KDDIに転職するには?難易度や面接の口コミ・中途採用情報をチェック


ライター:tomomi

はじめに

2014年から「au WALLET アプリ」を提供しているKDDIですが、2019年4月には「au PAY」というスマホ決済サービスの提供を開始しました。「au PAY」の提供に合わせて、以前から提供していた「au WALLET アプリ」を「au PAY アプリ」と名称変更したのです。そして、ひとつのアプリで決済・金融・コマース・エンタメ・でんきなどのさまざまなサービスを管理・確認できるようになりました。
(参考:KDDI株式会社ーニュースリリース

さらに、「au PAY アプリ」は金融系サービスをフルラインナップしているため、人々の生活に必要なサービスが、このアプリを使用するだけで手軽に利用できます。このように、時代の変化に柔軟に対応しているKDDIは、日本を代表する通信業界の大企業です。そのようなKDDIに転職したいと考えている方も多いでしょう。この記事では、KDDIの転職情報や採用情報について詳しくご説明します。

KDDIへの転職についてのまとめ

口コミからの総合評価
3.46

KDDIの転職レーダーチャート


KDDIの特徴

  • 国内大手の通信キャリア事業が主軸で、国内キャリアシェア率は第2位
    (参考:ascii.jp
  • 世界中に快適な通信サービスを提供するため、積極的にグローバル進出している
  • 平均残業時間は、口コミによると30時間未満とそれほど多くない
  • 平均年収952万円と、ドコモやソフトバンクを抜いて高い水準
    (参考:四季報
  • いくつもの会社が合併しているため、さまざまな社風が存在する

KDDIへの転職でおさえておきたいポイント

  • 対顧客部署などに配属された場合は、休憩時間も取れないほど多忙な時期もある
  • 技術系も事務系も求人が募集されているが、いずれも専門的なポジションである
  • 非公開求人も検討すべく、転職エージェントに登録することをおすすめする

KDDIの企業情報

企業情報

まず、KDDIの基本的な企業情報をまとめました。

※スマホの方は横にスクロールしてご覧ください

事業内容 電気通信事業
代表者 髙橋 誠
設立 1984年6月1日
資本金 141,852百万円(2019年3月末現在)
従業員数 連結:41,996人(2019年3月末現在)
所在地 東京都新宿区西新宿2丁目3番2号

(参考:KDDI株式会社ー会社概要

企業理念やビジョン

KDDIでは、企業理念の他に、社是も定めています。KDDIの企業理念と社是は以下の通りです。

【企業理念】

KDDIグループは、全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、お客さまの期待を超える感動をお届けすることにより、豊かなコミュニケーション社会の発展に貢献します。

【社是】

「心を高める」
~動機善なりや、私心なかりしか~

(引用元:KDDI株式会社ー企業理念
KDDIの企業理念を見てみると、全従業員の幸福に追求する意思が書かれています。会社の利益だけではなく、そこで働く全従業員に対しても誠実に向き合ってくれることがわかりますね。KDDIに転職を希望している方は、しっかりと企業理念や社是を理解しておくことが大切です。

KDDIの業績

KDDIグループの売上高は、毎年安定して上昇しており、2020年3月期の売上高は、前期比3.1%増の5兆2,372億円となっています。また、営業利益は1.1%増の1兆252億円となり、19期連続増益を達成しています。

KDDI 売上高
(引用元:KDDIの業績

KDDIの転職基礎知識

基礎知識

次に、KDDIの転職に関する基礎知識をご紹介します。

平均年収

952万円(42.5歳)(四季報調べ)
通信関連業界の平均年収:544万円と比較すると、非常に高い水準です。
(出典元:2019年版 業種別 モデル年収平均ランキング – マイナビ転職

また、同じく通信業界の大手企業である「ドコモ」と「ソフトバンク」の平均年収は以下の通りです。

  • ドコモ…872万円(四季報調べ)
  • ソフトバンク…733万円(四季報調べ)

この2社と比べても、KDDIの方が年収が高いことがわかりますね。

世代別平均年収

続いて、世代別の平均年収を見てみましょう。

※スマホの方は横にスクロールしてご覧ください

年代 平均年収 最高年収 最低年収
20代 400万円 500万円 350万円
30代 580万円 690万円 450万円
40代 800万円 950万円 550万円
50代 1000万円 1100万円 800万円

(引用元:転職会議)

企業口コミサイト「転職会議」によると、上記のような世代別の平均年収となっています。これは、平均的な世代別平均年収と比較しても高いです。例えば、転職サイトdodaの「平均年収ランキング」によると、20代の平均年収は345万円、30代は442万円となっています。全体の世代別の年収と比べても、KDDIの年収の方が高いです。

