NECに転職するには?難易度や面接の口コミ・中途採用情報をチェック


ライター:千葉優樹

はじめに

NEC(日本電気株式会社)は2019年10月から、従来のフレックスタイム制からより柔軟な「スーパーフレックスタイム制度」が導入されました。
従来のフレックスタイム制では、午前8時半から午後3時までのコアタイムが指定されていましたが、今回の制度変更で、午前5時から22時までの間に、7時間45分の勤務をすればよくなりました。
(参考:日本経済新聞

その影響で、働き方が多様になり、例えば短時間で仕事を切り上げ体調不良になった子どもを保育園に迎えに行くなどの、イレギュラーな働き方も対応がとれるように変わっています。

このニュースに触れて、「自分もNECで働いてみたい」と思った方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、NECへの中途採用転職を考えている方のために、NECの企業情報や、転職方法についてご紹介します。

NECへの転職についてのまとめ

口コミからの総合評価
3.41

NECの転職レーダーチャート


NECの特徴

  • 官公庁向けシステムの導入に強みがあります。
  • 2019年10月にスーパーフレックス制度が導入され、働き方改革を積極的に行っています。
  • フレックスタイム制度などを導入している反面、企業風土は年功序列が非常に強く、保守的な部分が根強いです。実力があり成果を出している人でも、上司によってはまだまだ評価されない部署もあります。
  • 残業時間は企業全体では業界平均と比較しても少なく、ワークライフバランスがとりやすい企業です。
  • 給与水準は日系企業の業界平均と比較すると高いですが、中堅以上は給与が頭打ちになる可能性があります。

NECへの転職でおさえておきたいポイント

  • 専門職は非公開求人も多く、転職エージェントを使った転職活動がおすすめ
  • 営業系から技術系まで、幅広い求人がある
  • SE職などのエンジニアの採用人数が増えている
  • 面接はアドリブ力や柔軟性が求められている傾向
  • 中途採用ではプロフェッショナルなポジションの募集が多いので、最低限の職歴が応募条件になっている

NECの企業情報

企業情報

基本情報

※スマホの方は横にスクロールしてご覧ください

事業内容 パブリック事業・エンタープライズ事業・
ネットワークサービス事業・システムプラットフォーム事業・グローバル事業
代表者 執行役員社長 兼 CEO 新野 隆
執行役員副社長兼 CFO 森田 隆之
設立 1899年(明治32年)7月17日
資本金 3,972億円 (2019年3月末現在)
従業員数 単独 20,252名(2019年3月末現在)
連結 110,595名(2019年3月末現在)
所在地 東京都港区芝五丁目7番1号

企業理念やビジョン

NECは、企業理念、ビジョン、ブランドステートメント、バリュー、企業行動憲章などを含む、NECグループの経営活動の仕組みを体系化した「NEC Way」を作成しています。

WHY(社会への貢献のあり方)
NEC Wayの中心のWhyは、NECグループの存在理由を示しており、それは「社会価値の創造」です。

<企業理念>
NECはC&Cをとおして、
世界の人々が相互に理解を深め、
人間性を十分に発揮する
豊かな社会の実現に貢献します。

(引用元:NEC Way 企業理念より

事業展開

毎年順調に売上高を増加させているNECには、主に社会公共事業、社会基盤事業、エンタープライズ事業、ネットワークサービス事業、グローバル事業の6つの事業を展開しています。

NEC 売上高
(引用元:売上・損益の状況|NEC Corporation

売上高に占める各セグマントの割合は以下の通りで、社会基盤事業がやや他の事業を上回るが、大きな偏りなく前事業が売上に貢献していることがわかります。
AI、IoT関連の先端技術を活用して、海外展開を行っているグローバル事業は成長率が高く、今後の成長の鍵を握ることになるでしょう。

NEC セグメント構成
(引用元:セグメント情報|NEC Corporation

NECの転職基礎知識

基礎知識

平均年収

798万円(43.4歳)(四季報調べ)
総合電機業界の平均年収:570万円と比較すると、高いです。
(出典元:2019年版 業種別 モデル年収平均ランキング - マイナビ転職

世代別平均年収

※スマホの方は横にスクロールしてご覧ください

年代 平均年収 最高年収 最低年収
20代 400万円 500万円 300万円
30代 550万円 650万円 450万円
40代 750万円 850万円 600万円
50代 860万円 1000万円 700万円

