面接の結果連絡は早く知りたいもの
転職活動中の方にとって、面接の結果連絡は早く知りたいものですよね。志望度が高い企業であればなおさらです。
「〇日以内に連絡します」と言われていたにも関わらず合否の連絡が来なかったり、面接時にいつまでに回答を貰えるのかを確認し忘れたりすることもあるでしょう。
今回は、選考結果がなかなかもらえない理由と、その対処法についてお伝えします。
目安は一週間
一般的に、面接選考の結果連絡までにかかる時間の目安は、「一週間以内」と言われています。
リクナビNEXTが、人事・採用担当者向けに「面接の選考結果にかかる期間」をテーマにアンケート調査を行ったところ、「3日以内(24.0%)」「7日以内(56.7%)」を合わせて、約8割の企業が「一週間以内に選考結果を通知している」という結果でした。
(出典元:転職面接の結果が遅いと不採用?時間がかかる理由と結果が遅い時にやっておけること/リクナビNEXT)
選考結果の連絡日数を確認し忘れてしまった場合もまずは、一週間は待つようにしましょう。
一方で、同調査では約2割の企業が、選考結果の連絡まで1週間以上かかると回答しています。(「10日以内…15.3%」「14日以内…3.7%」「15日以上 …0.3%」)
選考結果の連絡がなかなか来ない理由は何でしょうか?
連絡がなかなか来ない理由
(1)他の応募者と足並みをそろえているから
応募者が多数いる場合、企業は一般的に「応募者のなかから、そのポジションに合うベストな人材をじっくり見極めたい」と考えています。候補者全員との面接を終えてから検討段階に入るため、特に序盤に面接をした候補者には合否連絡が遅くなってしまうのです。
※特に、一次面接、二次面接はこの傾向にあります
(2)候補日程調整に時間がかかっているため
採用担当者は、合格の連絡と候補日の日程調整を同じタイミング(メール)でしたいと考えています。
そのため、面接自体には合格しているものの、次の面接日候補日の調整に時間がかかっているケースがあります。
採用担当者にとって、日程調整は手間のかかる業務です。先に社内の現場面接官の予定を確保する場合、特に役職者ともなればすぐに調整がつくとは限らないため、速やかに連絡ができない場合があります。
(3)「サイレントお祈り」されているから
サイレントお祈りとは、企業から不合格の連絡がなく、フェードアウトすることを言います。
実は既に不合格で、連絡を後回しにされていたり、放置されていたりするため、連絡がこないことも考えられます。
「サイレントお祈り」かを見極める目安は、「応募している企業がまだ求人を出しているか?」です。
求人媒体で求人をまだ出しているのであれば、残念ながらあなたが実はサイレントお祈りされていて、条件に合致する他の応募者を待っていることも考えられます。その場合は切り替えて、次に応募する準備をするのも一つの手です。
問い合わせはしても良いの?
面接日程の連絡がこない場合も、こちらから出来ることは多くありません。
基本的には、「待つ」もしくは「一旦諦める」の2択になります。
どうしても気になる場合は、結果を問い合わせても問題はありません。求職者と企業は本来対等な立場です。
通常のビジネスに置き換えても、商品やサービスを紹介した後、「検討します」と言われた後、「いかがですか?」と問い合わせることは極めて普通のコミュニケーションです。
ただし、「連絡がないんですけど!」と、高圧的、攻撃的になってしまわないよう、冷静かつスマートにコミュニケーションを取りましょう。
結果の問い合わせをしてよい場合
- 先方から提示されていた日程+1日以上 もしくは 面接日から1週間以上経過している
- 「合格の方だけ連絡します」と言われていない場合
- 冷静に問い合わせる心構えができている場合
問い合わせのメール文面例
メールの文面例1
【件名】選考結果のご確認(■月■日〇次面接 ×× ×× )
本文:
株式会社〇〇〇〇 採用ご担当 △△様
お世話になっております。私、貴社に応募させて頂いております、〇〇です。
先日はお忙しい中、面接のお時間を頂戴しありがとうございました。
選考の結果につきまして、何日頃にご連絡をいただけるか、ご教示頂きますことは可能でしょうか。
ご多忙のところ、大変恐縮ではございますが、
ご確認いただき、ご連絡をいただけましたら幸いです。
もし、このお問い合わせと入れ違いにご連絡を頂いていましたら
誠に申し訳ございません。
どうぞよろしくお願いいたします。
メールの文面例2
【件名】Re:~~~~~~~(先方とすでにやりとりしているメールがある場合)
株式会社〇〇〇〇 採用ご担当 △△様
お世話になっております。私、過日〇月〇日に貴社〇〇職の面接へお伺いさせていただきました、〇〇と申します。
お忙しい中、面接のお時間を頂きましてありがとうございました。
面接の際に、選考結果のご連絡をいつごろに頂戴できるのか伺うのを失念してしまいました。
当方の確認不足により、催促めいたご連絡を差し上げる失礼をお許しください。
ご多忙のところ、大変恐縮ではございますが、目安で結構ですのでご教示いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
振り回されないことが大事
志望度が高い企業であればあるほど、モヤモヤが募ると思います。(私もこれまで何度か転職を経験しているので、選考結果を待つ気持ちがわかります)
面接で好感触だったり、次があるかのように匂わされていたりしている場合は思い入れも強くなるでしょう。
しかしここで大事なのは、「1社の選考に人生を振り回されすぎないこと」です。
もし今回ダメだったとしても、日本には会社も仕事も数多あり、働ける場所が他にあります。
面接でベストを尽くし、やれるだけやったのであれば、一旦その企業の選考には執着せず、新しい気持ちで次の行動を起こしましょう。
面接結果を待っている間にできること
「次の応募先を探す」
求人サイトなどで次の応募先を探して何社か応募してみるのも一つの手です。(もし応募中の企業から通過(内定)連絡が来た場合、辞退すれば良いので問題ありません)
「2~3日休んでみる」
これまで頑張ってきたあなたは、転職活動疲れも溜まっていると思います。この機会に一度、2~3日リフレッシュの期間を設けて、今後の応募先について方向性を考えたり、整理したりする時間を設けても良いかもしれません。
「転職エージェントに登録する」
転職エージェントでは、転職者と企業の橋渡しをしてくれるサービスです。
登録すると、求人紹介、書類添削、面接アドバイスの他、日程調整や合否の確認なども代行してもらえます。
※既に自己応募している企業への日程調整はできませんが、転職エージェント経由で新たに応募した企業への日程調整をしてもらえます。
もし、「もう二度と選考結果の確認に振り回されたくない…!」と思っている方がいれば、登録して話を聞いてみるのも一つの手かもしれません。
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