労働環境

  • 部署にもよるが、基本的に10時から19時までの就業時間なので、朝が苦手な人にとっても働きやすい環境
  • エンジニア職では、日勤は7.5時間労働、夜勤は15時間労働で少しきついが残業はほとんどない
  • 休日出勤はほとんどなく推奨されていない。しかし、部長クラス以上になると、ちらほらと出勤している人がいる
  • 配属店舗にもよるが、基本的には綺麗なオフィス環境である
  • 営業に対しての評価が高い傾向にあるため、キャリアアップしたい人は営業職の経験を積むと良い

福利厚生

  • 持ち家を購入した人を転勤させる際の配慮に欠けている。住宅の保障や手当が一切ないため可哀想
  • 大手企業ならではの充実感
  • 交通費は全額支給、映画等の各施設の優待もある
  • JTBの選べる倶楽部が採用されているため、充実した内容になっている。保養所も完備されていて契約社員も利用可能
  • 産休育休制度も整っていて、計画的に妊娠して制度を利用している人も多く、普通におめでたいことだと受け入れてくれる

残業時間

口コミサイトでは、26.3〜29.3時間と約30時間に収まる程度の平均残業でした。
KDDIでは、働き方改革に伴い、厳しく残業時間を管理しているようです。パソコンのログイン時間の管理や会社への入退室記録などで、隠れ残業ができないようにしている反面、そのシステムが全ての部署には行き届いていません。そのため、パソコンをログオフして隠れて残業している部署もあるようです。
しかし、働き方改革を推進している最中ですので、いずれは徹底されるかもしれませんね。

有給消化率

口コミサイトでは、62.9〜71%と高い消化率です。
有給休暇は非常に取得しやすい環境で、反対に取得していない従業員がいたら、上司から取得を促されるようです。顧客相手の店舗配属になった場合は、シフト制となり土日は出勤することになりますが、それでもシフトを決めるときに有給休暇の希望を申請すれば取得できます。
ただし、店舗に配属になった場合は、シフト制ということもあり長期休暇は取りにくいと口コミで上がっていました。3連休程度なら取得可能なようです。労働環境や有給休暇に関しては、配属される部署によって大きく異なることを留意しておくと良いでしょう。

KDDIの中途採用求人情報

求人情報

ここで、KDDIの中途採用に関する求人情報をまとめました。

KDDIにはどのような職種があるのか

KDDIには、以下のような職種があります。

技術系 ・ネットワーク:インフラエンジニア
・ネットワーク:システムエンジニア
・クラウド・アプリケーション
・UI・UXデザイン
・セキュリティ
・データサイエンス
・ファシリティ
事務系 ・営業
・ビジネスインキュベーション
・アカウンティング&ファイナンス
・リーガル&ライセンス

(参考:KDDI株式会社ー新卒募集要項

KDDIでは、大きく「技術系」と「事務系」の職種に分かれています。しかし、どれも専門的分野ですので、転職のプロに相談しながら自分が応募する職種を決めましょう。

転職エージェントによって得意な業界や職種、企業規模などが異なってきますので、自分の希望の職種に合う転職エージェントを利用しましょう。

技術系職としてKDDIへの転職を目指すならマイナビIT AGENTの利用をおすすめします。
マイナビIT AGENTは、特に大手やメガベンチャー系安定企業への転職に強みがあります。大手へのIT転職に強いエージェントとして、KDDIの中でも自分に合った求人を探し出せるでしょう。

また、事務系職としてKDDIへの中途入社を目指す場合はリクルートエージェントがおすすめです。
リクルートエージェントは、中途採用業界においては最大手のエージェントで、人事部だけでなく事業部から非公開求人の依頼を受けているケースもあり、目当ての求人が得られる可能性が高いです。

求人の傾向・採用している職種

現在、KDDIでは、以下の職種を中途採用として募集しています。

・コーポレート…3件
・新規事業・ビジネスモデル開発…3件
・グローバル事業 企画・推進…2件
・事業推進・渉外…1件
・次世代テクノロジー開発…4件
・システム企画・ITアーキテクト…2件
・インフラエンジニア(NW・サーバ・モバイル)…1件
・アプリケーション開発エンジニア…1件
・ファシリティ設計・構築…1件
・デジタルマーケティング(戦略・UI/UX設計)…2件
・データ分析/ビッグデータ活用…3件

(参考:KDDI株式会社ーキャリア採用募集職種一覧

KDDIの公式HPでは、技術系の求人が多い傾向です。ご自身の経験やスキルがある方は、それを活かせる求人へ応募してみましょう。

実際の求人情報

実際に、求人を1件ご紹介します。

「コーポレート 企業法務<グローバル・新規事業多角化戦略のための法務強化>」

【仕事内容】
新規事業等に際し、法務担当としてM&A案件や法規制への対応等をおこなう

【応募条件】
<必須要件>
企業法務業務のご経験(3年以上)
または
企業法務を扱う事務所でのご経験(3年以上)

