価するシステムがあり、ハラスメントの抑止に役立っている(30代、営業)
・自由に意見を言ったり、自分で手を上げれば何でもやらせてくれる雰囲気があって仕事がしやすい(40代、経営企画)
・新入社員の頃から自己裁量で働け、企画段階からプロジェクトに参入でき、すべて任されるのでやりがいを感じる(30代、IT コンサルタント)
・アイディア大会のようなものが年に1回開催され、新しいことや面白いことにチャレンジしようという社風(30代、プログラマ)
・自社製品が有名なため、仕事に興味を持ってもらえるのでモチベーションが上がる(30代、回路設計)
・海外赴任の機会が多く、赴任すると権限が広くなりよりやりがいを感じやすくなる(40代、プロダクトマーケティング)
(引用元:キャリコネ、openwork、転職会議、カイシャの評判)
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おわりに
ソニーはウォークマンやプレイステーションなど世界的に有名な製品を生み出してきました。チャレンジ精神がある人や自己裁量で仕事をしたい人にはぴったりの企業です。ソニーの求人は転職サイトでも公式の経験者採用ページでも数が多いですが、有名企業であるため応募する人が多くライバルが多めです。
現在力を入れている半導体事業では経験未経験の人でも応募対象となり、求人数自体が多いので採用される可能性は事務職よりも高くなります。面接では、志望動機を深く問われたり、ホワイトボードでデータなどを利用した説明を求められることもあるので事前の準備が欠かせません。