3月の求人・求職状況
トピックス
1月の有効求人倍率が発表。
求人倍率は1.20倍で前月からわずかに上昇しました。求人数、求職者数はともに増加しました。
先月に続き、前年同月で見た新規求人数が増加(14.6%増)。増加幅も徐々に大きくなってきています。
産業別では、昨年4月から高水準を維持している「製造業」に加え「宿泊業・飲食サービス業」「サービス業(その他)」も水準を上げていきています。
データ詳細
一般職業紹介状況(厚生労働省)
- 有効求人倍率は1.20倍、前年同月の0.12p増
- 求人数は前月の2.5%増、前年同月の14.0%増
- 求職者数は前月の1.3%増、前年同月の2.8%増
(引用元:一般職業紹介状況(令和4年1月分)について - 厚生労働省)
求人数、求職者数はともに、前月と比較してわずかに増加しました。
有効求人倍率もわずかに増加しました。
1月の新規求人数は前年同月と比較すると14.6%増でした。
また新規求人を産業別に見ると、
宿泊業・飲食サービス業(38.8%増)、製造業(38.5%増)、情報通信業(24.7%増)、サービス業(他に分類されないもの)(18.7%増)などで増加となりました。
3月の転職ニュース
働き方 フリーランスは仕事にありつけるのか
2月6日のプロの日に、大企業に対する「フリーランス・プロ人材活用実態調査」を実施(PRTIMES)
(引用元:2月6日のプロの日に、大企業に対する「フリーランス・プロ人材活用実態調査」を実施(PRTIMES))
日本企業の特徴であった終身雇用・年功序列といった雇用体制を採用しない企業が一般的になりつつあるなか、フリーランスという働き方を選択する方も増えてきています。
自身の経験や知識を活かそうとフリーランスとなる方がいる一方で、企業に所属せずに十分な量の仕事を長期的に受け続けることができるのかと不安に思う方も多いでしょう。
株式会社みらいワークスはが実施した、大企業に対する『フリーランス・プロフェッショナル人材活用実態調査』を参考に、フリーランスが仕事を得られるのかを考えてみます。
調査によると、フリーランスのプロ人材を活用した事がある大企業は16.7%にとどまりました。
業種別にみると「製造業」37.1%、「金融・保険業」10.2%、「情報通信業」9.0%が上位でした、製造業では活用される機会が多いようですが、その他の業種での活用率は10%に満たない状況です。
調査対象が大企業に限定されるため、フリーランスの活用実態に完全に即したものではないと予想されますが、少なくともフリーランスの状態で大企業のプロジェクトに関わるのは容易ではないのが現状です。
フリーランスとしての活動を視野に入れている方は、この点をふまえ、自分がしたい仕事ができるかどうかは検討するようにしましょう。
IT職種への転職 若年層の平均年収は下がるも、未経験者は今がチャンス!
採用支援サービス「トルー」を提供する株式会社ダトラは、人材紹介会社に勤める会社員に対し、「2022年の求人動向の予測」に関する実態調査を実施しました。
調査によると、人材紹介事業者の52.4%が、新型コロナウイルス感染拡大後の1年間と比較して「求人のニーズが高まっている」と回答しました。
また、「2022年以降、求人のニーズは高まっていくと思いますか。」という質問には、「非常にそう思う」「ややそう思う」の回答の合計が60%を上回りました。
求人数に関しては、厚生労働省が発表している調査結果と一致しており、今後の予想に関しても、現場で数多くの求人を扱う人材紹介事業者の実感としてある程度信頼できると考えられます。
コロナの影響で志望業界や企業の求人が見つからない、と転職活動を休止していた方たちは、こうした予測も踏まえて、転職活動の再開を検討しても良いでしょう。