9月の求人・求職状況
トピックス
7月の有効求人倍率が発表。
求人倍率は昨年4月からの緩やかな増加傾向が続いており1.29倍でした。
コロナ禍で求人倍率の減少が始まった令和2年5月~3年4月の1年間の平均が1.08倍、令和3年5月~4年4月の一年間が1.17倍でしたので、現象前の水準(令和元年度平均1.60倍)に回復するまでにはさらに時間が必要ですが順調な増加傾向が続いています。
有効求人倍率が増加を続けるなか、求人数も長期的に微増を続けています、一方で、求職者数はやや減少しました。
また、前年同月で見た新規求人数も増加しています(12.8%増)。
産業別では、「製造業」「宿泊業・飲食サービス業」が引き続き高水準を維持。その他の産業でも回復傾向が続いています。
データ詳細
一般職業紹介状況(厚生労働省)
※一般職業紹介状況(令和4年7月分)について - 厚生労働省 - 2022年8月30日より
- 有効求人倍率は1.29倍、前年同月の0.15p増
- 求人数は前月の0.8%増、前年同月の14.7%増
- 求職者数は前月の1.2%減、前年同月の1.4%増
(引用元:一般職業紹介状況(令和4年7月分)について - 厚生労働省 - 2022年8月30日)
求人数が増加した一方で、求職者数はやや減少しています。
有効求人倍率も緩やかな増加傾向が続いています。
7月の新規求人数は前年同月と比較すると12.8%増でした。
また新規求人を産業別に見ると、
宿泊業・飲食サービス業(47.7%増)、サービス業(他に分類されないもの)(16.7%増)、運輸業・郵便業(14.7%増)、製造業(14.5%増)などで増加となりました。
9月の転職ニュース
働き方 フリーランスとして独立する何歳に限界はある?
【調査レポート第二弾公開】フリーランスとして独立した年齢は?(PRTIMES) - 2022年8月3日
(引用元:【調査レポート第二弾公開】フリーランスとして独立した年齢は?(PRTIMES) - 2022年8月3日)
フリーランスと企業のマッチングサービス「ITプロパートナーズ」を運営する株式会社Hajimariは、同サービスの利用者に向けて『フリーランスとして独立した目的や継続の意識に関する実態調査』を行いました。
「フリーランスとして独立した年齢は何歳ですか?」という質問では、30代が最も多く、全体の約45%を占めました。
回答者がフリーランスとして独立した年齢の平均も「35.2歳」で、ある程度経験とスキルを身につけた30代での独立が一般的という結果になりました。
30代に次いで多いのが40代で独立したケースで、こちらは全体の約35%を占めました。
そのほか20代後半での独立も見られましたが、50代以降という回答は見られませんでした。
サービスの利用者の年齢層の影響があるかもしれませんが、フリーランスとしての独立を狙うのは40代が限界なのかもしれません。
もちろん、年齢よりも経験とスキルの水準が重要なのですが、フリーランスとしての独立するタイミングを考えている方は参考にするとよいでしょう。
求人 未経験可の求人は本当に未経験で入社しても大丈夫?
コロナ禍での企業の異業種人材受け入れ実態を調査(PRTIMES) - 2022年8月17日
(引用元:コロナ禍での企業の異業種人材受け入れ実態を調査(PRTIMES) - 2022年8月17日)
転職サービス「doda」は、コロナ禍(2020年~2021年)での各業種における企業の異業種人材の受け入れ実態の調査を実施しました。
2020年から2021年で、異業種からの人材の受け入れが最も伸びたのは「コンサルティング・専門事務所・監査法人・税理士法人・リサーチ」で、約40%増加しました。
業務等のデジタル化に伴うIT戦略コンサルティングのニーズが高まったことで、IT系コンサルタントとして活躍できる人材を確保する動きがみられました。
次に伸び率が高かったのは「インターネット・広告・メディア」で、約30%増加しました。こちらも、外出自粛の影響でWebマーケティングの需要が増大したことが下人と考えられます。
コロナ禍でIT人材の獲得競争が激化した事で、企業は業種問わずIT人材を受け入れる、さらには未経験者も受け入れ教育していく方針に、徐々に変わりつつあります。
この上位2業種は、特に異業種からの転職が狙いやすい状況にあります。転職先を検討している方はこれらの業種から企業を探してみると好条件の求人を見つけやすいでしょう。