(引用元:転職会議)

労働環境

  • 朝5時~夜22時の間でコアタイム無しのフレックスタイム制度を導入しています。
  • 1日の勤務時間は、所定労働時間である7時間45分に1カ月の勤務日を乗じた時間の範囲内で帳尻を合わせればよいので、ライフスタイルに合わせた働き方が可能です。
  • 社用の携帯やPCは、原則ほぼ全員に支給されるため、外出先や自宅でも業務が可能。フレックスタイム制をうまく活用して柔軟に働ける環境ができてきています。
  • 完全週休2日制(土・日)で祝日・祝日振替日、労働祭、年末年始など休日はしっかりと確保されています。
    また、休暇も年次有給休暇、結婚休暇、ファミリーフレンドリー休暇、リフレッシュ休暇など充実しています。
  • 有給取得率は50%強。業界平均と同程度からやや高いくらいです。
  • 育児休職制度が充実しています。女性にとって働きやすい環境なのは勿論、男性の育児休職制度利用も増加中。育児短時間勤務制度もあり、結婚・出産を理由に退職する社員は比較的少ないようです。
  • 働き方改革により、企業文化が現在進行形で変わっている状態で、仕事の仕方をより効率的にするなど意欲的に取り組む若い世代が増えている一方、50代の中間層は逃げきりの意識が強い人が多く、意識が高い世代との意欲の差を感じる部署もあるようです。

福利厚生

  • 各種社会保険は完備。
  • ファミリーフレンドリー休暇があり、通院や家族の介護、子供の学校イベントの参加など、柔軟に使える休暇制度があります。最大20日まで累積可能で、半日単位での取得もできます。
  • 基本的に、30歳までは会社の寮に入ることができます。寮を出ても条件に該当する場合は、30歳までの家賃補助を貰うことができます。また、結婚して扶養家族ができれば、社宅に入ることもできます。
  • フィットネスセンターなどの利用に関しても利用料補助があり、自身の健康管理に活用することもできます。
  • 出産・育児・介護休暇の制度が全社的に整備されており、休暇だけでなく、条件次第では時短制度を活用することも可能です。
  • 最近では福利厚生がどんどん削られており、社員食堂もありますがあまり評判が良くないです。

残業時間

口コミサイトでは、20時間から30.3時間まで幅がありました。
NECは職種が非常に多いため、それぞれの職種によって、残業時間は大幅に変わります。
営業職は比較的残業が多く、また管理職は見込残業代がある分、夜22時まで仕事している人も多いです。
また、2019年10月からのフレックスタイム制により、朝5時から夜22時の間で7時間45分の仕事をすることが認められているので、時短で帰宅したりすることも比較的可能になっていますが、まだこの文化は浸透しきっていないようです。

有給消化率

口コミサイトでは、40%から54.3%ほどの差がありました。
全体では比較的有給取得しやすくなっている一方で、職種によって、あるいは抱えているプロジェクトによって、有給の消化率はかなり変わってきます。
ただ有給取得の際に理由も聞かれずに取得できることもあり、有給自体は取りにくくはないです。

NECの中途採用求人情報

求人情報

NECにはどのような職種があるのか

NECには大きく分けて2種の職種があります。

ビジネス職 事業開発系
・ビジネスデベロップメント職
・カスタマーサクセスマネージャー
・IT/ネットワーク分野における新規事業開発
コンサル系
・ビジネスコンサルタント
営業系
・ソリューション営業
など
技術職 システム系
・セキュリティアーキテクト
・金融システムエンジニア
・製造・プロセス業界向けSE職
・ネットワークSE職
開発系
・5G無線装置開発職
・画像処理エンジニア
・LSI開発エンジニア

(引用元:NEC 職種紹介ホームページ

求人の傾向・採用している職種

営業系の職種は3年以上の経験、システム系の職種には5年以上の経験が必要、など募集職種によってはある程度の年数の経験が求められます。
また、事業開発系の職種でも各分野でのプロフェッショナルの募集が多く、10年以上の業務経験やマネジメント経験など、採用要件が高いポジションが豊富です。

実際の求人情報

それでは実際にどのような求人情報があるのか、その内容をご紹介します。
転職サイトdodaでは、120を超える求人が出されていました。(2020年2月調べ)
内容もコンサルからエンジニア、ソリューション営業、はたまた勤務地が限定されている求人まで様々な形で求人が出されています。
昨今のAIの導入や事業拡大の流れから、比較的エンジニア職の募集が多い傾向にあります。

