「この会社とこの会社の間は何をやっていたのですか?」
履歴書に空白期間がある場合や次の職場が見つかるよりも先に会社を退職してしまった場合、その間何をしていたかは面接官から質問されやすいポイントです。
その場合の上手な切り返しを紹介します。
1. 理由がある場合
正当な理由がある場合はその旨を正直に面接官に伝えれば問題ありません。
「スキルを高めるために専門学校に通っていた」「視野を広げようと長期の旅行に出かけていた」「資格取得を目指していた」など、隠す必要がまったくありませんし、むしろプラス印象に映るケースすらあります。
2. 理由が無い場合
問題は正当な理由がない場合や話すことでマイナスの印象を与えてしまう場合です。
「実家で何もしていなかった」「遊んでいた」などはちょっと言いづらいものがありますよね。
それが短期のものなら正直に言ってしまいましょう。
「この前職がかなりハードな職場でしたので、久しぶりの長期休暇を満喫してしまいました。充電期間ってやつですね(笑)」
本当に遊んでいただけであればこの程度は笑って済ませてくれる面接官がほとんどでです。はっきりと言い切りましょう。
3. メンタルヘルスがテーマの場合
オブラートに包んでも仕方がありませんのではっきりとお伝えしますが、精神的な問題で長期間の病気療養を余儀なくされた方はかなり不利です。
特に人事部門はメンタルヘルスの問題にかなり敏感で、「できればウチの会社ではうつ病の患者を出したくない」と怯えているのが本音です。
これは賛否両論あると思いますが2~3ヶ月程度で回復した軽度の症状であれば上記同様「休みを満喫していました」で対応してよいと思います。
私はカウンセリングの現場にいたこともありますが、日本の企業はこうした問題に対して冷たすぎると思います。
軽度のうつ病の場合、肉体の問題というよりは自信を喪失したことによることが原因のケースも多いですから、まずは第一に必要なのが自信です。
環境を変えて現場で「また仕事ができる」という自信をつけることが何よりの良薬となるはずです。
長期間の離脱を余儀なくされていた場合はどうする?
この場合は上記のような対応では法律上も問題があります。
何より転職活動の現場で嘘はいけません。
正直に打ち明ける必要があります。
その場合、すでに医師から復職の許可を得ていることをはっきりと伝えましょう。
長期の休養を余儀なくなされた場合、可能であれば契約社員や業務委託でもかまいませんので短期の間の業務実績を作っておくと「回復した」という主張が説得力を持ちます。
面接の通過率がかなり違うと思いますので、「急がばまわれ」では無いですが一旦職歴をつけることをご検討いただくのも手です。