2月の求人・求職状況
トピックス
12月の求人、求職、就職の状況を公開。
求人数および求職者数は直近の4か月は減少傾向が続いています。
求人倍率は先月、先々月と同水準の1.35倍にとどまりました。
一方で、前年同月で見た新規求人数は増加しています(4.8%増)。
産業別では、各種サービス業の増加傾向が続いています。その他、多くの産業で回復傾向が続いているなか、高水準を保ってきた建築業、製造業が減少しました。
データ詳細
一般職業紹介状況(厚生労働省)
※一般職業紹介状況(令和4年12月分)について - 厚生労働省 - 2023年1月31日より
- 有効求人倍率は1.35倍、前年同月の0.18p増
- 求人数は前月の0.4%減、前年同月の7.7%増
- 求職者数は前月の0.3%減、前年同月の6.2%減
(引用元:一般職業紹介状況(令和4年12月分)について - 厚生労働省 - 2023年1月31日)
求人数・求職者数はどちらも減少しています。
有効求人倍率は先月と同水準でした。
12月の新規求人数は前年同月と比較すると4.8%増でした。
また新規求人を産業別に見ると、
生活関連サービス業・娯楽業(18.5%増)、サービス業(他に分類されないもの)(7.9%増)、宿泊業・飲食サービス業(6.9%増)などで増加、建設業(6.2%減)、製造業(0.1%減)で減少となりました。
2月の転職ニュース
残業時間 残業時間が最も多い年代×職種は「30代×クリエイティブ」
(引用元:2022年の職種別「平均残業時間」を調査 ひと月の平均残業時間は22.2時間で、前回より1.4時間増 | PRTIMES | 2023年1月16日 )
転職サービス「doda」は、20~59歳のビジネスパーソン15,000人を対象に、職種別に残業時間を調査しました。
2022年の平均残業時間が22.2時間で昨年の20.8時間より1.4時間多くなりました。
コロナ禍の影響が落ち着き、経済活動が戻りつつあるようですが、コロナ禍以前(2019年)の24.9時間までは戻っていないという状況です。
年代および職種別の残業時間を確認すると、最も多いのは「30代×クリエイティブ」の32.5時間、次いで「30代×建築/土木系エンジニア」の31.1時間、3位が「20代×クリエイティブ」の30.9時間でした。
クリエイティブ職種は20代、30代ともに30時間を超えており、コロナ禍による各種サービスのWeb化を受けて、年代を問わず残業時間が長くなっているようです。
キャリア キャリアに対する不安は40代後半がピーク
(引用元:30代後半以降のキャリアに関する意識調査を発表 | PRTIMES | 2023年1月11日)
タリスマン株式会社が運営する人材最適化プラットフォーム「mutuly(ミューチャリー)」は30歳後半以降のキャリアに関する意識調査を実施しました。
調査結果を年代別にみると「ポジティブに捉えている」という回答は、各年代で50%前後であるにもかかわらず、40代後半では26.3%にとどまっています。
逆に「漠然とした不安を感じる」という回答は57.9%と最多で、「将来的に現在持っているスキルが陳腐化すると感じている」「リスキリングの必要性感じる」でも、それぞれ42.1%と他の年代よりも多くなっています。
これらの回答結果を見るに、40代後半はキャリアに対する不安が最も高まる世代といえます。
こうした不安の相談先としては、「業界問わず自分と同じようなポジションで業務している方」「キャリアコンサルタント」「同業他社の先輩」などが多いという結果が見られました。
また、不安の解消のために、副業・兼業によるスキルアップやキャリアの拡張を目指す方も多いようです。