旭化成に転職するには?難易度や面接の口コミ・中途採用情報をチェック


ライター:岡本優河

はじめに

日本の大手総合化学メーカーであり、化学からエレクトロニクスまで様々なものを開発していることで知られる旭化成。
2019年のノーベル化学賞に選ばれた吉田彰名誉フェローをはじめとして、優秀な研究成果をあげていることでも知られていますよね。
一方で「サランラップ」「クックパー」など私たちにとっても身近な商品を開発している企業でもあります。

旭化成グループは、「マテリアル」「住宅」「ヘルスケア」の3領域で事業を展開しています。
グループの売上の内訳を見てみると、マテリアル事業が最大の割合を占め、旭化成ホームズの住宅事業も順調なことが分かりますね。

旭化成 売上内訳
(引用元:早わかり旭化成

そんな大手企業である旭化成に自分も転職してみたい!と思っている方も多いはずです。
今回は、旭化成に転職したい方に向けて、転職難易度や面接、口コミや評判などについて徹底的に解説しました。
旭化成に転職したいと考えている方は、是非ご一読ください。

旭化成への転職についてのまとめ

口コミからの総合評価
4.01

旭化成の転職レーダーチャート


旭化成の特徴

  • 自旭化成は、化学/繊維住宅建材エレクトロニクス医薬品医療などの事業を行なっている化学総合メーカーで、東京の有楽町に本社を構えている。
  • 戦前はもともと日窒コンツェルンだったが、戦後の財閥解体によって新たに独立企業として生まれ変わっている。
  • 研究開発の人材育成などには力を入れており、医薬品や医療分野での活躍は目覚ましい。
  • サランラップを1960年代に一躍ヒットさせたことによって、家庭用品の分野でも知られるようになった。
  • 社名の「旭」は、滋賀県大津市に建設されたレーヨン繊維工場の近くにあった琵琶湖畔の義仲寺(木曽義仲=旭将軍)から、「化成」は易経にある「よりよい方向 へ生成、変化、発展する」からきている。

旭化成への転職でおさえておきたいポイント

  • 一次試験から内定まで半年かかるため、長いスパンで辛抱強く転職活動をすることが重要となる。
  • 面接官は比較的温和に話してくれるため、素のままの自分を表現することが重要。
  • 自分をいかにアピールするか、何を目的に自分が旭化成に入りたいのかを明確にしておくことが非常に重要。
  • 研究職の場合は、技術知識に関しても質問されることがあるため、必ず準備しておく必要がある。
  • AI系に強い人材の採用を強化している。

旭化成の企業情報

企業情報

基本情報

※スマホの方は横にスクロールしてご覧ください

事業内容 マテリアル事業、住宅・建材事業、
医療・医薬品事業など。
代表者 小堀 秀毅
設立 1931年
資本金 103,389百万円(2019年 3月末現在)
従業員数 39,283人(2019年 3月末現在)
所在地 東京都千代田区有楽町一丁目1番2号 日比谷三井タワー

企業理念やビジョン

旭化成では、以下のような企業理念やビジョンを策定しています。

グループ理念
私たち旭化成グループは、世界の人びとの“いのち”と“くらし”に貢献します。 時代環境や社会の求めるものが変わっても、変わることなく、旭化成グループとして永遠に追求し続けるもの。それは世界の人びとを想い続けることに他なりません。

グループビジョン
「健康で快適な生活」と「環境との共生」の実現を通して、 社会に新たな価値を提供していきます。

グループバリュー
「誠実」: 誰に対しても誠実であること。 「挑戦」: 果敢に挑戦し、自らも変化し続けること。 「創造」: 結束と融合を通じて、新たな価値を創造すること。

グループスローガン
昨日まで世界になかったものを。

私たち旭化成グループの使命。 それは、いつの時代でも世界の人びとが“いのち”を育み、 より豊かな“くらし”を実現できるよう、最善を尽くすこと。 創業以来変わらぬ人類貢献への想いを胸に、 次の時代へ大胆に応えていくために―。 私たちは、“昨日まで世界になかったものを”創造し続けます。

特に、グループスローガンとして設定されている「昨日まで世界になかったものを」は、TVCMなどで聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。

