3月の求人・求職状況


ライター:LeoOkamoto
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トピックス:有効求人倍率が増加。この半年間で最高値

全体

1月の有効求人倍率が発表。先月は横ばいとなりましたが、1月は増加し、この半年間で最高の水準となりました。

産業別

「建設業」は新規求人数が前年同月比で唯一増加。
新規求人数はその他の産業でも、前年同月比で減少しているものの回復傾向。

業種別

「メディア」「商社・流通」を中心に、「メーカー」を除く全業種が求人数を増加させるなか、求人倍率は全業種で低下。

職種別

求人数は「技術系(電気・機械)」「専門職」を除く9職種で増加し、なかでも「販売・サービス系」「営業系」が求人数を最も増加させた。
求人数が増羽化するなかで、求人倍率は全職種が前月比で減少。

データ詳細

一般職業紹介状況(厚生労働省)

一般職業紹介状況(厚生労働省)より

1月の新規求人数は前年同月と比較すると11.6%減となりました。

1月の求人求職及び求人倍率の推移

(引用元:一般職業紹介状況(令和3年1月分)について - 厚生労働省

  • 有効求人倍率は1.10倍、前年同月比-0.41p
  • 求人数は前月の3.1%増、前年同月の17.6%減
  • 求職者数は前月2.3%減、前年同月の12.5%増

求人数は先月は減少したものの1月は増加、求職者数は先月に引き続き減少となりました。
有効求人倍率は先月は横ばいとなりましたが、1月は増加し、この半年間で最高の水準となりました。

また新規求人を産業別に見ると、

宿泊業・飲食サービス業(37.5%減)、生活関連サービス業・娯楽業(26.2%減)、卸売業・小売業(17.2%減)、情報通信業(16.3%減)と多くで減少となりました。
そんななか、建設業(11.9%増)は先月に引き続き増加しました。

転職求人倍率レポート(doda)

転職求人倍率レポート(doda)より

  • 求人倍率は1.83倍、前月比-0.19pt、前年同月比-0.77pt
  • 求人数は前月の4.2%増、前年同月の22.9%減
  • 転職希望者数は前月11.4増、前年同月の9.3%増

【業種別】求人数は引き続き増加「メディア」にはとくに注目

求人倍率は、全業種が前月比・前年同月比ともに低下しました。

業種別

業種 求人倍率 前月比 前年同月比
全体 1.83 -0.19 -0.77
IT・通信 5.40 -0.38 -1.95
メディア 1.00 -0.04 -0.88
金融 1.52 -0.17 -0.34
メディカル 1.83 -0.18 -0.50
メーカー 1.25 -0.17 -0.72
商社・流通 0.86 -0.06 -0.33
小売・外食 0.59 -0.07 -0.50
サービス 2.08 -0.21 -0.86

求人数は「メーカー」を除く、7業種すべて前月比で増加しました。

前月比の求人増加率は「メディア」の8.7%が最大で「商社・流通」の8.2%が続きます。

【職種別】「販売・サービス系」を中心に多くの職種で求人数が増加

求人倍率は全職種が前月比・前年同月比ともに低下しました。

職種別

業種 求人倍率 前月比 前年同月比
全体 1.83 -0.19 -0.77
営業系 1.54 -0.15 -0.76
企画・管理系 1.42 -0.07 -0.73
技術系(IT・通信) 8.08 0.00 -1.69
技術系(電気・機械) 2.90 -0.39 -1.49
技術系(メディカル) 1.52 -0.18 -0.17
技術系(化学・食品) 0.95 -0.08 -0.46
技術系(建築・土木) 4.80 -0.51 -1.35
専門職 5.25 -0.65 -2.29
クリエイティブ系 1.23 -0.10 -0.48
販売・サービス系 0.57 -0.02 -0.59
事務・アシスタント系 0.20 -0.03 -0.14

求人数は前月比で「技術系(電気・機械)」「専門職」以外のすべてで増加しました。

求人増加率は「販売・サービス系」の15.4%が最大で「営業系」の6.0%が続きます。

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