カンペは使っていいの?
カンペを使うこと自体は問題ありません。
面接中に緊張してしまっても、カンペなどの確認できるものがあると、案外リラックスできるものです。
万が一に備え、あらかじめカンペを用意しておくことが、状況を改善するきっかけになることもあります。
とはいえ面接では対応力やコミュニケーション力も評価対象ですので、視線を落として台本を見ながら話してしまうと、面接官の評価も下がってしまいます。
カンペを上手に活用し、面接官からより高い評価を得るために、使用の際の注意点を確認しておきましょう。
カンペを使う際の注意点
少しメモを見ているくらいで即不採用になるとは考えにくいですが、気付かれないに越したことはありません。
カンペを使う際には、面接官とのやり取りが自然になるように以下の2点に気を付けてください。
- 原稿を読んでいる風にならない
- 目線をずらさない
これらに気をつけるためにカンペの内容や設置場所を工夫しましょう。
カンペは箇条書きのメモ程度に
原稿を読んでいる風にならない方法はズバリ、原稿を作らないことです。
文章で原稿があるとつい読んでしまいもの。
初めから書かないことで、読み上げることをなくしてしまいましょう。
それでは何をどのように書けば良いかということになりますが、
- 箇条書きでキーワードをメモ
- 話の流れを図で表しておく
- 逆質問を2~3個
というような内容がよいでしょう。
原稿として使うのは絶対にNG。
あくまでも話出すきっかけを作るメモとして運用しましょう。
その他に「とにかく笑顔で!」というような、面接中に心がけたいことを常に見えるようにしておくのもいいですね。
カンペのサイズと置き方
目線をずらさないようにするためには、設置方法とサイズが重要です。
PCから面接に参加する場合は、Wordやメモ帳などを使います。
画面を分割して、片側では面接用のオンライン会議ツールを、逆側ではメモ帳を開いておけば画面から目線を外さずにいつでもカンペを確認できます。
スマホから参加する方は、カンペを実際にスマホの周囲におく必要があります。
大判サイズの付箋にメモをして、数枚だけスマホの下部に貼り付けるのがおすすめです。
不格好ですが目線がずれることはありませんし、はがれても下に落ちるだけなので画面に映りこむ心配もありません。
リハーサルでカンペを使う練習をしよう
Web面接に参加する際には家族や友人に依頼して、当日のツールでリハーサルを行いましょう。
カンペを実際に使用して、目線の動きや話し方が不自然でないかを確認してもらいましょう。
その他映像や音声のチェックを行うためにもリハーサルは必ず行いましょう。
リハーサルでのチェックポイントも含め「Web面接参加までにすべきこと」のチェックリストを用意しました。
万全の準備をしてWeb面接に臨みたいという方はもちろん、手早くやるべきことを知りたいという方もぜひご活用ください。
- 必要な準備が一目でわかる。事前準備の抜け漏れを防止
- 準備の際の注意点も確認。
- Excelが無くても大丈夫。Googleスプレットシート版で手軽に編集可能
こちらの記事ではチェックリストに沿って準備する際の注意事項などを解説しているので合わせて確認しておきましょう。
Web面接の練習は転職エージェントを利用しよう
転職エージェントとの面談もWeb形式に
従来、転職エージェントは転職サイトとは異なり、登録後に対面での面談が必要でした。
その手間と引き換えに、転職サイトにはない非公開求人の紹介や応募書類の添削、模擬面接などができるのが、転職エージェントの最大の魅力でした。
しかし、現在は新型コロナの影響もあり、転職エージェントの仕組みが変わりつつあります。
対面式の面談は、求職者とキャリアアドバイザーの双方に移動のリスクと濃厚接触のリスクが発生するため、登録時の面談から転職活動中のカウンセリングまでをWeb面談に切り替える転職エージェントが増えてきているのです。
Web面接対策に強い転職エージェント
転職エージェントを利用して、キャリアアドバイザーのWeb面接で事前に練習しておきましょう。
転職エージェントは「マイナビエージェント」がおすすめです。
マイナビエージェントは面談回数やサポート期間に制限がないため、何度でもWeb面談の練習をすることができます。
とにかく求職者第一の手厚いサポートで、口コミ評価も抜群です。
次におすすめなのが「リクルートエージェント」です。
サポートの質はマイナビエージェントに劣りますが、求人掲載数では業界最大手の転職エージェントです。
リクルートエージェントの魅力は、非公開求人が多いことで、思わぬお宝求人に出会える可能性があります。
転職サポートは「マイナビエージェント」、幅広い求人検索は「リクルートエージェント」と使い分けると良いでしょう。
まとめ
ここまでWeb面接でのカンペの使い方をご紹介してきました。
メモとしてキーワードや話の流れを整理しておくことで、スムーズな受け答えする手助けになります。
トラブルや緊張で頭が真っ白になってしまったときの、お助けアイテムを用意しておける点もメリットの一つですね。
Web面接ならではのアイテムとしてカンペをうまく利用して、面接官の印象をより良いものにしましょう。