パナソニックに転職するには?難易度や面接の口コミ・中途採用情報をチェック


ライター:安井ひろみ

はじめに

アメリカの新興企業と商用小型電気自動車を開発することを発表したパナソニック(2020年1月)。家電だけでなく、住宅事業や車載事業、電気自動車開発など様々な事業をグローバルに展開しているパナソニックへ転職を考えている人は多いのではないでしょうか?
この記事では、パナソニックへの転職を考えている人のために、パナソニックの企業情報や転職方法をご紹介します。

パナソニックへの転職についてのまとめ

口コミからの総合評価
3.68

パナソニックの転職レーダーチャート


パナソニックの特徴

  • 総合電機メーカーであり、白物家電だけでなく住宅事業や車載事業を手掛ける
  • 日立製作所やソニーと並び、国内電機業界での売り上げが高い
  • グローバル展開に注力し、車載用リチウムイオン電池やコードレス電話などの分野で世界シェア1位を誇る
  • 平均年収は774万円で、総合電機業界の中でも高い水準(四季報調べ)
  • 忙しい部署をのぞいて基本的に残業は少なく、20時以降は退社するような仕組みになっている

パナソニックへの転職でおさえておきたいポイント

  • パナソニックの求人は事務職系よりもエンジニア系の求人のほうが多め
  • 「高専・大卒以上」であること、募集職種の専門性があることが求められる
  • 面接では、「パナソニック商品について」や「パナソニックでなければならない理由」を聞かれる
  • 募集求人の勤務地は、大阪か東京がほとんど

パナソニックの企業情報

企業情報

基本情報

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事業内容 エレクトロニクス事業、住宅事業、車載事業、電子事業
代表者 津賀 一宏
設立 1918年(大正7年)3月7日
資本金 2,587億円(2019年3月末現在)
従業員数 271,869人(2019年3月末現在)
所在地 大阪府門真市大字門真1006番地

企業理念やビジョン

パナソニックの創業者である松下幸之助が定めた企業理念(綱領)はこちらです。

綱領
産業人たるの本分に徹し社会生活の改善と向上を図り
世界文化の進展に寄与せんことを期す
信条
向上発展は各員の和親協力を得るに非ざれば得難し
各員至誠を旨とし一致団結社務に服すること
私たちの遵奉すべき精神
産業報国の精神、公明正大の精神、和親一致の精神、力闘向上の精神、
礼節謙譲の精神、順応同化の精神、感謝報恩の精神

(引用元:パナソニック  公式企業サイト

また、この企業理念(綱領)を現代向けに表現した

“A Better Life, A Better World”

(出典元:パナソニック 公式企業サイト)

というブランドスローガンを掲げています。

スローガンからは、事業を通して世界中の人の暮らしに役立つ製品を提供し、社会の発展に貢献するということが分かります。高齢化や環境問題などの変化にも敏感に対応し、「物」だけでなくエネルギーやサービスなど「目に見えないもの」の提供にも力を入れて、人々の生活に貢献していくとしています。

パナソニックの事業展開

パナソニックの事業はアプライアンス(AP)、エコソリューションズ(ES)、コネクティッドソリューションズ(CNS)、オートモーティブ&インダストリアルシステムズ(AIS)の4つのセグメントに分けられます。

APは家電、美容、健康など私達に最も身近な事業、ESは主に住宅事業、CNSが物流、AISは車載事業と電子事業が属します。

2018年度の売上高における各セグメントの内訳を確認すると、最も売上が大きい事業はAISの33%、次いでAPの31%となっています。
電気自動車は新型のハイブリットカーなど、自動車の電子化・電動化が進むなかで、車載用のリチウムイオン電池などの販売がAISセグメントの売上を押し上げたようで、今後も勢いは続くでしょう。

私達に馴染みのあるAP事業の他にも、様々な事業をグローバルに展開しており、今後も成長を続かていくことが予想されます。

パナソニックセグメント別売上
(引用元:アニュアルレポート2019|パナソニック株式会社

パナソニックの転職基礎知識

基礎知識

平均年収

774万円(45.6歳)(四季報調べ)
総合電機業界の平均年収:570万円と比較すると、高いものとなっています。
(出典元:2019年版 業種別 モデル年収平均ランキング - マイナビ転職

世代別平均年収

パナソニックの世代別平均年収は以下の通りです。

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年代 平均年収 最高年収 最低年収
20代 400万円 500万円 300万円
30代 530万円 600万円 450万円
40代 700万円 850万円 600万円
50代 900万円 1000万円 700万円

(引用元:転職会議)

労働環境

  • 標準的な勤務時間は、8:30から17:00または9:00から17:30。
  • フレックスタイム制度、裁量労働制あり。標準労働時間は1日7時間45分。
  • 女性の育休取得率が高く、最近は男性も育休を取る人が増えている。
  • 10の倍数の年齢の時に10連休を取ることができる。
  • 在宅勤務や有給が取りやすい。忙しい部署では有給が取りにくいこともある。

