富士通に転職するには?難易度や面接の口コミ・中途採用情報をチェック


ライター:奥野 佑樹
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はじめに

日本の総合ITベンダー・エレクトロニクスメーカーとして、業界を牽引し続けてきた富士通。
国内ITサービス市場ベンダー 売上ランキング国内1位の売上高を保持し続けています。
国内ITサービス 売上高
(引用元:国内ITサービス市場ベンダー 売上ランキングを発表

理化学研究所と共同開発したスーパーコンピューター「富岳」は世界最速の計算速度を誇り、富士通の名は世界に轟いています。
事業スケールの大きさや高年収・高待遇で有名なことから「富士通に転職したい」と考えている人も多いですよね。
そこで今回は、富士通に転職したい方に向けて、転職の難易度や社内の雰囲気、面接情報などの口コミや評判について紹介します
富士通への転職を検討している方は、ぜひご一読ください。

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マイナビエージェント

掲載される求人例

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マイナビエージェントでは、「富士通株式会社の中途採用・求人情報特集」としてプロジェクトマネージャやエンタープライズアジャイルサービス責任者の求人が掲載されています。
タイミングによっては求人の掲載がないこともありますが、マイナビエージェントに登録しておくことで募集開始時にお知らせを受け取ることができます。
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富士通への転職についてのまとめ

口コミからの総合評価
3.25

富士通の転職レーダーチャート


富士通の特徴

  • 1923年、古河電気工業とドイツの電機メーカーであるシーメンス社が発電機と電動機を日本で国産化するため合弁会社として富士電機製造株式会社が創業された。
  • グローバル(世界100ヶ国以上)にビジネスを展開し、約16万人の連結従業員と3246億円を超える資本金を擁し、売上高4兆7000億円を超える大手企業。
  • 国内のIT業界・就職人気企業ランキングのメーカー部門で首位、総合部門で第2位にランクインするなど高い人気を誇っている。
  • これまでの人生において何らかの高い実績を上げた人が対象である『Challenge & Innovation採用』(新卒採用)を2010年度に新設した。
  • 福利厚生の充実度は高く、転勤などの保証制度もあり、大企業ならではの手厚いサポートが整っている。

富士通への転職でおさえておきたいポイント

  • 面接では特異な質問をされることは少ない。当たり前の受け答えが出来ていればいい。
  • 全体として和やかな雰囲気が感じられてとても面接は受けやすいと思う。
  • 人事部の面接は複数回ある。強く聞かれるのは富士通で何を成し遂げたいのかという点。
  • 現在事業の転換期に入ってきており、将来性のある事業内容に投資を始めている。
  • 変革の必要を感じているが、大手ゆえに意思決定に時間がかかる。

富士通の企業情報

企業情報

基本情報

※スマホの方は横にスクロールしてご覧ください

事業内容 通信システム情報処理システムの開発
電子デバイスの製造販売
代表者 時田隆仁
設立 1935年
資本金 3,426億円
従業員数 132,138名(2019年3月31日現在)
所在地 ・本店 住所
〒211-8588 神奈川県川崎市中原区上小田中4-1-1
・本社事務所 住所
〒105-7123 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター

企業理念やビジョン

富士通では、以下のようなグループ理念を設定しています。

富士通グループは、常に変革を続け
快適で安心できるネットワーク社会作りに貢献し
豊かで夢のある未来を世界中の人々に提供します
常に変革に挑戦し続ける姿勢こそが富士通のDNAです。創業以来、富士通グループの発展は、それまで誰も考えていないような新しい可能性に着目し、その実現に向けて挑戦し続けていく姿勢を尊重する企業風土に支えられてきました。あらゆる面においてますます変化・競争が激しくなっている社会においては、より一層社員一人ひとりがチャレンジャーとして変化に挑戦することにより、企業として変革し続けなければなりません。変革とは、経営環境、技術、人、市場などの変化のなかで、新しい価値を生み出すことです。富士通グループは、チャレンジングな心で、価値を創造し続けます。