<歓迎要件>
企業法務業務に関する指導・育成経験(2年以上)
グローバルコミュニケーション力(TOEIC800点以上目安)

【勤務地】
東京都千代田区

(参考:KDDI株式会社ー募集職種詳細

KDDIの採用方針

KDDIでは、「KDDIフィロソフィ」という社員の意志を統一する行動指針があります。この中に一つに「ジブンゴト化」を書かれています。これは、「自分もそのサービスをまるで作っているかのように考えて行動する」という意味です。
(参考:unistyle

このことから、KDDIでは「立場や考えなどが異なる人と協力して成果をあげる」ことができる人材を求めていることがわかります。KDDIに転職したい方は、協調性や主体性を中心としたアピールポイントを探してみましょう。

KDDIの選考に関する情報

選考

続いて、選考に関する情報をお伝えします。

KDDIへの転職難易度

KDDIへの転職難易度は高いと言えます。なぜなら、日本の3大キャリアのひとつである大手企業だからです。大手企業には、多くの応募者が集まり、書類審査や適性検査などで足切りされてしまう可能性があります。そういった対策をするために、転職エージェントに登録して相談しましょう。

さらに、それぞれの求人で必須条件が細かく記載されていますが、多くの場合が経験やスキルに関する条件です。そのため、未経験からの中途採用は受け入れていません。未経験者でKDDIへ転職したい方もやはり転職エージェントに相談することをおすすめします。

選考の流れ

KDDIの公式HPによると、中途採用の選考フローは以下の通りです。

応募→書類選考→適性検査・面接→内定→入社
(参考:KDDI株式会社ーキャリア採用選考の流れ

面接の回数は、応募する職種によって異なりますが、2〜3回を予定しているようです。また、応募から1ヶ月〜1ヶ月半程度が選考期間となります。

筆記試験の有無、種類

KDDIの中途採用では、筆記試験はないようです。ただし、適性検査があります。残念ながら内容は公開されていませんので、転職エージェントに相談しながら対策を立てましょう。

必須・推奨される資格

公式HPの求人情報を見ると、応募する職種に関係した経験が3〜5年程度必要です。また、応募する職種によっては「ビジネスレベルの英語力をお持ちの方」とも記載があります。他の職種でも、必須ではなく歓迎条件として「グローバルコミュニケーション力(TOEIC800点以上目安) 」などと英語力を求めている傾向です。

KDDIに転職したい方は、職種にもよりますがビジネスレベルの英語力を学んでおく必要がありそうですね。

面接で聞かれること

企業口コミサイト「転職会議」から、KDDIの面接で聞かれる質問をまとめました。

  • 他に選考を進めている会社はありますか?
  • 自分の成長と仕事は、どのような結びつきがありますか?
  • なぜこの仕事をしたいと考えたのですか?
  • KDDIフィロソフィに違和感はないですか?
  • 弊社でチャレンジしてみたいことは何ですか?
  • 嫌いな人とはどのように接しますか?
  • 事務としてのモチベーションを維持する方法を教えてください

KDDIの面接では、上記のような質問があるようです。あまり突拍子も無い質問はありません。一般的な内容の面接です。ただし、質問の意図をしっかりと理解していないと、面接官が求める答えにならないため、転職エージェントと一緒に対策を立てておきましょう。

KDDIへの転職に関する口コミや評判

評判

最後に、KDDIの現社員や元社員の口コミをご紹介します。内情がわかると思いますので、参考にしてくださいね。

企業評価(安定性・成長性)

・営業利益も安定しており、安定性は国内屈指だと思う。格安SIMとかの台頭もあるが、ボリュームが違いすぎるのでしばらくは揺らがないと思う。(30代・営業系)

・今年より参入する楽天の動向により、舵切りを迫られるかもしれない。通信業界への風当たりは厳しいので、どれだけ働いても報われない状況になるかも。(40代・営業系)

・安定した顧客基盤や技術⼒などから、10年先まではひとまず安泰と⾔えます。(20代・営業)

・通信事業は利益率が⾼く、簡単にどんどん他業種から参⼊できるようなものでもないため、直ちにダメになるような空気は感じられない。IoT等、携帯電話以外の通信事業を伸ばしていければ、まだ将来性もあるように思う。(20代・ネットワーク運用)

・基本的に通信事業から得られる潤沢なキャッシュがあるため、新しいことに色々挑戦して、失敗しても会社は傾かない。(40代・事務)