NECの採用方針

NECは新卒採用計画として、新卒の採用を昨年度より100人増やし、500人にすると発表しています。
また中途採用も次世代技術に携われるエンジニア職や事業拡大する分野のコンサルタントや営業職の求人が増えており、今後の事業展開に対して付加価値の高い人を募集している傾向が強いです。

技術職としてNECへの転職を目指すならマイナビIT AGENTを利用して自分に合った求人を探すのがおすすめです。
マイナビIT AGENTは、特に大手やメガベンチャー系安定企業への転職に強みがあります。大手へのIT転職に強いエージェントとして、NECの中でも自分に合った求人を探し出せるでしょう。

また、ビジネス職としてNECへの中途入社を目指す場合はリクルートエージェントがおすすめです。
リクルートエージェントは、中途採用業界においては最大手のエージェントで、特に大手企業からの信頼は絶大なものがあります。また、人事部だけでなく事業部から非公開求人の依頼を受けているケースもあり、目当ての求人が得られる可能性が高いです。

その他、各転職エージェントについて詳しく知りたい方は1106人に聞いた、口コミで評判のおすすめ転職サイト・転職エージェントが参考になります。

NECの選考に関する情報

選考

NECへの転職難易度

NECでは、年間を通して中途採用が行われており、募集職種も多いです。しかし数が多いからと言って、難易度も低いのかというと一概にそうとはいえません。
求人数の傾向を見てみますと、裁量権の大きいポジションの募集が多く、経験年数も問われる傾向にあるため、ある程度の経歴とプロフェッショナルが求められます。

また、<求められる人物>として、

  • IT業界の経験(営業であれば3年、エンジニアであれば同業界で5年の経験を求められる)
  • 大卒以上(基本)
  • プロフェッショナル力(即戦力)

が挙げられていました。

多くの求人で「職務経験〇〇年以上」「英語でのコミュニケーション能力」という条件が繰り返し挙げられており、NECが中途採用者に求めているのは、<高い専門性><即戦力><グローバルに対応する能力>なのがわかります。

選考の流れ

NECの中途採用の選考の流れは、

応募⇒書類選考⇒筆記・適性検査・人事面接・専門技術面談等⇒最終面接⇒最終面接合否連絡⇒内定です。
(出典元:選考プロセス: キャリア採用情報 | NEC

実際に内定した先輩の声によると、募集職種によって期間がバラバラです。
ただ応募から内定まで2週間~1か月、という声が多いです。
選考にもそれなりに時間がかかると思った方が良さそうですね。

筆記試験の有無、種類

NECの公式ホームページによると、書類選考後、適性検査を受検とあります。どのような試験になるかは、ホームページ上でははっきりしないため、転職エージェントから情報を得たほうが良いかもしれません。

必須・推奨される資格

NECに正社員として採用されるのを目指す場合、共通で必要な資格は特にありません。しかし求人のほとんどには、大学卒以上の学歴が必要と明記されています。
NECの子会社では大卒という条件がない求人もあるかもしれませんが、本社を希望であれば、大学卒業は必須の様です。
また、志望する職種の経験はほぼ必ず3-5年以上は必要の様です。

面接で聞かれること

NECの面接で聞かれることは、志望動機や職務経歴など一般的な質問に加え、

  • 自分が一緒に働いていたメンバーにはどう思われていたか
  • 自分の担当プロジェクトがスケジュール遅延したらどう対処するか

など、人間性を問われる質問や、

  • 前職(現職)での経験
  • 応募ポジションにまつわる専門知識

などの即戦力としてどうなのかを見られる質問が多い様です。
また内定した先輩たちの声によると、
「面接自体は高圧的でもないし、かと言って和やかでもない。ただ評価はシビアに行なっている」とのアドバイスも。

NECへの転職に関する口コミや評判

評判

企業評価(安定性・成長性)

・いまだに様々な分野で存在感があり、会社の肩書きで多様な人々との面談がスムーズに実現でき、社外の人脈を広げ、ビジネスパーソンとして将来成し遂げたい事がある様でしたら、仕事をしながら準備を進めることができるのではないかと思います。(営業・40代)