ITやシステム開発を担ってきた富士通では、常に変革していく社会の中で、非常に多くの挑戦を続けてきました。
大手企業ではあるものの、チャレンジングな社風をもっと活かしていきたいと考えていることが企業理念から伝わってきます。

富士通の転職基礎知識

基礎知識

平均年収

798万円(43.2歳)(四季報調べ)
通信関連業界の平均年収:544万円と比較すると、約250万円ほど高い平均年収となっています。
大手ゆえの年収の高さを誇っており、年齢が上がるにつれて年収も上がる、いわゆる年功序列の形態が未だ残っています。
(出典元:2019年版 業種別 モデル年収平均ランキング - マイナビ転職

世代別平均年収

※スマホの方は横にスクロールしてご覧ください

年代 平均年収 最高年収 最低年収
20代 400万円 500万円 350万円
30代 500万円 600万円 450万円
40代 750万円 900万円 600万円
50代 900万円 1000万円 700万円

(引用元:転職会議)

労働環境

  • テレワーク制度が設定されていることにより、家から仕事できるのはとても嬉しい。
  • 部署にもよるが基本的に有給は取得しやすい傾向にある。
  • フレックス勤務も可能であるため、14時に帰宅する人もしばしば見られる。業務負荷は人や部署、案件によって全く異なる。
  • 配属先のプロジェクトにもよるが、長期残業・休日出社を求められることもしばしば。システム開発などの部署に勤める人は覚悟が必要。
  • 2017年ごろから残業に対する規制が厳しくなり、無駄な残業は出来ないようになってきている。

福利厚生

  • 福利厚生はきちんとしており、保養所やジムの利用、勉強代に使えるポイントがあったりする。
  • 入社3年間の社宅制度とボーナスなど、実質的な年収は額面よりも高いと考えていい。研修も非常に多く開催されています。
  • 年間2万円の福利厚生ポイントをもらうことができる。オプションも幅広く全社員が公平使用可能。
  • ビルや食堂なども充実しており、オフィス環境もフリーアドレス制度を導入している。
  • 持ち家に対する住宅手当は設定されていない。

残業時間

口コミサイトでの残業時間は、31~32時間でした。
部署によっては、残業を強いられることもしばしばあるようですが、基本的には厳しく制限されています。

有給消化率

口コミサイトでの有給消化率は、55~59%でした。
有給消化率は、他の企業と比べると少ない割合ですが、口コミによれば有給は取得しやすい環境のようです。

富士通の中途採用求人情報

求人情報

富士通にはどのような職種があるのか

富士通で用意されている中途採用の求人情報は以下の通りです。

ソリューションセールス
アカウントマネジメント
コンサルタント
プロジェクトマネジメント
アプリケーションスペシャリスト
ITスペシャリスト
ビジネスプロデューサー
サービスプロデューサー
データサイエンティスト
AIエンジニア
セキュリティエンジニア
サービスマネジメント
ソフトウェアデベロップメント
ハードウェアエンジニア
その他

富士通では、自社のIT技術を使って顧客の問題を解決する事業が主軸に置かれていて、中途採用では営業職と技術職に大きく分かれます。
技術職はエンジニアとして製品やシステムを開発し、営業職はそれを顧客にソリューションとして提案・販売しています。

求人の傾向・採用している職種

富士通では、エンジニア職を多く募集している傾向が見られます。
転職サイトの求人情報では、エンジニア職の募集が多く見られ、富士通の技術力を担う人材を多く求めていることが分かります。
一方で公式の採用ページでは、営業やマーケティングサイドの募集が多くなっています。
営業職の場合は、他業種における成績が評価されることもあるため、IT業界未経験でも過去の成果をアピールするなどで十分に転職のチャンスがあるでしょう。