福利厚生

  • ベネフィットポイントが12万円分支給され、旅行、書籍、スポーツクラブなどの利用に使うことができる。
  • 家賃補助が充実しており、借り上げ社宅では6割、自分で選んだ住居では4割ほどの補助を受けらえる。転勤がないと家賃補助がない場合もある。
  • 保険が手厚く、一般的ながん保険や医療保険よりも割安で入ることができる。
  • 社内の技術研修や語学研修が充実しており、スキルアップに役立てることができる。

残業時間

口コミサイトでは、26.3時間から30.6時間とばらつきがありました。
ネット上の口コミを確認すると、基本的に残業は禁止で就業時間内に仕事が終わるように効率を求められるようです。20時までには退社することが指導され、20時以降も残業していると注意を受けてしまうので残業は少ない会社と言えます。ただし、部署によっては忙しく22時までの残業は当たり前ということもあります。

有給消化率

口コミサイトでは、60.7%から65%とばらつきがありました。
子供の病気などの場合には有給が取りやすいため、子育て中の女性も働きやすい環境が整っているようです。人事や経理以外の部署は比較的有給が取りやすく、特に組合員は有給を取りやすくなっています。

パナソニックの中途採用求人情報

求人情報

パナソニックにはどのような職種があるのか

トヨタ自動車には、大きく分けてエンジニア系と事務職系の2職種があります。

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エンジニア系 ・研究開発
・電気・電子・機械
(回路設計、機械・機構設計、材料開発・
材料プロセス開発、制御設計、生産技術プロセス開発)
・IT・通信・システム
(組込みソフト設計、社内SE・情報システム、
システムエンジニア)
・品質管理/品質保証/生産管理
(品質管理/品質保証)
・その他
(セールスエンジニア/サービスエンジニア/FAE、デザイン)
スタッフ系・営業系 ・営業
(国内営業・マーケティング)
・スタッフ
(経営企画・事業企画、法務、広報・宣伝、
経理/財務、知財、生産管理)

(引用元:パナソニックキャリア採用ホームページ

この中で特に力を入れているのがエンジニア系の「研究開発」です。具体的には、クラウド開発システム開発、セキュリティ技術開発、熱制御材料研究開発などの求人が公式キャリア採用ホームページで募集されています。事務職系の中では「経理や財務」の求人が多くなっていますが、全体的には事務職系よりもエンジニア系の求人が多めです。

求人の傾向・採用している職種

パナソニックのキャリア採用ホームページ、転職サイトdodaリクナビNEXTを確認したところ、事務職系よりもエンジニア系の求人が圧倒的に多くなっています。パナソニックの公式キャリア採用ホームページでは事務職系の求人が豊富ですが、一般的な転職サイトでは事務職系の求人はほとんどないので、パナソニックの事務職への転職を考えている人は公式キャリア採用ホームページの求人情報を確認しましょう。勤務地は本社のある大阪や東京が多い印象です。

実際の求人情報

転職サイトのdodaで、「パナソニック」の求人を検索すると968件の求人がありました(2020年1月時点)。この検索ではパナソニックのグループ会社も含まれますが、とても求人数が多く積極的に中途採用を行っていることが分かります。

パナソニックの公式キャリア採用ホームページの求人情報を確認すると、エンジニア系の求人では研究開発が15件、電気・電子・機械が33件、IT・通信・システムが18件、品質管理/品質保証/生産管理が4件、その他のセールスエンジニアなどが14件となっています。また、事務職系の求人は、営業が1件、スタッフが21件です。

希望通りの求人を見つけるためには、公式キャリア採用ホームページや転職サイトだけでなく、非公開求人が多い転職エージェントへも登録してパナソニックの求人情報を細かくチェックすることをおすすめします。

転職エージェントによって得意な業界や職種、企業規模などが異なりますので、まずは自分の希望に合う転職エージェントを見つけましょう。

パナソニックへの転職の際には、大手企業やメガベンチャーとも強いパイプをもっているリクルートエージェントマイナビエージェントがおすすめです。
どちらも中途採用業界においては最大手のエージェントで、特に大手企業からの信頼は絶大なものがあります。さらに、人事部だけでなく事業部から非公開求人の依頼を受けているケースもあり、目当ての求人が得られる可能性が高いです。

その他の転職エージェントの詳しい情報は1106人に聞いた、口コミで評判のおすすめ転職サイト・転職エージェントが参考になります。

エージェントを利用する際、担当者には希望する企業と職種をはっきり伝えましょう。仮にそのタイミングで取り扱いがなくても今後の見込みをアナウンスしてもらえたり、関連企業の求人などを案内してもらえたりする可能性もあります。

パナソニックの採用方針

パナソニックでは転職を検討している人向けに「選考会」、「相談会」、「セミナー」を開催しており、積極的にキャリア採用を考えています。相談会ではキャリア採用担当者が転職に関する質問に答えてくれ、セミナーでは個別面談で興味のある部門担当者と懇談することも可能なため、転職後のミスマッチを防ぐことができます。

また、自分の職務経歴を登録することで、スキルや経験に合った求人募集がある場合にパナソニックから連絡が来る「キャリア登録」という仕組みもあり、自分に合った求人だけを確認することも可能です。

