1月の求人・求職状況
トピックス
11月の有効求人倍率が発表。
昨年4月から増加が続いていた求人倍率は、今月は前月と同水準の1.35倍にとどまりました。
また、求人数および求職者数も直近の3か月は減少傾向が続いています。
一方で、前年同月で見た新規求人数は増加しています(8.7%増)。
産業別では、「宿泊業・飲食サービス業」「サービス業(他に分類されないもの)」の増加傾向が続いています。その他、多くの産業で回復傾向が続いているなか、教育・学習支援業の減少傾向が目立ちます。
データ詳細
一般職業紹介状況(厚生労働省)
※一般職業紹介状況(令和4年12月分)について - 厚生労働省 - 2022年12月27日より
- 有効求人倍率は1.35倍、前年同月の0.18p増
- 求人数は前月の1.3%減、前年同月の9.9%増
- 求職者数は前月の1.5%減、前年同月の5.1%減
(引用元:一般職業紹介状況(令和4年11月分)について - 厚生労働省 - 2022年12月27日)
求人数・求職者数はどちらも減少しています。
有効求人倍率は先月と同水準でした。
11月の新規求人数は前年同月と比較すると8.7%増でした。
また新規求人を産業別に見ると、
宿泊業・飲食サービス業(21.2%増)、サービス業(他に分類されないもの)(13.2%増)、卸売業・小売業(13.0%増)などで増加、教育・学習支援業(9.4%減)で減少となりました。
1月の転職ニュース
履歴書 TOEICは平均点でも十分評価される?!
(引用元:人事のリアルな意見が明らかに!履歴書に記載してもいい「TOEIC® L&R」のスコアは何点? | PRTIMES | 2022年12月19日)
日本でTOEICを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は、TOEICの点数とキャリアの関係性にまつわるアンケート調査を実施いたしました。
まず、直近3回のTOEICの平均スコアは、591.9点(第303回)、601.3点(第302回)、610.4点(第301回)となっており、平均すると601.2点です。
こうした状況の中で、TOEIC受験経験者が「履歴書・職務経歴書・社内のプロフィール等に記載してもいい」と思うTOEICのスコアとして最も回答数が多かったのは「700点以上」でした。
一方で、人事担当者に対するアンケートでは、実際に評価するスコアの中央値は600点以上という結果になりました。
また、実際にTOEIC受験経験者のうち「希望する企業への就職や希望部署への配属など、キャリアアップやキャリアチェンジに成功した」回答者が最も多かったのはスコアが600点~700点のラインでした。
転職活動をされている方のなかには「英語力に少しは自信があるけれど、TOEICで高得点を取れるほどではない。」と考えて受験すらしていない方もいるのではないでしょうか。
平均点でも履歴書に書くには十分ですし、企業の採用担当者にもしっかりと評価してもらえますので、職種に関係なく活かせるスキルとしてTOEICを受験してみてはいかがでしょうか。
スキル 今学習すべきプログラミング言語は?
(引用元:「プログラミング言語に関する調査(2022年版)」の結果を発表。平均年収が高い言語、転職で企業ニーズが高い言語など | PRTIMES | 2022年12月20日)
ITエンジニア向け国内最大の転職・就職・学習プラットフォーム「paiza(パイザ)」は、掲載された言語別の求人票数を集計して各言語のニーズに関する情報をまとめました。
調査結果を見るとJavaScript、Java、PHP、の人気が高く上位を維持しています。
次いで、データサイエンス、数値計算、機械学習系のライブラリが充実しておりAI、統計処理、研究などで活用されるPythonがC#を抑えて4位に上昇。
その他、JavaScriptの上位互換であるTypeScript、Googleで設計されたシンプルで処理速度が早いのGo言語、Androidアプリの開発でよく使われるKotlinも人気を上げています。
ただし、掲載求人に記載された年収の平均では、Scala(682.9万円)、TypeScript(667.1万円)、Go言語(659.0万円)がトップ3となりました。
求人数では最多のJavaScriptは599.4万円で9位、2位のJavaも589.8万円で10位にとどまっています。
これは、言語取得者の人数の影響が大きいと考えられます。paiza登録者の習得率はScalaで全体の1.0%、TypeScriptで2.6%、Go言語で2.4%とどれもごく少数です。
これらの言語は、希少なスキルを持つ人材を獲得するために企業が年収を上げている状況と考えられますので、習得者数が増加すれば年収の水準は下がる可能性もあります。
逆にPythonは、paiza登録者の習得率が25.5%とJavaに次ぐ第2位でありながら、年収でも644.7万円を記録し4位の位置につけています。需要の高さがうかがえる結果といえるでしょう。
転職を機にITエンジニアやプログラマーを目指す方は、こうしたプログラミング言語の動向も踏まえて、学習する言語の選択を行いましょう。