住宅建材、マテリアル(繊維・化学薬品・エレクトロニクスなど)、医療分野まで幅広く事業を展開しています。

どの事業も人々の「くらし」に関係するものであるため、旭化成グループでは「人」を大事にする企業理念を設定しています。

旭化成の転職基礎知識

基礎知識

平均年収

787万円(42.3歳)(四季報調べ)
医療用機器・医療関連業界の平均年収511万円と比較すると、200万円以上も高い年収となっています。
(出典元:2019年版 業種別 モデル年収平均ランキング - マイナビ転職

世代別平均年収

※スマホの方は横にスクロールしてご覧ください

年代 平均年収 最高年収 最低年収
20代 420万円 550万円 350万円
30代 580万円 673万円 450万円
40代 800万円 1000万円 550万円
50代 800万円 1100万円 600万円

(引用元:転職会議)

労働環境

  • 基本的に社員のパーソナルライフを充実している。社員の人柄も優しく、温厚な人が多い社風。
  • 研究系や比較的にホワイトで残業も少ない。現場に近い製造系の職種は残業時間が長くなる傾向にある。
  • 工場勤めに配属されると月80時間くらいが当たり前にあるため、異動や配属はかなり重要になる。
  • 土日祝日は基本的に休みであり、有給も取りやすい。フレックス制度もあるため、とても柔軟に働くことが可能。
  • 残業もあるが、決して多くはない。また時間外の手当は1分単位でもらえる。

福利厚生

  • 上限はあるが、家賃の7割を会社が持ってくれる。住宅ローン補助もある。独身の人は社宅に入った方がお得。
  • 各種手当や時間管理(1分単位の残業代支払いなど)に関しては細かくチェックされている。
  • 持ち家は取得した年齢に応じて15年間月7,000円〜15,000円を貰うことが可能。若い人ほど多くもらえる。
  • 単身赴任手当は管理職で35,000円、給食施設のないところだと更に1万円の手当が出る。
  • 福利厚生や社内制度などは充実しているものの、部署により転勤や出張が多く、将来的なことを考えにくい。

残業時間

口コミサイトでの残業時間は、20~25時間でした。
残業は多少はあるものの、月にするとそこまで長い時間にはならないようです。
ただ、口コミにもあるとおり工場勤務では長い残業時間を強いられることもあるため、理解しておきましょう。

有給消化率

口コミサイトでの有給消化率は、70%が平均でした。
他の大手企業と比べても、有給消化率は圧倒的に高く、ほぼ問題なく有給を消化することができそうです。

旭化成の中途採用求人情報

求人情報

旭化成にはどのような職種があるのか

旭化成の中途作用で用意されている職種には、以下のような職種があります。

  • IT技術職
  • 研究開発職
  • プラント技術・製造職
  • 営業・スタッフ職
  • 製造オペレーター・一般事務職

旭化成は、化学メーカーであるため、基本的に製造・技術職の募集採用枠が多いです。
営業職は、社外に自社の製品を紹介、企画して販売に繋げることを目的としています。
配属先に関しても、大手企業であるため、日本全国に転勤する可能性があることは理解しておきましょう。

求人の傾向・採用している職種

求人の傾向・採用している職種としては、圧倒的に技術者職が多いです。
化学系の総合メーカーであることから、製造系のエンジニアの募集は特に多く、全国的に募集を行なっている傾向にあります。
また、IT系のシステム開発エンジニアも募集されており、AIに強い人材なども多く募集を行なっている傾向にあります。

実際の求人情報

旭化成が実際に募集している求人を転職サイトdodaで検索したところ、300件もの求人がありました!(2020年1月調べ)
実際の求人の傾向でも、品質管理や施工管理、システム構築技術などの職種が多く、製造系のエンジニアにはかなりチャンスがありそうです。

旭化成の採用方針

旭化成では、公式ページで以下のような採用方針であることを表明しています。

人事採用方針
旭化成グループでは、人と組織の卓越した力が旭化成の競争力の源泉である、との認識のもと、
①旭化成らしさが発揮される風土を維持強化すること
②社員一人ひとりが成長すること
③優れた人財と組織で事業を創り伸ばすこと
を目的として、さまざまな人事施策に取り組んでいます。
2006年3月に制定した「人財理念」では、「人財」たる社員一人ひとりが共有すべき価値観や行動の指針をまとめています。
社員がこの理念に沿った行動を積み重ねることを通じ、企業風土として定着させ、社員一人ひとりの成長と当社グループの発展を実現することを目指しています。