実際の求人情報

富士通における実際の求人情報を調べるために、転職サイトのdodaで検索したところ、724件もの求人が見つかりました。
dodaでは、グループ会社による募集もありますが、富士通の本社が募集している求人も多く見受けられました。
特にエンジニアやアナリストなどの職種が多かったため、エンジニアとして転職を考えている方にはおすすめです。

富士通の採用方針

富士通では、以下のような採用方針を公式ページで明記しています。

新卒採用、キャリア採用を問わず、将来の成長ポテンシャルを重視するとともに、AIエンジニアやサイバーセキュリティエンジニア、データサイエンティストをはじめとする各人の専門性に基づく職種を視野に入れた採用を進め、国内・海外より多様かつ優秀な人材の獲得を目指します。短期的な景気変動に左右されず、毎年一定数を安定的に採用するため、前年同様に2020年度新卒採用は750名、2019年度キャリア採用は150名の採用を計画しています。

(引用元:採用計画 : 富士通

富士通では、IT技術に長けた人材を採用する方針を明らかにしています。
これからますます需要が拡大することが予想される、AIやビッグデータを扱える人材を採用することで、富士通の技術力をアップする狙いが見受けられます。
これらの分野に明るくて技術力に自信があるエンジニアの方は、富士通への転職がうまくいく可能性も高くなります。

富士通に転職するには

富士通では事務職エンジニア職の2つの求人に大別され、特に技術職の採用に力を入れています。

そんな富士通への転職を希望する際には転職エージェントを利用するのがおすすめです。
(転職エージェントの比較は1106人に聞いた、口コミで評判のおすすめ転職サイト・転職エージェントが参考になります)

転職エージェントの利用をおすすめする理由は2点あります。

  1. あなたのスキルが即戦力と判断される求人票を見逃さなくなること
  2. クローズドに募集される非公開求人を受け取れること

転職エージェントなら公式の求人票はもちろん、非公開求人もタイムリーにアナウンスしてくれますので貴重な求人を逃すことがなくなります。

エンジニア職として富士通への転職を目指すならマイナビIT AGENTがおすすめです。

マイナビIT AGENTは、エンジニアの転職を数多く手掛けている大手転職エージェントです。特に大手やメガベンチャー系安定企業への転職に強みがあります。大手へのIT転職に強いエージェントとして、そのコネクションを存分に発揮してくれることでしょう。

事務職として富士通への中途入社を目指すならリクルートエージェントがいいでしょう。

リクルートエージェントは、中途採用業界においては最大手のエージェントで、特に大手企業からの信頼は絶大なものがあります。また、人事部だけでなく事業部から非公開求人の依頼を受けているケースもあり、目当ての求人が得られる可能性が高いです。

エージェントを利用する際、担当者には希望する企業と職種をはっきり伝えましょう。仮にそのタイミングで取り扱いがなくても今後の見込みをアナウンスしてもらえたり、関連企業の求人などを案内してもらえたりする可能性もあります。

富士通の選考に関する情報

選考

富士通への転職難易度

富士通への転職難易度は、比較的高くなっています。
IT業界ではトップクラスの大手企業であり、高収入・高待遇の環境で働くことが可能で、福利厚生も整っています。
そのため、応募者は常に殺到していることが予想され、技術力や経験がないと転職は難しいです。
内定への道は非常に険しくなっていることを理解しておきましょう。

選考の流れ

富士通での選考の流れは、以下の通りです。
エントリー→書類選考→一次試験→二次試験→最終試験→内定
口コミによると、選考にかかる期間は、3ヶ月ほどと一般的であることが多いです。

筆記試験の有無、種類

富士通では、筆記試験の有無について明らかにされていません。転職エージェントなども活用して情報収集する必要があります。

必須・推奨される資格

富士通に転職するうえでは、必須・推奨される資格などは特に必要ありません。
ただし多くの職種で「大学卒・院卒以上」の学歴を求められています。
必要な資格は職種にもよるため、自分が応募する募集要項をしっかりチェックしておくようにしましょう。

