4月の求人・求職状況


ライター:LeoOkamoto
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トピックス:有効求人倍率は微減も、前月に次ぐ高値

全体

2月の有効求人倍率が発表。前月はこの半年間で最高の水準でしたが、2月はわずかに減少したものの前月に次ぐ高値をキープしました。

産業別

「建設業」は新規求人数が前年同月比で唯一増加。
新規求人数はその他の産業でも、前年同月比で減少しているものの回復傾向。

業種別

求人数は「金融」を除く、7業種すべて前月比で増加し、なかでも「商社・流通」「小売・外食」が求人数を最も増加させた。
求人倍率は「メディカル」以外の全業種で増加。

職種別

「事務・アシスタント系」「企画・管理系」を中心にすべての職種で求人数が増加、「技術系(建築・土木)」を除く全業種が求人倍率を増加させた。

データ詳細

一般職業紹介状況(厚生労働省)

一般職業紹介状況(厚生労働省)より

2月の新規求人数は前年同月と比較すると14.6%減となりました。

2月の求人求職状況

(引用元:一般職業紹介状況(令和3年2月分)について - 厚生労働省

  • 有効求人倍率は1.09倍、前年同月比-0.36p
  • 求人数は前月の1.5%減、前年同月の15.9%減
  • 求職者数は前月0.3%減、前年同月の11.7%増

求人数は先月は増加したものの2月は減少、求職者数は先月に引き続き減少となりました。
有効求人倍率は先月は、この半年間で最高の水準となりました。2月はわずかに減少したものの、この半年間で先月に次ぐ高い水準を保っています。

また新規求人を産業別に見ると、

宿泊業・飲食サービス業(41.0%減)、生活関連サービス業・娯楽業(23.2%減)、卸売業・小売業(23.2%減)、情報通信業(23.2%減)と多くで減少となりました。
そんななか、建設業(10.0%増)は先月に引き続き増加しました。

転職求人倍率レポート(doda)

転職求人倍率レポート(doda)より

  • 求人倍率は1.92倍、前月比+0.09pt、前年同月比-0.60pt
  • 求人数は前月の3.2%増、前年同月の18.6%減
  • 転職希望者数は前月1.6減、前年同月の6.0%増

【業種別】求人数は引き続き増加「商社・流通」にはとくに注目

求人倍率は、前月比では「メディカル」以外の全業種が増加、前年同月比はすべてで低下しました。

業種別

業種 求人倍率 前月比 前年同月比
全体 1.92 0.09 -0.60
IT・通信 5.75 0.35 -1.05
メディア 1.11 -0.11 -0.69
金融 1.52 0.00 -0.65
メディカル 1.49 -0.34 -0.74
メーカー 1.57 -0.32 -0.30
商社・流通 1.04 0.18 -0.11
小売・外食 0.66 0.07 -0.64
サービス 2.45 0.37 -0.32

求人数は「金融」を除く、7業種すべて前月比で増加しました。

前月比の求人増加率は「商社・流通」の19.6%が最大で「小売・外食」の10.0%が続きます。

【職種別】「事務・アシスタント系」を中心にすべての職種で求人数が増加

求人倍率は、「技術系(建築・土木)」を除く全職種が前月比で増加し、前年同月比ではすべてで低下しました。

職種別

業種 求人倍率 前月比 前年同月比
全体 1.92 0.09 -0.60
営業系 1.59 0.05 -0.70
企画・管理系 1.53 0.11 -0.49
技術系(IT・通信) 8.67 0.59 -0.02
技術系(電気・機械) 3.07 0.17 -0.92
技術系(メディカル) 1.59 0.07 -0.02
技術系(化学・食品) 1.00 0.05 -0.46
技術系(建築・土木) 4.54 -0.26 -1.00
専門職 5.78 0.53 -1.61
クリエイティブ系 1.28 0.05 -0.32
販売・サービス系 0.60 0.03 -0.76
事務・アシスタント系 0.22 0.02 -0.12

求人数は、前月比で11職種のすべてで増加しました。

求人増加率は「事務・アシスタント系」の10.7%が最大で「企画・管理系」の6.3%が続きます。

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