(引用元:人財の育成・活躍 | 人財 | 社会 | サステナビリティ | 旭化成株式会社

採用方針としては、人材のことを「人財」と表現していることからも、社員を優先に考えていることが分かります。
方針の通り、労働時間や環境なども評判が良く、人財の育成に力を入れています。

また「社員に求めること」では、以下の3つの項目を挙げています。

・挑戦し変化し続ける
・誠実に責任感を持って行動する
・多様性を尊重する

面接でも以上の採用方針を覚えておくと、面接官にいい印象を与えやすくなりそうです。

旭化成に転職するには

旭化成への転職を希望する際には転職エージェントを利用するのがおすすめです。
(転職エージェントの比較は1106人に聞いた、口コミで評判のおすすめ転職サイト・転職エージェントが参考になります)

転職エージェントの利用をおすすめする理由は2点あります。

  1. あなたのスキルが即戦力と判断される求人票を見逃さなくなること
  2. クローズドに募集される非公開求人を受け取れること

転職エージェントなら公式の求人票はもちろん、非公開求人もタイムリーにアナウンスしてくれますので貴重な求人を逃すことがなくなります。

旭化成の求人は製造・技術職営業・事務系職の2つに大別されます。

製造・技術職として旭化成への転職を目指すならマイナビIT AGENTがおすすめです。

マイナビIT AGENTは、エンジニアの転職を数多く手掛けている大手転職エージェントです。特に大手やメガベンチャー系安定企業への転職に強みがあります。大手へのIT転職に強いエージェントとして、そのコネクションを存分に発揮してくれることでしょう。

営業・事務系職として旭化成への中途入社を目指すならリクルートエージェントが現実的な選択となります。

リクルートエージェントは、中途採用業界においては最大手のエージェントで、特に大手企業からの信頼は絶大なものがあります。また、人事部だけでなく事業部から非公開求人の依頼を受けているケースもあり、目当ての求人が得られる可能性が高いです。

エージェントを利用する際、担当者には希望する企業と職種をはっきり伝えましょう。仮にそのタイミングで取り扱いがなくても今後の見込みをアナウンスしてもらえたり、関連企業の求人などを案内してもらえたりする可能性もあります。

旭化成の選考に関する情報

選考

旭化成への転職難易度

旭化成への転職難易度は高いといえます。
大手企業であることから、福利厚生なども整っており、非常に人気があります。
給与や労働環境なども悪くないため、常に応募者同士で競争があり、入社するのは狭き門であることは理解しておきましょう。

選考の流れ

旭化成での選考の流れは、具体的には以下の通りです。
エントリー→書類選考(2週間)→適性検査→面接(1~2回)→内定
一般的には、このような流れで内定を獲得することになりますが、他ルートでの選考になる場合、面接回数等も異なるため、注意しましょう。

筆記試験の有無、種類

旭化成での筆記試験は、書類選考後の適性検査のタイミングで行われることが多く、Web上で受けられるテスト形式となっています。

必須・推奨される資格

旭化成の選考で必須・推奨される資格は特に明記されていません。
学歴や経歴に関しても、「学歴不問」としている求人が多く、募集している資格で求人などは特にありません。

面接で聞かれること

旭化成の面接で聞かれることは、

  • 客観的に見て弊社のダメだと思うところを1つ。
  • 仕事上の付き合いで1番すごいと感じた人は。
  • 会社に入ってやりたいことは何か。

など、典型的なものが比較的に多いです。
また、研究者職の場合は、

  • これまで行なってきた研究について
  • 研究内容の紹介と持っている技術知識について

など、研究に関しての質問をされることが圧倒的に多いです。
面接の雰囲気自体は、それほど悪くないため、聞かれたことに対して素直に答えるようにしましょう。

新卒採用から考察

HR総研が楽天「みん就」と共同で2018年度に就活生を対象に行ったアンケート調査「エントリーシートの課題が印象に残った会社」で理系1位となったのは旭化成でした。

学生の間で話題となったユニークな課題がこちらです。

「以下の9つのワードのうち3つ以上のワードを用いて、自由に文章を作成してください。物語、詩、自分の考えなどどんな内容、表現方法でも結構です。」(全角200字以内)
<科学・熱・創造・結束・C・原理原則・大気・宿命・いぬ>

