銀行員からの転職。後悔しないための転職先の選び方


ライター:LeoOkamoto
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はじめに

若い世代を中心に銀行を離職者される方はとても多く、新卒から3年で3割、5年で5割が離職すると言われています。

下記のグラフは、金融業界に勤めている人の転職登録者数を表しています。

金融業界に勤めている人の転職登録者数
リクルートエージェント、株式会社リクルートより)
(参考:銀行員から転職に成功した僕が教える!20代銀行員の具体的な転職先

金融業界全体として登録者数が伸び続けており、近年特に銀行・信託銀行・政府系金融機関の増加率が高くなっています。

銀行を退職される方はどのような理由をお持ちなんでしょうか。

転職理由

銀行員の方からよく聞こえてくるのは

  • 扱うのは差別化が難しい金融商品なのにノルマは厳しい
  • 体育会系、年功序列の業界体質に嫌気が差した
  • 転勤が多い
  • 資格の勉強などでとにかく時間がない
  • 顧客のための仕事がしたい

といった悩みです。

このような悩みを抱えて転職を検討している銀行員の皆さんに、おすすめの業界や職種をご紹介します。

なお、銀行員をはじめとした金融業界への転職をお考えの方は、こちら(金融業界の転職)をご確認ください。

年収はどうなる?

銀行からの転職を検討される前に、銀行員の給料や待遇は他の業種業界よりも比較的良いものだということを確認しておいてください。

マイナビが行った、業種別モデル年収平均ランキング2020年版では、銀行員の年収は617万円で、110業界中11位と上位につけております。
(参考:【全110業種】業種別モデル年収平均ランキング2020(1~50位) | マイナビ転職

平均して銀行よりも年収の低い業界に転職する場合はもちろん、同程度の平均年収の業界への転職でも銀行出身の方は年収が下がってしまう事が多いです。

その理由は、銀行の業務が専門性は高く、汎用性が低いものなので、他業界へ転職する場合は未経験からの転職になってしまうことが多いためです。
未経験での採用ならば、当然経験のある方よりも提示される年収は低くなってしましますので、銀行から転職する際は、年収が多少ダウンすることも覚悟しておく必要があります。

銀行の業務は専門性が高すぎる

他業界で活かしにくい傾向にある銀行での経験ですが、その専門性が求められる業界もありますし、業界が異なっても評価されやすい経験もあります。

銀行での経験を活かせる業界や職種を選ぶためにも、まずは銀行出身が転職市場でどのように評価されるかを確認してみましょう。

銀行出身は転職市場でどのように評価される?

転職先の企業が銀行出身の方の持つイメージは以下のようなものです。

  • 高学歴
  • 真面目で勤勉
  • 信頼の置ける人間
  • マナー等の社会人の基礎力がある

銀行は新卒での就職先としてとても人気が高いので、高学歴の学生のエントリーが集中するなか入社した優秀な人材、また、在職中に多くの資格を取る必要があるため勤勉な印象を持たれることも多いです。

銀行出身の方にスキル面で期待されているものは以下のようなものです。

  • 財務、法務、税務に関する知識
  • 融資業務の経験
  • 企業の経営者相手の営業経験

金融関係の知識、銀行営業の経験は転職市場で◎

財務、法務、税務の知識に加えて、企業のバランスシートを分析するなどの経験、融資の際に企業の経営者との折衝した経験なども高く評価されます。

ではこのような評価を受けている銀行出身の方にはどのような転職先が良いのでしょうか?

どんな転職先がおすすめ?

上記の評価をふまえて、4つのパターンをおすすめします。

No. おすすめの転職先 おすすめできる方 推奨転職エージェント
(a) SaaS系企業のフィールドセールス 営業職を希望する方 Wantedly(マイナビエージェント
(b) 財務・経理 事務系の仕事を希望する方 リクルートエージェント
(c) コンサルティングファーム・M&A仲介会社 コンサルティング業務に興味がある方 リクルートエージェント
(d) 金融業界 安定性を重視したい方 マイナビエージェント

(a) SaaS系企業のフィールドセールス

営業として働きたい方にはSaaS系企業のフィールドセールスがおすすめ!

