5月の求人・求職状況
トピックス
3月の求人、求職、就職の状況を公開。
直近では減少傾向が続いていた求職者数は回復傾向、一方で、先月わずかに回復した求人数は減少となりました。
求人倍率は先々月に引き続き、わずかに減少して1.32倍となりました。
一方で、前年同月で見た新規求人数は増加しています（0.7%増）。
産業別では、各種サービス業の増加傾向が続いています。なかでも、宿泊業・飲食サービス業や卸売業・小売業の成長が顕著です。
データ詳細
一般職業紹介状況（厚生労働省）
※一般職業紹介状況（令和5年3月分）について - 厚生労働省 - 2023年4月28日より
- 有効求人倍率は1.32倍、前年同月の0.13p増
- 求人数は前月の0.8%増、前年同月の6.0%増
- 求職者数は前月の1.6%増、前年同月の5.9%減
（引用元：一般職業紹介状況（令和5年3月分）について - 厚生労働省 - 2023年4月28日）
求人数・求職者数はどちらも減少しています。
有効求人倍率は先月と同水準でした。
3月の新規求人数は前年同月と比較すると0.7%増でした。
また新規求人を産業別に見ると、
生活関連サービス業・娯楽業（8.3％増）、宿泊業・飲食サービス業（5.9％増）、卸売業・小売業（3.1％増）、などで増加となりました。
一方で製造業（8.0％減）、建設業（6.3％減）、運輸業・郵便業（1.1％減）などでは減少しています。
5月の転職ニュース
エンジニア 現役ITエンジニアが志望者に身につけて欲しいスキルは「コミュニケーション能力」？
株式会社Progateは、「現役ITエンジニアとITエンジニア志望者のITエンジニア実務に対するイメージ調査」を実施いたしました。
調査によると、現役ITエンジニアがITエンジニア志望者に身につけておいて欲しいスキルは、「コミュニケーション能力（66.2%）」最多、次いで「ドキュメントを読み書きする力（50.7%）」となりました。
「コミュニケーション能力」が重要であると回答した理由としては、「要件定義に必要なコミュニケーションができる必要があるため。」「IT関係の技術力は入社後に身につける事も想定されている。それをどれだけ早く、あるいはしっかりと、身につけられるかに関わってくるのがコミュニケーション能力だと思う。」などがありました。
また、「ドキュメントを読み書きする力」が重要であると回答した理由としては、「コーディングはいつでも勉強できるので、自分で調べる能力が一番重要だと思う。」「ドキュメントを正しく読み書きできることが仕事の基礎となるから」などがありました。
回答の結果だけを見ると、コーディングよりもチーム開発などを考慮したスキルを重視しているようにもみえますが、コーディング能力を自分で身に付けることは、前提と捉えているようにも感じられます。
営業 SaaS企業が求める営業人材像の第1位は“コミュニケーション能力”
（引用元：【SaaS企業人事への調査】9割近くの企業が積極採用中！しかし“求める人材が来ない”ことに課題を感じている | PRTIMES | 2023年1月11日）
近年、SaaS業界が成長を続けるなかで、中途転職市場におけるSaaS系企業の人気も高まっています。
SaaS系企業の人事担当者が求職者に求める能力について、株式会社エムエム総研がSaaS企業で働く人事担当者を対象に実施した、「人事から見たSaaS企業の採用状況に関する調査」をもとに見ていきます。
営業職に関しての調査結果を見ると、「セールスポジションに求めているのはどういった人材ですか？」という質問の回答は、「コミュニケーション能力が高い（41.9％）」が最多、次いで「ヒアリング能力が高い（30.5％）」「分析能力が高い（26.1％）」 と続きました。
さらに具体的な人材像に関する質問には、「先入観を持たず、誠実」「コミュニケーション能力が高くてチームの中心になれそうな人」「コミュニケーション能力が高くてチームの中心になれそうな人」「問題を最小限に抑えるため、できるだけ人とコミュニケーションをとる人」といった回答がありました。
SaaS系企業の人事担当者はセールスポジションに、対応力に優れていることや、自ら行動できるといった人材を求めているといえるでしょう。