面接で聞かれること

面接で聞かれることは、

  • 富士通で何をしていきたいのか
  • 前職の経験をどのように活かせるのか
  • 富士通でなければダメな理由は何か

など一般的な質問が多いです。
ただ、口コミの中には、エンジニア職を目指す場合、技術的な質問をされることが多く、予め質問を想定しておく必要がありそうです。

富士通への転職に関する口コミや評判

評判

企業評価(安定性・成長性)

・主要業務はSI(システムインテグレーション)。システム開発の大元請けであるため、基本的に仕事はなくならない。(20代・サーバー開発)

・転換しようとしている事業に知見がないことが多く、お金を投資しているだけのように感じる。(30代・サーバー構築)

・保守的なイメージがあったが、社長が変わってから早々に社内制度が変わってきている印象。(30代・管理職)

・今後伸びそうな事業はあるが、基本的に外資系IT企業に負けているため、将来的に伸び悩む可能性はある。(30代・アプリ開発)

・国内のネットワークが非常に広く、メーカーと繋がりがあるため、食いっぱぐれるようなことはない。(40代・Webプログラマ)

給与・待遇

・管理職になれば年収の大幅アップは臨める。現在は管理職への昇進は結構厳しい。上のポジションが空いてない。(50代・プロジェクトマネージャー)

・若手のうちは給料が非常に低い。評価されたい若手には辛い現場。(20代・法人営業)

・残業の抑制が強化されている。若手は残業で稼ぐこともできなくなっているため、給与は上がらない。(30代・営業)

・20代の給料はとにかく低い。低すぎて有望な若手がどんどんやめていっており、評価制度の見直しが行われている。(30代・エンジニア)

・5年目くらいまで基本給が低いため若手はかなりきつい。評価されない辛さに耐える力が必要かもしれない。(20代・アプリ開発)

評価制度

・一般的な評価制度。残業代も1分単位で支給されるため、残業が多い人が年収が高い印象。(50代・光学技術)

・半期ごとに業務の目的を設定し、それを達成したかどうかを上司が判断する評価形式。モチベーションにはなる。(40代・システム開発)

・評価制度の透明性が全くない。社内政治がうまい人が昇進している印象がある。(20代・法人営業)

・毎年昇給があり定期的に昇給させてもらえる。新人研修がとても手厚い。(30代・エンジニア)

・年功序列の色が非常に強く、能力による評価にはならない点が非常に残念。(40代・個人営業)

仕事のやりがい

・大規模なプロジェクトに関われるため、やりがいを感じる。関係者が多岐に渡るため、色々な人と仕事できる。(30代・サーバー運用)

・規模の大きい商談が決まった時は嬉しかった。提案内容などをお客様に見せる力が重要。(30代・法人営業)

・基本的にやりたいことを歓迎してやらせてくれる会社。成し遂げると実績としても評価される。(40代・個人営業)

・意思決定に時間がかかり、事務処理が無限に発生してしまう。面倒。(30代・法人営業)

・SI事業なので、案件の進捗確認や書類作成などが主な仕事。退屈であると感じる若手も多い。(20代・アプリ開発)

(引用元:キャリコネopenwork転職会議カイシャの評判

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掲載される求人例

マイナビエージェントに掲載されている富士通求人例

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おわりに

今回は、富士通に転職を考えている方に向けて、難易度や面接の雰囲気、採用の傾向など、中途採用情報について紹介してきました。
事業の大きさゆえのスケールメリットがあり、挑戦できることは非常に多岐に渡ります。
ただ、若手のうちは年収が低いため、管理職のポジションが空くまで我慢する必要があるかもしれません。
中途で採用されるには、これまでの経歴が重要視されるため、自分がやってきたことを論理的に話せるように準備しておきましょう。
富士通への転職を検討している方は、本記事を参考にして、転職すべきかどうか、もう一度考えてみてください。

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