銀行出身者は法人営業として引く手あまた

SaaS系企業のフィールドセールスへの転職で最も重要な銀行時代の経験は、

  • 企業の経営者との折衝した経験

自社のサービスを事業部や部署単位でなく、顧客の企業全体として利用してほしいSaaS系企業では、顧客企業の経営陣への営業が重要になります。融資の際に企業の経営者との折衝した経験が豊富な銀行出身者は非常に重宝されます。

安定した銀行業界とは随分毛色が違いますが、融資営業での経験が最も活かせる転職先です。

SaaS系企業の求人を探すなら、まずはWantedlyがおすすめです。
しかしWantedlyは転職エージェントのサポートを受けられませんので自身で適正にあった求人を探す必要があります。そこでマイナビエージェントを併用するのがおすすめです。伸びてるスタートアップが集中する首都圏の求人に強く、職務経歴書作成の段階から手取り足取りサポートしてくれて助かりました、と評判です。

(b)財務・経理

事務系の仕事を希望する方には財務・経理がおすすめ。

財務・経理職においては、銀行時代の以下の2点がポイント!

  • 財務、法務、税務に関する知識
  • 企業の決算書を分析する技能

財務、法務、税務に関する知識が財務、経理職と相性が良いことはもちろん、融資営業を通じて培った企業の決算書を分析する技能は高く評価されます。

財務・経理系の求人に強い転職エージェントを調べるために、求人数を比較しました。

エージェント 求人数(2020年9月現在)
リクルートエージェント 公開求人 1,422 件 / 非公開求人 1,977 件
doda 公開求人 430 件
マイナビエージェント 公開求人 495 件/非公開求人 592 件

上記の通り財務・経理系の求人はリクルートエージェントがもっとも充実しています。
担当の方がつくので時期に見通しを立ててテンポよく転職活動を行い切ることができたと口コミでも評判です。財務・経理系で転職活動を行う場合はまずはリクルートエージェントに登録して求人を探してみましょう!

(c)コンサルティングファーム・M&A仲介会社

コンサルティング業務に興味がある方にはコンサルティングファーム・M&A仲介会社がおすすめ!

コンサルティングファーム・M&A仲介会社においては、銀行時代の以下の3点がポイント!

  • 財務、法務、税務に関する知識
  • 企業の決算書を分析する技能
  • 企業の経営者との折衝した経験

顧客企業の課題解決のための企業の現状分析において、財務、法務、税務に関する知識や決算書を分析する技能は非常に重要です。

また、中小企業のオーナーと密にやりとりする機会が多いため、企業の経営者との折衝となる場合が多い銀行での営業経験が高く評価されます。

実際に銀行からコンサルティングファームやM&A仲介会社に転職される方は多いです。

こちらの転職体験記の方は、銀行が行う融資活動は、短期的な視点でみれば企業の存続・延命に貢献するものの、長期的な視点でみた場合、経営者の課題を抜本的に解決する取り組みとして十分ではないと考え、多くの企業が抱える後継者不在という問題をピシャリと解決する策を取れるM&A仲介会社に転職されました。

(参考:とことん働き、とことん年収を上げたくM&A業界へ転職 | ELITE Network

コンサルティングファームやM&A仲介会社への転職に強い転職エージェントを調べるために、求人数を比較しました。

エージェント 求人数(2020年9月現在)
リクルートエージェント 公開求人 9,969 件 / 非公開求人 19,976 件
doda 公開求人 1,337 件
マイナビエージェント 公開求人数 1,040 件 / 非公開求人 1,150 件

上記の通りコンサルティング系の求人はリクルートエージェントがもっとも充実しています。公開求人はもちろん、エージェントから紹介を受けられる非公開求人の数に大きな差が出ていますね。
コンサルティング系の求人で転職活動を行う場合はまずはリクルートエージェントに登録して非公開求人を探してみましょう!

(d)金融業界

安定性を重視したい方には金融業界がおすすめ!

銀行でのスキルや知識の多くが金融業界でそのまま利用できるので、転職活動でも即戦力として扱われます。経験者としての採用ですので、年収が下がりにくく安定志向の方にはおすすめです。

しかし、銀行以外の金融業界も、ノルマの厳しさや、転勤の多さやは変わりません。転職を希望する理由によっては、状況が変わらない場合もありますのでご自身の事情を踏まえて検討する必要があります。

金融業界への転職を検討するなら、マイナビエージェントがおすすめです。
マイナビはマイナビ金融エージェントという金融特化のサービスを運営するほど金融関係の求人が多いのですが、このマイナビはマイナビ金融エージェントの求人はマイナビーエージェントでも取り扱っています。

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