経歴や実績で判断することができない新卒の採用だからこそ、こういった独創性を問うこのような課題を実施したと考えられるので、中途採用の選考過程でこのような課題があるとは言えませんが、会社が求めている人物像は参考にできるでしょう。

この課題から考察すると、グループスローガンである「昨日まで世界になかったものを。」を体現できるセンスや自由な発想力を持った人材を求めているのではないでしょうか。

前職でのスキルや実績だけでなく、自由な発想力に自信がある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

旭化成への転職に関する口コミや評判

評判

企業評価(安定性・成長性)

・多くの事業を展開しているため、事業の雲行きが怪しくなってもある程度は他の事業でカバーできる。(20代・技能工)

・技術力がある会社だし、事業も利益率が相当高いため、数十年は安心できる会社。(40代・生産技術)

・マテリアル事業をはじめ、非常に好調に推移していることがわかる。事業も分散されているため、安定。(20代・応用研究)

・石橋を叩いて渡らないことも多く、成功事例があったら、すぐに意思決定を行なってしまうところがある。(20代・法人営業)

・国内のシェアをかなり持っているため、会社自体がのんびりしている印象。(30代・技能工)

給与・待遇

・給与や待遇はかなり高い。入社直後でも独身だとかなり余裕を持って生活できる。(20代・研究開発)

・ボーナスが多いため、年収も比較的に良い。だいたい6ヶ月くらいに1回。(30代・制御設計)

・給料は良いと感じる。業績が好調であるということもあって、ベースアップは業界でもかなり良い。(30代・品質保証)

・中途採用の人は、給料がかなり低い水準からスタートする。20代の人よりも低くなることも。(30代・応用研究)

・大卒以上だと、誰でも25歳を過ぎた頃には年収500万円を超えるようになる。(20代・経営企画)

評価制度

・毎年1回の人事評価があって5段階で評価される。何もしなくても給料は上がるので、それなりに良い。(30代・制御設計)

・人事考査は比較的に定量的である印象。考査についての人事部門のチェックは半端ない。(40代・生産技術)

・定量的にはまらない考査を受けた場合には、徹底的にダメな社員の烙印が押されてしまう。人事部門の評価力が強い。(30代・生産管理)

・評価制度に関しても社内基準に沿ってきちんと行なっている職場は、納得のいく評価をしてくれる。(40代・法人営業)

・1年間の目標を組み立てて、直属の上しと擦り合わせてそれを決定する。結果を踏まえた上で、評価の決定がなされる。(40代・法人営業)

仕事のやりがい

・日系大手らしい意思決定の遅さには問題があるように思う。会議や無駄な業務が多く、社内向けの仕事も多くある(20代・研究開発)

・任せてもらえる範疇が多いため、やりがいを持って働くことが可能。年功序列システムが残っている。(30代・法人営業)

・部署によるところが大きいが、会社が力を入れている製品に関わるとやりがいを感じれる。(20代・生産技術)

・自ら率先して仕事を進めないといけない。他の部署とのやりとりにもかなり時間がかかる。(30代・研究職)

・職場全体が活気ある。大きな仕事を任されることもあるため、責任感も大きく、ハマれば楽しくできるはず。(20代・製造)

(引用元:キャリコネopenwork転職会議カイシャの評判

おわりに

今回は、旭化成に転職したい方に向けて、転職の難易度や面接の口コミ、中途採用情報について解説してきました。
旭化成の口コミや評判を総括すると、年収も高く、労働環境も整っている、ホワイト企業であり、非常に働きやすい会社であることが分かりました。
中途採用は通年で募集をかけており、技術職の募集枠は多いため、製造系のエンジニアの方にはおすすめです。
これから旭化成に転職しようとしている方は、ぜひ本記事を参考にして、転職の準備を進めてみてください。

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