サラリーマンの副業。会社員もできる副業でキャリアアップ


ライター:LeoOkamoto
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政府が副業を推進 半数以上の企業が副業を許可

サラリーマンとして働いてはいるが、なかなか給料が上がらない。そんな悩みを抱えている会社員の方は多いかと思います。
収入を増やすためには「副業をする」という手段があります。

これまで、日本の多くの企業が従業員の副業を禁止していました。
しかし近年は、厚生労働省が推進する「働き方改革」の影響もあり、企業の間に「副業解禁」の動きが広まっています。

厚生労働省は、企業が就業規則を作る際に参考とする「モデル就業規則」の中に、副業や兼業を認めるガイドラインを記述し、「副業・兼業の促進に関するガイドライン」も公開しました。

このガイドラインやモデル就業規則は2017年に改定が終わり、2018年から普及させる段階へ移行しました。

実際に2018年から副業を解禁している企業が徐々に出てきて、2018年は「副業元年」とも呼ばれています。

(参考:副業・兼業 | 厚生労働省 | 令和4年7月

副業を許可する企業が増加 求職者からも高評価に

株式会社マイナビは、2020年1~7月に中途採用業務を行った企業の人事担当者を対象に調査を実施した「働き方、副業・兼業に関するレポート(2020年)」を発表しました。

調査によると、現在、副業・兼業を認めている企業は全体で49.6%、将来的に認める・拡充する予定の企業は計57.0%となりました。

副業許可率

(引用:働き方、副業・兼業に関するレポート|株式会社マイナビ

また、副業を認めている企業の方が、認めていない企業よりも中途採用の内定者に対して「質・量ともに満足」の割合が4.7%高くなっています。

内定者に対する満足度

(引用:働き方、副業・兼業に関するレポート | 株式会社マイナビ | 2020年10月22日

これは、「副業可能」の求人に対して応募意欲が上がる、という求職者が全体の6割を超えているという調査も確認されていることから、副業可能な企業には優秀な人材が集まりやすく、企業の採用満足度も高まっていると考えられます。

既に多くの企業が副業を解禁しており、求職者からも好意的にとらえれていることが分かります。

副業可の企業を好意的にとらえる求職者は、副業のどのような点に魅力を感じているのでしょうか。

実際の副業実施率

副業実施率

(引用:ライフキャリア実態調査2022年版(働き方・キャリア編)|マイナビ | 2022年7月6日

実際に、副業をしている方は年々増加しています。

株式会社マイナビが実施した、2021年4月~2022年3月までのキャリアと生活の実態や変化に関する調査によると、副業・兼業の実施率は25.3%で、前年から7.2%増加しています。

この増加傾向は、厚生労働省が、モデル就業規則に副業や兼業を認めるガイドラインを記述した2017年ころから続いているもので、年々増加率が大きくなっています。

副業の魅力とは?

サラリーマンが副業を望む理由

株式会社YOUTRUSTが行った「働き方に関する2020年の変化と2021年の展望」についての実態調査によれば、2021年にチャレンジしたい働き方として、「副業をしたい」と回答した人は全体の7割にのぼりました。

副業をしたい理由としては、「キャリアアップのため」「収入を増やすため」「リモートワークをする」が最も多いという結果でした。

そんな副業ですが、実際には、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

挑戦したい働き方

(引用:2021年に「副業」「リモートワーク」をしたい人は全体の約7割。入社前に一定期間試しに副業で働いてから転職する「お試し転職」の需要も高まる | PR TIMES | 2020年12月16日

メリットとデメリット

メリットとしてはやはり、キャリアアップや収入の増加につながる点が大きいです。

一方で、労働時間の問題や税金関連の手続きの手間などデメリットもあります。

また、すぐに結果をだして収入の増加というメリットを享受することは容易ではなく、むしろ金銭的には、短期的に損をする可能性もあるという点にも注意する必要があります。

メリット

  • 人脈を広げられる
  • 新しいスキルを習得できる
  • 収入源が増える
  • キャリアアップにつながる
  • 定年がなくなる
  • 挑戦しやすい
  • 計画力やタイムマネジメント力など社会人としてのスキルが磨ける
デメリット

  • 長時間労働になる可能性がある
  • 本業の会社とのトラブル
  • 税金関連の手間がかかる
  • すぐに結果が出にくい
  • 損をする可能性がある
  • 本業への支障が出るかもしれない
  • 周りの目が気になってしまう

例えば、とっつきやすい副業の代表例であるアフィリエイト。

ブログを使ったアフィリエイトをスタートしようと考えている方も多いのでは?
しかし、月に1万円の収入を獲得できているアフィリエイターは全体の1%にも満たない事をご存知でしたか?

