7月の求人・求職状況
トピックス
5月の求人、求職、就職の状況を公開。
前月回復に転じた求職者数、先々月わずかに回復した求人数は、ともに減少となりました。
求人倍率は前月から0.01ポイント減少し1.31倍となりました。
一方、前年同月で見た新規求人数は増加しています（3.8％増）。
産業別では、各種サービス業の増加傾向が続いている一方で、昨年好調だった建設業及び製造業は今年に入って減少傾向が続いています。
データ詳細
一般職業紹介状況（厚生労働省）
※一般職業紹介状況（令和5年5月分）について - 厚生労働省 - 2023年6月30日より
- 有効求人倍率は1.31倍、前年同月の0.12p増
- 求人数は前月の0.6%減、前年同月の2.9%増
- 求職者数は前月の0.7%減、前年同月の3.1%減
（引用元：一般職業紹介状況（令和5年5月分）について - 厚生労働省 - 2023年6月30日）
求人数・求職者数はどちらも減少しています。
有効求人倍率は先月から0.01ポイント減少し1.31倍となりました。
5月の新規求人数は前年同月と比較すると3.8％増でした。
また新規求人を産業別に見ると、
宿泊業・飲食サービス業（13.5％増）、教育・学習支援業（12.0％増）、サービス業(他に分類されないもの)（5.7％増）、などで増加となりました。
一方で建設業（5.4％減）、製造業（0.8％減）などでは減少しています。
7月の転職ニュース
営業 SaaS企業が求める営業人材像の第1位は“コミュニケーション能力”
（引用元：【SaaS企業人事への調査】9割近くの企業が積極採用中！しかし“求める人材が来ない”ことに課題を感じている | PRTIMES | 2023年1月11日）
近年、SaaS業界が成長を続けるなかで、中途転職市場におけるSaaS系企業の人気も高まっています。
SaaS系企業の人事担当者が求職者に求める能力について、株式会社エムエム総研がSaaS企業で働く人事担当者を対象に実施した、「人事から見たSaaS企業の採用状況に関する調査」をもとに見ていきます。
営業職に関しての調査結果を見ると、「セールスポジションに求めているのはどういった人材ですか？」という質問の回答は、「コミュニケーション能力が高い（41.9％）」が最多、次いで「ヒアリング能力が高い（30.5％）」「分析能力が高い（26.1％）」 と続きました。
さらに具体的な人材像に関する質問には、「先入観を持たず、誠実」「コミュニケーション能力が高くてチームの中心になれそうな人」「コミュニケーション能力が高くてチームの中心になれそうな人」「問題を最小限に抑えるため、できるだけ人とコミュニケーションをとる人」といった回答がありました。
SaaS系企業の人事担当者はセールスポジションに、対応力に優れていることや、自ら行動できるといった人材を求めているといえるでしょう。
営業 若い世代の営業職で独立の機運高まる!
個人向けのキャリアコーチング事業「キャリスピ」を展開する株式会社GOAL-Bは、「20代・30代の営業職。独立に関する意識調査」を実施しました。
調査では、営業職の会社員に対し「今、転職と独立を選ぶとしたらどちら？」と質問したところ、「独立を選ぶ」と回答したのが22％、「転職を選ぶ」と回答したのが78％という結果でした。
中小企業庁『2022年版 小規模企業白書』によると、2020年度の開業率（起業・独立）は5.1％という状況の中で、今独立を考えているのが「22%」という数字は、非常に高い割合といえます。
独立を選ぶ理由を男女別に見ると、1位は男女とも「自由な働き方をしたい」ですが、男性では「収入を上げたい」という傾向が強く、女性は収入よりも「自分のスキルを活かしたい」という傾向が強く出たました。
また、「独立したらやってみたい営業系の仕事は何ですか？」という質問では、「無い（決まっていない）」を除く1位が「営業顧問業（営業コンサルティング）」（29.1％）、2位が「営業代行」（23.1％）、3位が「人材紹介」（18.7%）となっており、営業コンサル・顧問や営業代行を選択する傾向がうかがえます。
多忙な営業職のなかには、労働量に賃金が見合わない場合も少なくありません。現状に不満がある方は、転職とともに独立という選択肢も視野に入れてもいいのかもしれません。