物流業界への転職。将来性抜群の成長産業に注目!


ライター:LeoOkamoto
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物流業界内でのステップアップはもちろん、異業種からの転職もおすすめ

最近通販を利用する機会が増えたという方は多いのではないでしょうか。そんな皆さんの便利な生活を支え、成長を続けているのが物流業界です。
物流業界は今や日本有数の成長産業ともいわれる産業になっています。

EC市場の拡大で将来性は抜群

物流業界が今後も成長を続けていくといわれる最大の理由はEC市場の拡大です。
下記のグラフはBtoC-ECの市場規模を表しています。

EC市場規模

(引用:物販のEC市場規模は10兆円突破! EC関連調査データと2020年トレンドと予測

2019年のBtoC-EC市場規模は10兆515億円で、5年前の約1.5倍に拡大しています。
これは既に百貨店やドラッグストアの市場規模を超えており、コンビニの市場規模約12.2兆円に迫る勢いです。
ECの拡大に牽引される形で物流業界も成長しています。
特に宅配便は活発に利用され、取扱件数は直近5年間で20%(約7億個)増加しています。

宅配便取扱個数の推移

(引用:令和元年度 宅配便等取扱個数の調査

EC市場の安定した拡大の恩恵を受け物流業界の将来性は抜群といえます。

3PLの浸透で求人が変化。

詳細は次項でご説明しますが、近年物流業界では3PL形態の浸透に伴いSEや物流コンサルタント、営業、カスタマーサポートなどこれまでの物流業界には少なかった職種も増えてきました。

多様な職種の求人の登場により、業界内でのキャリアアップの選択肢が拡大。
異業種からの転職のでも前職の経験を活かせるチャンスが広がってきています。

IT技術による効率化で人手不足は解消傾向。所得も増加

また少しずつではありますが、年間所得も増加しており、以前から問題視されていた時間外労働も徐々にですが減少しはじめました。

ドライバーの年間所得額の推移

(引用:物流を取り巻く動向について

ドライバー時間外労働

(引用:最近の物流政策について|国土交通省

これは政府による法整備のほか、IT技術の導入による効率化が要因と言われています。
成長産業として注目を集めていることもあり、AIやビックデータを活用したサービスは目覚ましい発展を続けています。
物流サービスを扱うスタートアップ企業が数多く立ち上がっており競争も活発化、さらなる効率化が進み長時間労働や人手不足の解消に向かわせています。

そんな物流業界への転職でおススメの職種はあるのでしょうか。

物流業界での仕事選び

物流業界には、未経験でもはじめやすい仕事や、キャリアアップにおすすめの仕事など魅力的なものが多くあります。

こちらでは業界経験の有無に応じて以下の仕事をご紹介していきます。

業界未経験者でも入りやすいお仕事は!
業界経験者のキャリアアップに!

業界未経験者でも入りやすいお仕事は!

  • カスタマーサポート
  • 営業
  • システムエンジニア
  • 倉庫管理

カスタマーサポート

異業界からの転職でおすすめなのがカスタマーサポートです。
物流業界ではイメージしづらい仕事かもしれませので、おすすめの理由をご紹介します。

物流業界では3PL形態が一般的になってきています。

3PLとは、サードパーティーロジスティクスの略で、「企業の物流業務をすべて物流会社が担う」という意味です。これにより物流に特化した企業がより効率的に物流を管理するようになってきました。

3PL企業が提供するAIやビッグデータを用いたシステムは、効率化を図るため多くの現場で導入されるようになってきています。

他社にサービスを提供するうえでトラブルに対応するためのカスタマーサポートが必要になってきたのです。

カスタマーサポートの仕事は比較的未経験の方でも応募しやすいものが多いです。
また、業務を行ううちに業界知識も身に付きやすいのが魅力です。
カスタマーサポートで得た業界知識を足がかりに物流業界でのキャリアアップも視野に入れられます。

カスタマーサポート向けの志望動機
私は新卒で入社したアパレルメーカーで、EC部門で3年間勤務してまいりました。
在庫の管理や発送も自社で行っており、商品の配送業務は主に私が担当しておりました。
このたびは御社の配送サービスのカスタマーサポートの募集を拝見し、発送業務での経験がお客さまのお悩みの解決に役立てられるのではないかと考えご応募させていただきました。
POINT

前職の経験が、顧客対応に活かせることを示すのがポイント。物流サービスへの理解があることを示せるとなおよい。

営業

営業職も3PLの浸透で増加した仕事の1つです。
物流業界の営業は多くの場合が法人営業になります。

ECサイトで商品を販売しているが、商品の保管や配送は物流会社へ委託するという企業は多いです。
そういった企業に自社の物流サービスを利用してもらうために行うのが物流業界の営業です。

採用の際は物流業界での経験はもちろん評価されますが、営業職としての経験を求められる場合が多く、カスタマーサポートと同様に異業界から参入しやすい職種です。

システムエンジニア

システムエンジニアは物流のIT化が進むなかで求められるようになってきた仕事です。
大手物流会社はもちろん、物流サービスを扱うスタートアップ企業も増加しているため、エンジニアはまさに引く手あまたです。

倉庫管理

倉庫から店舗までの入出荷と商品管理などが主な仕事です。
商品の仕分け、検品、納品書やリストとの照合、在庫管理、梱包、出荷明細の作成など様々な業務でのトラブルに対応する必要もあります。

近年はAIやビックデータを用いた効率化が活発に行われており、それらを扱うIT関係に強い人材が近年求められるようになったきました。

未経験の場合は倉庫内の作業から任され、徐々に管理業務に移行していく形が多く未経験でも始めやすい仕事と言えます。
また倉庫管理として経験を積み、物流コンサルタントや物流企画へのキャリアアップも望めます。

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業界経験者のキャリアアップに!

  • 物流企画
  • 運行管理

物流企画

物流企画は、製品を市場へ届けるため、在庫管理や配送ルート、スタッフの配置などを構築・運用する仕事です。

何を・いつ・どのように出荷すれば最も効率がよく、コストも下げられるかを考え、そのために必要な手配を行うのがミッションです。

メーカーの物流部門で自社製品の物流管理全般を担当する場合や、運送会社でクライアントの製品の配送を引き受ける場合があります。

人気の職のうえに募集も多くありませんので、経験者でも転職は容易ではありません。
マイナビエージェントなどの転職エージェントを利用して、募集の情報を見逃さないようにしましょう。

物流企画向けの志望動機
私はコンサルティングファームで4年間、物流戦略コンサルタントとして勤務してまいりました。
物流ビジネスには思い入れもあり、いつかは物流会社で大規模な物流ネットワーク構築や事業戦略を手がける仕事に関わりたいと考えていました。
この度通インターネット通販の事業会社である御社が、新たな物流体制を構築するプロジェクトを立ち上げると伺いました。
前職で多くの事業会社の物流改善を図ってきた経験や視点を生かす絶好のチャンスだと考えご応募いたしました。
POINT

前職の顧客だった事業会社への転職ということで、これまでの経験や視点を活かせることをアピール。

運行管理

クライアントの要望や運ぶ荷物、納品時間、配送先への距離、業務量のバランスなどを考えて、配送トラックとドライバーを手配し運行スケジュールを組む仕事です。

物流企画が大きな方針を決める仕事なのに対して、倉庫やセンターでの日々の運行を任されるより現場に近い仕事になります。

ドライバーとして経験を積んだ方が運行管理者の資格を取得してキャリアアップされるケースが多いです。

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