ひとくちにアフィリエイトといっても、テーマ選定、サイト構築、SEO、アクセス解析、ライティングなど、勝ち残るためには豊富な知識とスキルが要求されます。すぐにアフィリエイトだけで収益をだせるほど甘くはありません。

ですので、副業の最大のメリットはキャリアアップにつながる点だと考えておきましょう。
副業をすれば儲かるぞ!という期待で始めようとする方は、一度立ち止まって計画をしっかりと立ててみるのがよいでしょう。

副業を使ったキャリアアップ

副業の最大のメリットはキャリアアップにつながる点ということですが、副業がどのようにキャリアアップにつながるのか、そのためにはどのような副業をすればよいのかをご説明します。

本業での経験を活かせる副業を選ぶ

副業をキャリアアップにつなげるために 必要なのは、本業での経験を活かせる副業を選ぶことです。

本業での経験を活かせる副業を選ぶことで、得られるものは最大のものは知見です。

副業で得た知見は、新たな視点や発想として本業に還元され、本業で活躍の場やキャリアアップのチャンスを広げることにつながります。
本業での活躍での場が広がることで、また新たな知見を獲得し、それを副業に活かし、再度副業で新たな知見得て、本業に活かす。

これを繰り返すことで、本業と副業の両方での経験が、社会人としての市場価値が高まり、キャリアアップにつながっていきます。

先程のアフィリエイトの例でお話すると、
不動産業営業として働きつつ、副業としてブログを使ったアフィリエイトをスタートしたとします。すぐにアフィリエイトだけで収益がでることはほぼないでしょう。

しかし、アフィリエイトで稼ごうと努力すれば、Webの知識が身に着きます。

このWebの知識がきっかけで、本業の会社のWeb担当者との関わりが広がるかもしれません。その関わりが仕事の助けになることもあるでしょう。

なにより、不動産営業の経験とWebの知識やスキルを活かし、不動産会社のWeb担当者やWebマーケターとして転職する道が開けてきます。

副業で得た経験がキャリアアップにつながるということです。

それでは、仕事内容も様々ある副業のなかで、会社員でも始めやすく、キャリアアップにつながる副業とは具体的にはどんなものなのでしょうか。

会社員も始めやすい キャリアアップにつながる副業

キャリアアップにつながる副業

  • アフィリエイト
  • ライター
  • コーチ

アフィリエイト

何度か例に出しているアフィリエイトは、最も始めやすく、本職での経験を活かしやすい副業です。
ブログを使ったアフィリエイトをおすすめする理由は以下の3つです。

  • 始めるための費用がかからない
  • テーマを自由に決められる
  • Webの知識が身に着く

個人で始めるに際して初期費用がかからない点はありがたいですよね。

ブログの内容は自由に決められますので、好きなテーマについて書くことができます。この際に自分の本職の仕事の経験を活かせるテーマを選ぶと、読み応えのある記事になります。

不動産営業として働く会社員が書く、「変わった物件紹介!不動産の雑学を添えて」というような形です。

本格的にブログをやるならば、サイト構築、SEO、アクセス解析、ライティングなどWeb関連の知識は勉強していくことになります。

「本業での経験+Web関連の知識」というセットは同じ業界のWeb担当者やWebマーケターとして転職する際に高く評価されます。
また、一度転職してWeb担当者としての経験を積めば、今度は別の業界のWeb担当者として転職するルートも見えてきますね。

ライター

Web上で記事を書くライターとしての仕事もスキルアップにつながりやすいです。

自社のサイトにブログを掲載して定期的に更新したい、と考えている企業は非常に多いです。
しかし、業界のことを分かったうえでライティングができる人材は限られています。その結果多くの企業が、ブログを掲載できていない、もしくは掲載していても更新が止まってしまっているという状態になっています。
皆さんもブログがごく少数しか公開されておらず、その更新も数年前。という企業のHPを見たことがあるのではないでしょうか。

同業界出身でライティングの経験がある、という人材はどこの業界でも需要があります。
副業としてライターの仕事をすることで、ライティングスキルを身に着けるというのは、社会人としての市場価値を高める良い手段と言えます。

コーチ・インストラクター

生徒に対して趣味やスポーツを教えるコーチ・インストラクターという仕事も以外にも副業向きです。

土日や夜間などでも生徒が多いので副業として本業と両立しやすいのが理由です。

また、コーチングも人材の指導ですので、一種の指導経験としてとらえられます。
転職の際には、本職での人材育成の経験が少ない場合の補填となってくれますし、本業での人材育成に経験が役立つこともあるでしょう。

先にご紹介したアフィリエイトとブログに比べて、ある程度は時間的な拘束を覚悟する必要がありますが、サッカーやゴルフ、ピアノに釣りなど、趣味を仕事にできるのは魅力ですね。

まとめ

政府の後押しにより、導入する企業が増えてきたことで、会社員として働きながら、副業を始めやすくなってきています。
本業を活かした副業をすることで、成功しやすくはなりますが、副業ですぐに成果を出すのは容易ではありません。
収入を得るためという理由で始める方も多いですが、むしろ副業によって得られる知識や経験こそが、キャリアアップにつながる最大のメリットと考えましょう。

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