2020年、パーソルキャリアが発表した転職市場予測によると、「経理職の求人は緩やかに減少するものの、今後も需要の高い状況が続く」とされています。
(出典元:転職市場予測2020上半期 経理)
経理は、バックオフィス系でも専門性が高いため、転職しやすい仕事のひとつです。
今回はそんなあなたにおすすめの転職エージェントについてお伝えします。
1社目はリクルートエージェント
すべての経理パーソンにおすすめできるエージェントは、リクルートエージェントです。
リクルートエージェントのメリット
- 全国対応(都会も地方都市もOK!)
- 大手ならではのネットワークを活かした豊富な求人数(約9,000件)
- 使いやすく、見やすい個人&求人検索画面
- 担当キャリアアドバイザーによるレジュメチェック
全国ナンバーワンの求人数を誇り、大手企業からベンチャー企業までつながりを持つリクルートエージェントは、あなたのスキルや経歴、希望に応じて求人を紹介してくれます。
リクルートエージェントのデメリット
リクルートエージェントのデメリットは、担当者ガチャが起きやすいところです。
納得いく転職活動ができたようで、おめでとうございます(*´ー`*)
ジャスネットキャリアがキャパオーバー気味な感じなのは同感です。リクルートエージェントは経理に詳しい担当者とそうじゃない担当者が混ざってて難しいですが、トータルは優秀ですよね。
いいキャリアが作れるといいですねv
— こびと株.com (@kobito_kabu) May 2, 2019
リクルートエージェントのキャリアアドバイザーは、転職のプロとはいえ実態はサラリーマンなので、優秀な人もそうではない人もいます。
業界経験が長く、知識が豊富なキャリアアドバイザーが担当者になるか、業界経験1年のエージェントが担当者になるかは、実際に面談するまでわかりません。
スキルが細分化されていく経理職の転職では、企業の求めるスキルや経験と、あなたのスキルがマッチしているか?エージェントの業界経験や業界知識が特に重要です。
ですので、リクルートエージェントの担当者と合わなかった場合に備えて、「もう1つのエージェント」に登録することをおすすめします。
2社目に選ぶべきエージェント/転職サイト
こちらの表をご覧ください。
月次、四半期、 年次決算業務の経験がある |
月次、四半期、 年次決算業務の経験がない |
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東京、大阪、名古屋で転職したい |
a)パソナキャリア または転職SYNCA |
c)ジャスネットキャリア |
地方都市で転職したい | b)MS-Japan |
d)リクナビNEXT ※転職サイト |
この表は、転職Doオリジナルの考え方で、経理の方が転職エージェントを選ぶ場合の方向性を示したものです。
縦軸は、「月次、四半期、年次決算業務の経験がある or ない」
横軸は、「地方、大阪、名古屋近辺で転職したい or 地方都市で転職したい」
この2つの要素の掛け合わせで、あなたが選ぶべき転職エージェントが見えてきます。
a)月次、四半期、年次決算業務の経験がある×大都市での転職
転職市場で高く評価される決算業務経験をお持ちで、求人の豊富な大都市での転職を考えている方におすすめなのは、パソナキャリアです。
- 押しつけがましくない求人提案
- 書類、面接サポートが丁寧。とにかく丁寧。
- 女性のキャリア形成に理解が深い。
特に女性の方はぜひ登録してもらいたいです。
パソナキャリアの人、親切やった。仕事だからだろうが、人に相談できるってのは良いな。
— aoi (@a_oi292941) February 1, 2019
※私もこれまで2回お世話になっていますが、
しっかり面接対策をしてくれたり、
面接前に励ましのメールをくれたりしました。
非正規雇用から正規雇用になりたい!という要望も
しっかり聞き入れてくれました。
b)月次、四半期、年次決算業務の経験がある×地方都市での転職
経理、管理部門特化型エージェント「MS-Japan」は、大都市の方はもちろん、地方の方にもおすすめです。
地元の経理の求人って、あまり高いスキルが求められておらず、なんだか物足りないな…と感じていませんか?