A Better Careerという取り組みも行っており、異業種で経験を積んだ人やベンチャーを経験した人などのキャリア採用を積極的に行っています。

パナソニックの選考に関する情報

選考

パナソニックへの転職難易度

パナソニックは年間を通してキャリア採用を行っており、求人数も比較的多いため転職難易度はそこまで高くありません。ただ、事務職系の求人はエンジニア系の求人よりも数が少ないため、狭き門となります。また、中途採用で入社するためには、募集求人分野の専門性や経験があることが必要不可欠です。

選考の流れ

パナソニックの中途採用選考の流れは以下の通りです。

応募(Webエントリー)⇒書類選考⇒1次面接⇒2次面接⇒内定です。
(出典元:募集要項・選考プロセス | キャリア採用情報 | 採用情報 | Panasonic

パナソニックキャリア採用ホームページから応募する場合は、インターネットからのみ応募可能です。FAXや電話では応募できないので注意しましょう。応募者の数によって異なりますが、書類選考は2週間から3週間で合否の連絡が来るようです。また、面接の合否連絡には通常1週間ほどかかると中途採用公式サイトに記載されています。面接は就業後や休日などできるだけ応募者の都合に合わせて行ってくれるので、仕事をしながらでも転職活動を行いやすいでしょう。

筆記試験の有無、種類

パナソニックキャリア採用ホームページでは、筆記試験の有無は記載されておりません。筆記試験については転職エージェントなどに登録して確認してみましょう。

必須・推奨される資格

パナソニックのキャリア採用選考においては必須の資格や推奨される資格は特にありません。ただ、学歴は「高専・大卒以上」で、募集職種での実務経験が必要となっています。募集職種によってはTOEIC700点以上が推奨されているので、事前に希望職種の募集要項を確認しましょう。

面接で聞かれること

志望動機や職務経歴など一般的な質問のほかに、パナソニックの面接で質問される内容をいくつかご紹介します。

  • なぜパナソニックなのか?
  • あなたの周りでパナソニック商品を使っている人はいるか?
  • どのような商品を、どのような地域で、どのように販売していきたいか?
  • パナソニックを愛しているか?

「パナソニックの商品について」や「パナソニックでなければならない理由」などを事前に考えてまとめておくと面接の際にスムーズに話すことができるでしょう。

パナソニックへの転職に関する口コミや評判

評判

企業評価(安定性・成長性)

・良くも悪くも部署や現場とのつながりが強い。平社員でも重役や社長を話す機会があり風通しはいい。(経営企画・20代)

・独自のルールが根強いので、転職者が適応するまでには時間がかかる。(経営企画・40代)

・勉強への向上心があり、効率的に仕事を行う同僚が多い。(財務・30代)

・安心、安全、コンプライアンスを重要視し、環境への配慮もしている。(制御設計・40代)

・キャリア採用を積極的に行っており、社外からの異文化交流をしている。(経営企画・60代)

給与・待遇

・等級ごとに基本給が決められ、毎年の評価によって給与が変わる。(研究・30代)

・駐在すると駐在手当や家賃手当を含めて年収が1,000万円を超える。(商品企画・20代)

・部署によっては年功序列が残っていることがあり、能力のある社員は不満に感じている。(営業・20代)

・年功序列から役割給になったため、若くても給与を多くもらえるチャンスがある。(生産技術・30代)

・残業代は1分単位で割増しでもらえる。(研究・20代)

評価制度

・毎年上司と面談を行い、待遇や評価について話をすることができる。(営業・20代)

・実力があり評価されれば、若手でも課長以上の役職者になることができる。(営業・30代)

・TOEICで550点以上取らないと、係長以上のポジションにつけない。(品質管理・30代)

・管理職の賞与は前年の成果と連動するため、前年の計画達成度で大きく左右される。(電子部品設計・50代)

・評価はある程度の人数で行われるので、個人の好き嫌いや偏りは反映されずに公平さが保たれる。(品質管理・40代)

仕事のやりがい

・自分で手を上げれば自由にやらせてもらえる環境。海外出張も自分で計画を立てて自主的に行う風潮がある。(商品企画・20代)

・商品開発から生産立ち上げまでのスキルを身に着けることができる。海外勤務のチャンスも多くやりがいを感じる。(研究開発・40代)

・モチベーションが高い人が多く、刺激的に仕事をすることができる。(営業・30代)

・ブランド力があるため、社外との取引がスムーズで仕事がやりやすい。(財務・30代)

・チャレンジが失敗しても評価される仕組みがあるので、失敗を恐れずに仕事ができる。(経営企画・60代)

(引用元:キャリコネopenwork転職会議カイシャの評判

おわりに

総合電機メーカーとして日立やソニーと並んで収益の高いパナソニックは、転職先としても人気の企業です。ライバルが多いため、パナソニックの企業情報や選考内容などをしっかりと調べたうえで選考に臨みましょう。
転職の成功率をアップさせるためにも、転職エージェントを利用して担当アドバイザーと一緒に転職活動を進めていくことをおすすめします。

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