・新しい技術や国の動向に合わせた仕事やソリューション開発を経験できる。(商品企画・30代)

・技術力と日本国内においてのブランド価値は、未だに高いといえる。ほとんどの領域でのシェアが高く維持でき来ている。(営業・30代)

・生体認証やAIに注力し、世界的にも競争力を高めている。成長分野に対して人的リソースも投入されようとしているので、今後も新たなソリューション等を展開できると思う。(営業・30代)

・多くの事業があり、新規事業を展開する上でPoC(Proof of Concept)を実施しやすい。(事業開発・20代)

・プロダクトアウトの思考になりがち。
ハードウェア事業を片っ端から売却している整理している一方で、売れるプロダクトが無くなっている。将来何を売って食べていけるのか分からない。先が見えない。
(経営企画・30代)

給与・待遇

・大企業らしく、年収は生活するに十分な報酬があり、長く安定して働くことができるとするならば、素晴らしい会社だと思います。(営業・40代)

・年収は他社と比べると比較的高く、各種手当や残業時間分についてもしっかりもらえる。(システム関連職・30代)

・年功序列体系。大手にふさわしい高年収。(内部の方の中には年収が低いと嘆く方もいる。)確かに大手同士で比べれば、決して高くはないが、周りの友人と比べても20代で、90万円近くボーナスがもらえる会社はそうそうないであろう。(営業・20代)

・年功序列はいまだ払拭されてはいないが、若手でも活躍すれば非常に高い収入は確保できている。(アプリケーション設計・30代)

・特別な競争もないのでモチベーションの維持が難しい。頑張れば頑張るほど、仕事があてがわれる。自分より給料をもらって何もしていないような人が多く、疲弊する。
(プロジェクトリーダー・30代)

評価制度

・ノルマはあるが、係長以下は数字に厳しくなく、プロセス評価の前提。(営業・20代)

・上長によるかもしれないが、自分が評価してほしかったところを的確に評価し給料に即反映された。額もそれなりで、数年勤めて数万あがればいいほうかとおもっていたが、その数倍近い金額だった。(営業・30代)

・派遣社員としての勤務だが、大企業なだけあって、営業事務にしては給与水準は高いと思います。のんびりした社風なのでストレスもなく、有給もすんなり取れ、とても気に入っています。(営業事務派遣・30代)

・成果主義と言いながら成果が出ても出なくても給与は大差ない。特に管理職になると1年に1回、1%程度は昇給するがその他はボーナスで多少差がでるぐらい。むしろ成果は昇格に影響して昇格すれば給与がバンドが変わるために上がる。(管理職・40代)

・やってる人間とやらない人間の給料の差があまりない。また新しい人間が理想論の部署に配属され、古い人間がルーティン業務を担当し、ノウハウが伝承されにくく、新しいことにチャレンジした人間が失敗した場合責められることも多い。(会計・30代)

仕事のやりがい

・比較的大きなプロジェクトを経験することができる。また、IT従事者として、様々なロールを経験することができる。(エンジニア・30代)

・基本的にはやりたいことがやれる土壌がある。(新規事業開発・40代)

・社名認知度が高く、社会的に重要な領域かつ大規模な情報システムを担っていますので、自分に何ができているかはさておき、会社の一員として所属している事に誇りが持てると思います。(営業・40代)

・仕事範囲、業務範囲など外資系のように明確ではないため、なんでもやるって感じます。幅広く経験できるが、専門性磨くのに向いてない環境かと思います。(新規事業開発・30 代)

・個人に与えられる裁量が低すぎること。100万円の見積を提示するのにすらマネージャ―以上の決裁が必要。とにかく社内の決定が遅く、お客様からクレームを受けたり、社内決裁を得ることだけを気にした仕事になりがち。(システム開発・30代)

(引用元:キャリコネopenwork転職会議カイシャの評判

おわりに

NECは、国内外問わず大きな影響をおよぼすほどの大企業であり、働き方に関しても積極的に変化を取り込んでいる大企業です。
今回はそんなNECへの転職についてお伝えしました。大手企業への転職は一般的にはライバルも多く、チャンスが何度もめぐってくるわけではありません。
ですが、今のNECは新規事業やエンジニアの補強など、様々なチャンスがあります。
NECに転職するためには今まさに動くべきチャンスの時かもしれません。
このチャンスにあなたも転職エージェントに登録して、NECへの選考対策を行いませんか?

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