5月の求人・求職状況


ライター:LeoOkamoto
【PR】記事内に商品・サービスのプロモーションを含みます。

トピックス:有効求人倍率が増加し、この半年間で最高の水準

全体

3月の有効求人倍率が発表。前月はわずかに減少したものの、3月は増加しこの半年間で最高の水準でした

産業別

新規求人数が先月に唯一増加した「建設業」のほか、「製造業」「サービス業」でも前年同月比で増加。
その他の産業でも、前年同月比で減少しているものの新規求人数は回復傾向。

業種別

求人数はメディア」「IT・通信」「メーカー」の3業種が前月比で増加し、なかでも「メディア」「IT・通信」が求人数を最も増加させた。
求人倍率は「メディア」「メーカー」「小売・外食」の3業種で増加。

職種別

「専門職」「クリエイティブ系」「企画・管理系」「技術系(メディカル)」「技術系(建築・土木)」の5職種業種で求人数が増加、「技術系(メディカル)」「技術系(建築・土木)」「専門職」「クリエイティブ系」の4職種がが求人倍率を増加させた。

データ詳細

一般職業紹介状況(厚生労働省)

一般職業紹介状況(厚生労働省)より

3月の新規求人数は前年同月と比較すると0.7%減となりました。

3月の求人求職状況

(引用元:一般職業紹介状況(令和3年3月分)について - 厚生労働省

  • 有効求人倍率は1.10倍、前年同月比-0.31p
  • 求人数は前月の1.6%増、前年同月の10.0%減
  • 求職者数は前月の0.4%増、前年同月の14.1%増

求人数は先月は減少したものの3月は増加、求職者数はわずかに増加しました。
有効求人倍率は先月は、わずかに減少したものの、今月は増加し、この半年間で最も高い水準となっています。

また新規求人を産業別に見ると、

先月に引き続き増加した建設業(16.3%増)のほか、製造業(8.5%増)、サービス業(7.0%増)でも増加しました。
生活関連サービス業・娯楽業(14.8%減)、卸売業・小売業(12.6%減)、情報通信業(11.0%)と多くで減少となりました。

転職求人倍率レポート(doda)

転職求人倍率レポート(doda)より

  • 求人倍率は1.86倍、前月比-0.06pt、前年同月比-0.68pt
  • 求人数は前月の1.6%減、前年同月の20.7%減
  • 転職希望者数は前月1.3%増、前年同月の8.0%増

【業種別】「メディア」「メーカー」が求人数・求人倍率を増加

求人倍率は、前月比では「メディア」「メーカー」「小売・外食」の3業種が増加、前年同月比はすべてで低下しました。

求人数は「メディア」「IT・通信」「メーカー」の3業種が前月比で増加しました。

前月比の求人増加率は「メディア」の5.8%が最大で「IT・通信」の1.1%が続きます。

業種別

業種 求人倍率 前月比 前年同月比
全体 1.86 -0.06 -0.68
IT・通信 5.58 -0.17 -1.46
メディア 1.16 0.05 -0.54
金融 1.39 -0.13 -0.80
メディカル 1.45 -0.04 -0.83
メーカー 1.59 0.02 -0.31
商社・流通 0.80 -0.24 -0.35
小売・外食 0.74 0.08 -0.58
サービス 1.88 -0.57 -0.87

【職種別】「技術系(メディカル)」「技術系(建築・土木)」「専門職」「クリエイティブ系」が求人数・求人倍率ともに増加

求人倍率は、「技術系(メディカル)」「技術系(建築・土木)」「専門職」「クリエイティブ系」の4職種が前月比で増加し、前年同月比ではすべてで低下しました。

求人数は、「専門職」「クリエイティブ系」「企画・管理系」「技術系(メディカル)」「技術系(建築・土木)」の5職種業種が前月比で増加しました。

求人増加率は「専門職」の7.2%が最大で「クリエイティブ系」の3.3%が続きます。

職種別

業種 求人倍率 前月比 前年同月比
全体 1.86 -0.06 -0.68
営業系 1.51 -0.08 -0.82
企画・管理系 1.51 -0.02 -0.48
技術系(IT・通信) 8.02 -0.65 -1.39
技術系(電気・機械) 2.86 -0.21 -1.21
技術系(メディカル) 1.61 0.02 -0.01
技術系(化学・食品) 0.96 -0.04 -0.34
技術系(建築・土木) 4.65 0.11 -0.85
専門職 6.07 0.29 -1.57
クリエイティブ系 1.29 0.01 -0.24
販売・サービス系 0.53 -0.07 -0.81
事務・アシスタント系 0.20 -0.02 -0.12

このページを共有する