高いスキルが要求される、大企業やグローバル企業の経理職は、
本社のある東京、大阪、愛知に集中しているため、
地方都市のミドルキャリア向け経理職求人は見つかりにくい傾向があります。
「MS-Japan」なら地方都市のなかでも待遇の良い求人が見つかる可能性があります。
- 非公開求人45,000件以上
- 経理を推している
- 公開求人の経理職求人1200件のうち1割以上が地方都市の求人(4月14日の情報)
地方の求人で、一定のスキルレベル以上が求められる求人をもつ転職エージェントはそう多くありません。(そもそも求人が少ない地方では、転職エージェントを開業するメリットが少ないため参入企業が少ないのです…)
決算業務は、産休/育休を経験しても現場に戻ってこられる可能性のある貴重なスキルです。その強みを存分に活かすために、経理業務を「わかっている」MS-Japanへの登録をおすすめします。
経理、財務、人事、総務、法務の転職エージェントといえば
⇒MS-JAPAN
※こちらを押さえておくと良いでしょう
— 転職くまさん (@tensyokubear) November 23, 2019
※余裕があれば、(d)で紹介するリクナビNEXTへの登録もおすすめです。
c)月次、四半期、年次決算業務の経験がない×大都市での転職
これまで経理事務、月次決算補助などで経験を積んできたあなたにおすすめなのは、ジャスネットキャリアです。
ジャスネットキャリアは、公認会計士、税理士、経理職に特化した転職エージェントです。
- 経理の求人、経理会計に特化した求人が多数
- 専門性の高いキャリアアドバイザーが、スキルマッチを重視して求人を提案してくれる
- 正社員、派遣両方の求人がある
ジャスネットキャリアは、その専門性を活かして「経理実務の学校」という経理セミナー、Web動画講座も展開しています。
ですのでこれから経理としてワンランク上のスキルを目指したい方にはぴったりのエージェントです。
d)月次、四半期、年次決算業務の経験がない×地方都市での転職
これまで経理事務をメインに頑張ってきた方で、地元で就業したい方は、リクナビNEXTへ登録し求人の選択肢を増やすことをおすすめします。
リクナビNEXTは、リクルートが運営する転職サイトです。
- 全国No.1の求人掲載数(3万件以上)*
- 経理の求人数1377件のうち、約3割が地方求人*
- 企業に直接応募できる
*時期によって変動あり
なぜ転職エージェントではないのか?
「あなたの地元で使うべき転職エージェント、求人サイト情報まとめ」に詳しくまとめていますが、地方へ参入している転職エージェントは少ないです。
選択肢としてリクルートエージェントか地元特化型のエージェントしかありませんが、
そもそも地元特化のエージェントがない都道府県もあります。
ですから、転職エージェントを掛け持ちするよりも、「リクルートエージェント」と「リクナビNEXT」に情報網を張ったほうが、効率よく求人を探せます。
そういえばリクナビNEXTでかの日産自動車が経理を募集してる。
— 麻生“中村”楓 (@bdmlife) January 15, 2020
リクナビNext登録して事務職希望出してるけど来る案件が経理関係ばかりだから推せない
— ごろー (@sibafu_nana) September 20, 2018
ピンとこなかったあなたへ「ハイクラス向けエージェント」
ここまでをお読みになって、ピンとこなかった方は、
ひょっとして、英文会計、連結決算など経理として高いスキルをお持ちで、
更にスキルアップしたいとお考えなのでは?
そんなあなたにおすすめの転職エージェントはJACリクルートメントです。
JACリクルートメント
「JACリクルートメント」は、30代以上、年収500万円以上の転職に強みがある転職エージェントです。
※ハイキャリア志向の方なら20代でも登録できます
- 元々ロンドンで設立した外資系のエージェント
- 外資系企業、グローバル企業の求人が多数
- 経理パーソン向け、「英語力を活かした外資系・日系大手グローバル企業への転職個別相談会」なども開催
ハイクラス向けの求人を多数提案してくれるため、
あなたのキャリアアップの可能性が高まりますよ。
まとめ:経理の転職を成功させるには?
経理の転職を成功させるためには、
- リクルートエージェントに登録
- 働きたい地域、現在のスキルに合わせて2つ目のエージェントへ登録
- 経理としてスペシャリストを突き詰めたい方は、JAC Recruitmentに登録
ポイントは以上です。
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