給与・待遇

・年収はとにかく高い。30代後半で900万もらう人も居ると思う。年間で目標管理し、それに対する評価でボーナス査定や昇格は決まっていた。(30代・営業)

・年収に関しては⾼いベースであるが、課⻑補佐への昇進以降は個⼈の評価次第となる。しかし、評価⾃体は難易度、達成度を元にしており、⼤体公平に⾏われている印象である。(30代・マーケティング)

・勤続年数が短かったこともあり、年収の上がり幅は分かりませんが、他企業で働く同年代の⼥性の中でも⾼い年収をいただけており、⾦額⾯では満⾜していました。ボーナスも年2回あり、約3ヶ⽉の給料分の⾦額をいただけていました。(20代・営業)

・新卒は相当に低いことを覚悟した⽅が良い。25歳以上になると給料が上がるが、それまではかなり⽣活が渋くなることは覚えておいて損はない。そこからはある程度の実⼒主義、そして割と良い給与体系となっているので、他社と⽐較しても満⾜できる給与体系になっていくと思う。(技術職・男性)

・給料は業界⽔準に⽐べて⾼く感じます。残業代は家賃補助も計算対象なるため、⽐較的単価が⾼いです。基本給やボーナスも他社に⽐べるととても⾼いと思います。(20代・マーケティング)

評価制度

・評価は相対評価なので、総人数が少ない職制は良い評価がつきにくい。契約社員からの登用制度はあるが、難関試験を合格し正社員になれたと思いきや、「地域事務社員」という総合職と区別された職制にされて給料も低く、手当も少ない。仕事のできない総合職(自分より3倍ほどの給料をもらっている)が身近にいながら働くのは精神的にまいってくる。労働組合も会社と結託していて全く意味がない。総合職ならぬくぬく良い会社だと思う。(40代・事務)

・目標管理制度があり、上期、下期それぞれに管理者との面談が行われます。制度がしっかりしている点は大企業です。(50代・エンジニア)

・スキルアップに関しては⾃⾝で意図を持って⾏動しないと不可能な次元に近い。会社として資格制度のバックアップは⾏なっているものの、受かったら受験料が出る程度なので講習やフォローなどは⼀切ない。しかしながらそのような時間を創出できる環境なのでそこは良い点であると思う。部署によってスキルアップできる内容も様々である(20代・営業)

・新卒社員に対する人材育成、教育面ではあまり充実したプログラムがあるとは言えないが、一般企業における教育水準は確保できていた。(30代・広報)

・任される仕事量は変わりませんが、出世できるかどうかに直接かかわってきます。新卒でも、期待外れにならないように努力することが大切です。待遇はそこまで違いありません。特に、男女の違いによるものは小さく、平等に扱われていると感じています。(20代・営業)

仕事のやりがい

・裁量権を与えられて満⾜できる仕事を任された。⾵通しもよく意⾒を⾔い合える環境。やりたいことは⼿をあげれば⾔える環境であり⾃分としては満⾜している。組織が⼤きいだけに会社の全体像はつかめないので、あくまで⾃分が所属していた組織の印象だが…仕事はやりやすい。(20代・キャリアカウンセラー)

・営業は「詰める」⽂化。良かったところを褒めると⾔うことはあまりなく、出来なかった事のみにフォーカスが当たっている。⾟そうに仕事をしている⼈がとても多い印象。(20代・営業)

・【キャリアアップを目指せる環境か】業種によると思いますが、自分自身がキャリアアップしたいと思えば可能性はあると思います。1年に1回~2回程度、キャリアアップやスキルアップを回答する自己申告というのがあります。また転勤など可能であれば様々な部署へ異動できる可能性は非常に高まると思います。ショップ業務や営業、販促、施策など業務自体は沢山あり出向なども様々あり、海外もあるので自分自身の目標に向け仕事ができると思います。(30代・営業)

・年齢・職歴に関係なく、大きい・小さい、規模を問わず、案件を任される。(30代・工業デザイナー)

・全国に5000万を超えるau携帯電話サービス利⽤者がおり、それを裏で⽀える仕事に携われるため⾮常にやりがいはある。またコンシューマ向けサービスがメインに展開しているためCM、広告、ネットなどで頻繁に会社やサービスについて⽬にする機会がある。(総合職・男性)

(引用元:キャリコネopenwork転職会議カイシャの評判

おわりに

日本の3大キャリアとも呼ばれる「KDDI株式会社」は、日本にとどまらず世界に向けても事業展開を行なっている大手グローバル企業です。そんなKDDIは、多くの会社と合併を繰り返してきて、さまざまな社風が存在しています。配属される部署によっても大きく労働環境が異なりますので、注意しておきましょう。転職する際には、転職エージェントに相談しながら対策を立てることをおすすめします。

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